大福 りす の 隠れ家

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国津道  第42回

2021年06月11日 22時14分59秒 | 小説
『国津道(くにつみち)』 目次


『国津道』 第1回から第40回までの目次は以下の 『国津道』リンクページ からお願いいたします。


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- 国津道(くにつみち)-  第42回



やっと社までやって来た。 ここまで不穏なことは無かった。

まずは何よりも先に曹司を呼ばなくてはならない。 社の前に立ち浅香が曹司を呼ぶ。 その背中を祐樹が守っている。

(ん? それとも上からか? 脳天直撃か?)

上を見るが、寒空に白い雲が流れているだけである。

(あれ? そういえば、お社の前には木がないなぁ・・・)

坂を上がって来て社の前までには木はない。 ましてや、坂を上がって来て左手は雑草こそ生えてはいるが広く開けている。
今まで竹箒で掃いていたのに気付かなかった。 いやそんなことを考えなかった。

「なんだ」

浅香と違う声音が聞こえ顔を戻すと、祐樹の前の空気が歪み時代遅れの衣装を着た男が薄っすらと現れた。

「うぇっ!」

「良かった、居た。 先週はいなかったみたいだけど、今日は絶対にきいて欲しい頼みがある」

薄っすらとしていた姿が段々濃くなってきて祐樹にもはっきりと見える。

(こ、これが・・・曹司)

「褌(ふんどし)もせん奴からの頼みは受けん」

それに先週はいなかったのではない。 浅香の前に姿を現す気がなかっただけである。

「まだ言ってるのかよ」

(ふ・・・ふんどしぃー・・・?)

曹司の存在におののきながらも単語に疑問を持ってしまう。

「今からお社の修理をするから見張っててくれ」

こんな所で褌論争をする気はないし、それは終わったはずだ。 それにそんなことより祐樹に何かあってはいけない、今は話を進めるだけだし、頼みごとのようには言ったが気持ちの上では強制だ。

「・・・」

「おい、今まで修理しようとしてきた人たちがどうなったか知ってるだろ」

「何のことだ」

「え? 知らないのかよ」

「だから何のことだ」

(い“い”―――)

浅香と幽霊が当たり前のように会話をしている。 簡単に受け入れられる図ではない。

「みんな死んだよ」

「なんだと!」

「本当に知らなかったのかよ。 だから取り敢えず・・・いや、取り敢えずじゃ困る。 しっかり見張っててくれ」

「亨、話を聞かせろ」

「話はあとだ。 とにかく修理してる間、目を光らせておけよ」

(あ、あさ、浅香ぁ・・・幽霊に命令すんなよぉー・・・)

祐樹の目が涙目になり唇が波打っている。

「先祖にその言い草はなんだ」

こくこくと、祐樹が首を縦に振る。 先祖だろうと何だろうと、幽霊に命令をするなんて。

「うっさいんだよ、とっとと終わらすからしっかり見張っとけって言ってんだよ!」

(浅香ぁー、やめてくれぇー。 幽霊が怒ったらどうすんだよおぉー)

「祐樹君、さっさと終わらす。 見張は曹司に任せて手伝ってくれ」

「う、うわぁ・・・」

「祐樹君?」

「だって・・・だって・・・怒ってる」

曹司のことを言っているのであろう。 確かに曹司が睨んでいる。

「放っときゃいいんだよ。 始めるよ」

浅香が荷物を持ってさっさと歩き出した。 慌てて祐樹が曹司から出来るだけ離れて浅香について行く。 その浅香が社の裏に回った。

「とにかく袋の中から全部出して」

「あい・・・」

ついて来た曹司に怯えた目を送りながらの返事であった。 浅香が笑いかけたが、そんなことをしたらあとで何を言われるか分かったものではない。

浅香がセメントの袋を取り出すと、買ってきたタライの中に入れる。 ペットボトルの水は浅香がホームセンターのトイレの蛇口から取っていた。

『調べたんだけどね、ミネラルウォーターでもいいかどうか分からなかったから。 ちょっとイタダキ』
そう言っていた。 袋に入っていた空のペットボトルはこの為の持参だったようだ。

