オーディオに興味を持ち始めて以来、数多くのスピーカーを使用してきた。
部屋の広さの都合で全て小型ブックシェリフのSP、最大がAR3a、
結婚、転居を機にそれでも大きすぎて手放した。
従ってフロアー型のSPを使った経験はない。
昔も今もマニアのほとんどがSPのサランネットを外している、
が私はSPむき出しは好きでなくサランネットを外したことはない。
今日も老人は暇、AV機周辺掃除、サランネットを外す、
そのまま聴いてみようか、そんな気分になり映画を観始める。
なにか艶かしいほど迫ってくる音響、いいじゃないか、と思うも一時、
7.1CH、フロントハイ、リア、全てのSPがオンキョー、白いコーン紙、SPの存在が目立ち過ぎ、
映像・音響に集中できず、落ち着かない。
急遽すべてのSPにサランネットを取り付ける。
視覚が音響に与える影響は大変大きい、オーディオに興味があったずっと昔、
数種の月刊誌、「STEREO」「レコード芸術」を定期的に購読していた、
いずれか定かではない、著名なオーディオ評論家が集まり、ホーン・ツイターの聴き比べを行った、
銘アルミ切り出しホーン・ツイター、刺激がない、ツヤが違う、揃って全員流石銘ツイター、と褒め称える、
が一人がSPの裏に回り、とんでもないことに気づく、そのツイターにコードが繋がっていなかったのだ・・・
オーディオ、五感で楽しみ、そしてそれは不合理の世界に存在し、
趣味の世界は合理性を排する事から始まる、と思う。
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