小さな苗を手に入れておよそ一年、ハクサンフウロが咲いた。
昨年の6月青木湖湖畔でたまたま目にとまった野草店に立ち寄る。お目当てのハクサンフウロがありやしないかと・・・
残念ながら店内にはハクサンフウロはなかった。念のため店主に尋ねる。
育苗中の小さな苗ならあるよ、と嬉しい返事。早速育苗室のような部屋から10数個の小さなポットを苗を持ってきてくれる。
育つだろうか、ハクサンフウロだろうか、というような葉が数枚の貧弱な苗。
だが、その小さな苗は花を見ることはできないものの立派に育った。
そして昨年秋に地植えにした苗は宿根し、春にはたくましく雪解けの大地から芽吹いた。
そしてやっと今日、初めての花が二つ開いた。その花は間違いなくハクサンフウロ。
特別な思いを抱いて初花をカメラに収める。