「袋からだしたら、コテとか台紙から外して」

袋に書かれている配分を見ながら計量カップで水を入れていく。
祐樹が台紙から外したコテを手に取る。
少し落ち着きを取り戻した祐樹が基礎の石に目を送ると、一つだけ外れかけている。 いや、違う所でもズレてきているように見える。

セメントを練り終えた浅香が祐樹に軍手を渡す。 二組ワンセットだった。

「大きいけど軍手はめて。 それであの粘土工作のヘラでズレてきてるところの細かい所にセメントを中まで入れて」

「え? オレそんなことしたことない」

「僕だって初めてだよ。 初心者同志、適当でいいから。 仕上がり二の次、出来栄え三の次、一日でも持たせるつもりでいいから」

「・・・うん」


花生が大きく溜息を吐いた。

「ああ、確かに言うたが、笑うしかないのぉ」

詩甫は花生が実家に戻って朱葉姫の悪口を言っていたことが本当なのかと尋ねた。 聞いたままは言っていない。 かなりオブラートに包んで言った。

「どういうことですか?」

気だるげに花生がうなじに手をやる。
同じ女の詩甫から見ても艶っぽい。 そのまま浮世絵になりそうだ。

『朱葉姫の兄の心を射止めるのに少々とんでもない手を使った』 と大婆から聞いたが、この美しさがあればそんなことは不必要だったのではないだろうか。 大婆は性格もさほど悪いものではなかったと言っていたのだから。

「曹司もあの村も・・・甘いのぅ」

「村も曹司も・・・ですか?」

「そう・・・。 あれほど言ったのにのぅ。 曹司には期待しておったのだがなぁ」

話しが見えない。

「あのっ!」

「お前・・・もうここに来るではない」

「花生さん!」

「今度こそ殺されたいのか?」

詩甫の目が見開いた。

「花生さん・・・」

花生の身体が段々と透けていく。 透けていく後姿の花生が肩越しに振り返った。 その視線が念を押しているかのようだが、見返り美人、そう思わせるほどに美しかった。

「花生さん・・・」


浅香がセメントを塗りながら曹司に話しかける。 祐樹の心臓はバクバクと音をたてている。

「瀞謝が曹司に聞いて欲しいって言ってたんだけど」

浅香に言われ辺りに気を巡らしていた曹司が浅香を見る。
祐樹の手が止まった。 その昔、詩甫は瀞謝という名であったと聞いている。

「花生って人が亡くなる前や後に、その親族の分家や本家が社に手を合わせて謝りに来たはずだけど? 知らない?」

浅香の手は止まっていない。 思わず祐樹も手を動かす。

「謝る?」

曹司のその返事で十分だった。

「なにを」

「いい、分かった。 それで充分だ」

曹司が半眼で浅香を見る。

「ちゃんと見張っとけよ」

(だから、浅香ぁー、幽霊にそんな言い方すんなよー)

