学問空間

『承久記』『五代帝王物語』『とはずがたり』『増鏡』『太平記』『梅松論』等を素材として中世史と中世文学を研究しています。

『せんだい歴史の窓』

2013-01-30 | 東北にて
投稿者:鈴木小太郎 投稿日:2013年 1月30日(水)22時49分43秒

仙台市史編纂室長の菅野正道氏が『せんだい歴史の窓』という近著で神社合祀について簡単に触れられていて、行政が保管する書類上では合祀されたと扱われている神社であっても、実際には地域において存続していたものが結構あった、ということを書かれていますね。
仙台市内の事例が具体的に説明されているので、なるほどそうなのか、とは思ったのですが、それが仙台ないし宮城の特殊な現象だったのか、それとも東北全般、あるいはもっと広い範囲で見られた現象なのかは慎重に考えなければならないでしょうね。
私にとって身近な地域では、例えば群馬県はけっこう徹底的に神社合祀をやっていて、書類とのズレはあまりないように感じます。

http://www.tohoku-bunko.jp/details/00200.html

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 藤浪小道具の謎 | トップ | 合祀神社という名前の神社(... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

東北にて」カテゴリの最新記事