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合祀神社という名前の神社(その1)

2013-01-30 | 東北にて
投稿者:鈴木小太郎 投稿日:2013年 1月30日(水)23時19分32秒

神社合祀で思い出したのですが、岩手県下閉伊郡普代村の太田名部漁港には「合祀神社」という名前の神社がありました。
いくつかの神社を合祀する場合、地域で一番重要な神社名のみを残すタイプが数としては多いのかなと思いますが、地域全体をカバーする地名、特に古い地名をつける神社も多いですね。
それが難しいときには祭神の数が五つだったら「五柱神社」にする、といった例もありますが、「合祀神社」にしてしまうのは全国的にも珍しいのではないかと思います。
私は初めて見ました。

下の写真、撮影したのは2011年8月5日です。
三枚目の写真は一枚目の鳥居を裏から見たものなのですが、

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金毘羅神社
恵比須神社
稲荷大明神
荒神社
牛頭天王
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と書かれています。

※写真
http://6925.teacup.com/kabura/bbs/6706
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『せんだい歴史の窓』

2013-01-30 | 東北にて
投稿者:鈴木小太郎 投稿日:2013年 1月30日(水)22時49分43秒

仙台市史編纂室長の菅野正道氏が『せんだい歴史の窓』という近著で神社合祀について簡単に触れられていて、行政が保管する書類上では合祀されたと扱われている神社であっても、実際には地域において存続していたものが結構あった、ということを書かれていますね。
仙台市内の事例が具体的に説明されているので、なるほどそうなのか、とは思ったのですが、それが仙台ないし宮城の特殊な現象だったのか、それとも東北全般、あるいはもっと広い範囲で見られた現象なのかは慎重に考えなければならないでしょうね。
私にとって身近な地域では、例えば群馬県はけっこう徹底的に神社合祀をやっていて、書類とのズレはあまりないように感じます。

http://www.tohoku-bunko.jp/details/00200.html

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