ヘラで隙間を埋めていく祐樹だが、仕事に集中できるものではない。

「曹司?」

女の声が聞こえた。 曹司が振り返るとそこに女の姿があった。

「薄姉(すすきあね)」

薄であった。

明らかに幽霊だ。 着ているものも時代の流れに乗っていないし、曹司が姉と呼んだのだから。
幽霊体が増えたということだ。 祐樹が凍りつく。

つい前、薄は社を出た時に寂れた社を見て悲しい顔をしていた。 今の社を見たくはないはずなのに。 それなのにどうして。

「朱葉姫様が心配をしておられますよ」

「え?」

「急に曹司の分霊の声がしたと言って出て行ったら戻らないと」

「あ・・・」

そうだった。 朱葉姫と話している途中だった。
薄の目が浅香に向く。

「曹司の分霊、ね?」

滅多に社の外に目を向けない薄だ。 いや、薄だけではない、今は一夜もそうである。 そして曹司と朱葉姫を除く社に居る誰もがそうだ。

浅香が作業の手を止めて頭を下げる。
浅香を見て『曹司の分霊ね』 と幽霊が言う。 祐樹の頭の中がパニックに陥りかけている。

「朱葉姫様が曹司の心配をされているの、戻らせていいかしら?」

浅香が曹司を見る。 それはお断りだという目をして。

「亨」

今にも曹司が社の中に戻ろうとする。 それほどに朱葉姫に心酔しているのか。 だが今はそれを認めるわけにはいかない。 自分の命もある、祐樹の命もある、社のこともある。

「社を今日明日に潰したいのかよ。 それに責任取れよ。 瀞謝に協力しろって言ったのは曹司なんだからな。 ちゃんと見張ってろ」

(浅香・・・)

どうして幽霊相手にそんなに強く言えるのだろうか。

「ほら、祐樹君、手が止まってる」

「あ、うん」

曹司が深く息を吐いた。 この子孫は先祖への口の利き方を全く知らない。 それに分霊であるにもかかわらず、曹司の気持ちが全く分かっていない。 今更だが・・・。

「薄姉、亨の用が終わりましたら戻りますと朱葉姫様にお伝えくださいませ」

薄が悲しそうな顔をする。 社に居る誰もが朱葉姫に微塵ほどの心配もさせたくないのだ。

「曹司・・・」

「そう時もかかりませんでしょう」

「・・・分かりました。 そうお伝えしておきます」

曹司を見て言うと浅香に目を転じる。

「瀞謝は来ていないのね?」

念を押すような言い方だ。

「下で待ってます」

(うわあぁー、曹司以外とも話すのかよおぉ・・・)

「そう・・・瀞謝と会えないのは寂しく思われますけど、朱葉姫様もご安心でしょう」

詩甫が来るということは朱葉姫の心配の種になるということ。 それを危惧して訊いてきたのか、だから念を押すように言ってきたのか。 きっとこの社の住人誰もがそう思っているのだろう。

(曹司だけが心酔しているわけじゃないのは分かってたけどな)

詩甫のことにも曹司のことにも納得をしたのだろう、薄が社の正面に向かって移動をする。 足を動かさずスッと。
祐樹の鼻水が垂れそうになる。

「亨、朱葉姫様がお待ちだ、さっさと終わらせろ」

「どんだけ上からだよ」

(だからぁー、浅香ぁ、やめてくれよぉ、そんな言い方すんなってぇー・・・)

「よし、この酷い所はこれでいいか。 祐樹君、続けて細かいところを埋めていってくれな」

「えええ!? 浅香は?」

置いていってなど欲しくない。

「社の木の部分の腐っている所に添え木を打ってるから、その間に終わらせてくれれば嬉しい」

「なに? 社が腐ってきているのか?」

思わず曹司が訊いてきた。 朱葉姫の力は削がれてはいるが、そこまでではないはずだ。

「ああ、雨が続いてたみたいだな。 酷くなってるし、これ以上放っておいて大雨が続いたらイチコロだろな」

イチコロの意味は分からないが、良い意味では無いのであろう。 大雨が来たら・・・そこまできていたのか。 朱葉姫の力はもう殆ど無いのかもしれない。 分かってはいたがそこまでとは思っていなかった。
そう思った時に思い出したことがあった。
曹司が『亨が言っておりました。 今も民は姫様の御名とお社のことを覚えていると』 そう言った時に朱葉姫が気のない返事をしていた。

朱葉姫の力は朱葉姫自身が一番よく分かっている。 それは朱葉姫が力を失くし、もう社を雨からも守ることが出来ない。 いくらも経たないうちに社が朽ちることが分かっているからこそ、民の心を想えば想うほどに悲しみがあったのかもしれない。

そう考えれば考える程、今すぐにでも朱葉姫に寄り添いたい。 社を守れない、どれだけ心を痛めているだろうか。

「さっさと終わらせろ」

「そのつもりだよ、しっかり見張ってろ」

木切れと釘、そして金槌を手に持つ。

「亨、さっきの話だが・・・」

「あとで話すって」


詩甫が山から出て道路に立っていた。 時計を見ると午後の一時になっていた。

「あ・・・」

見覚えのあるコンパクトカーが目の先を走って来ていた。
座斎の車だ。 祐樹が言っていた、座斎が凜魁高校まで車を出すと。 きっと後部座席に星亜と優香を乗せているのだろう。 星亜の祖父母の家で昼食を摂っていたのかもしれない。

「あの子、勇気あるなぁ」

詩甫の中学時代を思うとそんな勇気などない。 彼氏の祖父母の家で昼食を摂るなどと。 中学時代だけではなく未だにそんな勇気などない。
そんな思いにハッと気づいた。 運転席に座っているのは座斎だ。 車を止められたくはない。 ややこしいことはご免だ。 山の中に姿を隠す。

座斎が山近くになると周辺を見渡しながらハンドルを操作している。 だがそこに詩甫の姿を見つけることは出来なかった。

「帰ったのかな・・・」

「ん? なに?」

後部座席から星亜の声が上がった。

「何でもない」

後部座席では高校入試の話がされていた。
ルームミラーに映る優香を見る。

(この子も頭良いんだろうな・・・。 ふむ、可愛い魔法使いの服・・・いや、違うな。 それにそれじゃあインパクトに欠ける。 うん、イメージとしてはセーラーマーキュリーだな)


ようやく気になっていた部分の添え木が終わった。 腐り具合が激しいところは、無理矢理に崩して木切れをはめ込んでの添え木であった。 色んなサイズの木切れを買ってきてよかった、と今更ながらに思ったがこの添え木も知れたものだろう。

まだ腐り具合が小さいところもある。 そこが段々と大きくなって腐っていくだろうが、時間が有り余っているわけではない。 置いてきた詩甫のことも気になるし、曹司などちゃんと見張っているのか、ほとんど心ここにあらずだ。

とにかく片付けようと足元を見ると、もうセメントを塗り終えた祐樹が片付けてくれていたようだ。 足元に何も転がっていない。 セメントの付いたコテとヘラは残っていた水でタライの中で軽く洗ったようだが、水が足らなかったのだろう、タライはそのままの状態だった。

「サンキュ、片付けてくれたんだね」

浅香の手にはまだ金槌が握られている。

「ちゃんと塗れたかどうか分かんないけど」

祐樹の塗ったところを座って浅香が覗いてみる。 しっかりと中までセメントを入れているようだ。

「充分じゃない?」

「亨、終わったのか」

「一応ね、片付けたいから小川までついて来て」

「なんだと?」

「なんだとじゃないよ、これからが一番危ないってのに。 僕が死んだら分霊にした意味がなくなるだろ。 ほらついて来いよ」

タライを持つと小川に向かって歩きだした。 祐樹が浅香の後ろにすぐに付く。

「お前みたいな先祖を敬うことの無い憎まれ者が簡単に死ぬはずがないだろうが。 大体分霊なら分霊らしく・・・」

後ろから曹司の憎まれ口が聞こえるが、知らぬ顔をして浅香が歩いて行く。
曹司の存在にかなり慣れたとは言っても幽霊が怒っているのだ、祐樹がそっと浅香の服を掴んだ。

小川でタライとコテとヘラをもう一度洗いながら、あとで話すと言ったことを曹司に聞かせた。 最初は態度の悪かった曹司だったが、話の内容に眉をしかめてきた。

「人死にがあった?」

「ああ、お社を修理しようとした人達。 修理ってことだから多分男な。 山のてっぺんから落ちたり、祐樹君が聞いてきてくれたけど、尖った木に刺されたりという話もあるらしい。 それはさっき言ったな。 それとは別にお婆さん。 花生って人の親族」

「花生様の?」

「さっきの話はまだ詳しくは調べ切れてないけど、それだけは間違いないようだ」

大婆と座斎の祖父母の言ったことで、花生のことは一致していた。

「どうして花生様の?」

「さっきも言ったようにまだ調べ切れてないから本当かどうかは分からないけど、社を修理しようとした人が殺されたのは、朱葉姫の言った通り、朱葉姫が一番大切に想うことを瓦解するのを待ってる。 それなのにそれを邪魔されたから、妨害するためだったと考えられる。 だが花生って人の親族が何故殺されたのかは今のところ分からない」

大婆からは聞いているが、座斎の祖父母は違うことを言っていたからだ。 精査してからでないと簡単に口にしてはならないだろう。

「花生って人、お社に居るの?」

そっと祐樹が聞いたが、誰もそれに答えることは無かった。

曹司が僅かに下を向いた。 口を開く様子がない。

「おい、黙んなよ。 僕だってあれやこれやと考えてるんだから、知ってることがあれば情報提供くらいしろよ」

軍手をしたままタライを洗い終えた。 祐樹もヘラとコテを洗い終えている。 浅香が軍手をはめたままの状態で軍手を洗い、その次に軍手をとって手を洗い出したので、祐樹もそれを真似たが冷たい小川の水で手がかじかみそうになる。
絞った軍手でタライを拭きだすと、またしても祐樹が真似る。
その一連を見ていた曹司がやっと口を開いた。

「いつから居られたのは知らんが、山の・・・階段の途中でお会いした」

さっきの祐樹の質問に答えているつもりなのだろうか。

「社には居ないってこと?」

「ああ、この山に居られたことも知らなかった」

そう言えば曹司が浅香の家に来た時に言っていたか。 花生がこの世にいるとは思いもしなかったと。

「朱葉姫と花生って人は仲が良かったって聞いたけど、曹司たちみたいに花生って人は社に来なかったってわけ?」

「ああ。 お会いされないかと申し上げたが、是とは言って頂けなかった。 それどころか花生様とお会いしたことも黙っているようにと。 朱葉姫様が悲しまれるだろうと仰ってな」

「なんで?」

「お会いできない事情があるからと。 時折ここまで来て朱葉姫様に心を寄せている、それだけでいいからと」

丁度タライを拭き終わり、軍手を絞っていた時だった。 その浅香の手が止まった。

「階段の途中? ・・・もしかして野崎さん」

「え? 姉ちゃんが何?」

「花生って人に会ったかもしれない」

たしか・・・挨拶をすると言っていた。 それは社に対してなのではなく花生に対してなのかもしれない。 ゆっくりはしていられない。
祐樹は大婆から聞かされた話を知らない。 もし知っていたらすぐに顔色を変えただろう。

「・・・姉ちゃんも幽霊と喋ってんの?」

違う意味で祐樹の顔色が変わった。

「行くよ、祐樹君」

「う、うん」

「曹司、山の下までついて来いよ、見張ながら」

つい今しがた浅香から修理した者が死んだ具体的な話しを聞かされたところだ。 文句を言わず付いてくる。

走って祐樹に遅れをとらせたくない。 早足で歩きながら曹司に声をかける。

「社の中に道具を入れてもらえないか?」

「それは出来ん」

「なんでだよ」

小さな物は持って帰ることが出来るが、タライや木切れなどは荷物になるだけだ。 今日の作業で社がどうにかなるとは思えない。 続きが必要になってくるだろう。 出来れば使いまわしたい。

「社の中は当時のまま。 それ以外のものは受け付けん」

「ケチクサ」

「愚弄するのか!」

「浅香ぁぁぁ、怒らすなよぉぉぉ」

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