自分が嫌い、という人は実に沢山いますが、お付き合いすると、何とも優しく、親切な方が多いようです。不思議な話ですが、礼儀正しく、いつも人の事を考えていてくださり、私としては、その方と黙っていても安心なので、いつまでもそばにいたいくらいです。そんな方が或日、自己嫌悪感について語り出してくれました。同じ「自分が嫌い」という人間でも、その嫌いな原因は万とあるでしょうが、心理療法の立場からその遠因を分析する場合、好きなのに嫌いという意識があったり、嫌いなのに好きだと感じる事例が多いので、このあたりの洞察作業を開始します。この作業がとても難しいのです。自分が嫌いになるまでには、相当の時間がかかつています。そもそも「嫌いという感情」は、その人の生育史上の理想の領域に反するからですが、人はいちいち、その分析などしません。嫌いなものは嫌いだからです。好き嫌いという感情は原初感情といわれ、分析の必要が無いとまで言われています。嫌いなものを無理に好きだと思うと必ず身体症状が出てきます。どんな自分が嫌いなのか、その姿を見つめる為には、事前作業が必要なようです。事前作業は、どんな作業かといいますと、嫌いな人を倫理道徳を超えて、具体的に誰が嫌いかを具体的に語り合うのです。段々と切なくなりますが、その嫌いな人は自分に良く似た人がおおかったり、親のどちらかであったり、見たくない自分の心の世界に迫り出すので、とことん追求すると非常に危険になりだします。この続きは明日、書きます。
<自分は何処へ旅しているのだろうか?:77>
自分の生き甲斐を探究されている方々へ:
(1)テキスト「生き甲斐の心理学:ISBN 978-4-9903527-2-1」はアマゾンでもサンパウロ書店でも全国の書店で販売されています。
(2)気楽に広く理論だけを学習したい方は、この私のブログの左記の「カテゴリー」欄をご覧下さい。
その第1章「愛の領域」から11章(カリタス カウンセラーの基本とは)を見ながら思索すると楽しみながら勉強することが出来ます。
(3)この記事は2005年12月10日から2012年4月6日までの約6年間にわたり私が全力投球して系統的に理論を分かりやすく解説した2275回分の記事です。第1章から11章までを日常の言葉を使用ながら書いたものです。貴重な資料ですので是非大事に読んで下さると有難いです。
いつもクリックして下さり有難うございます。
人気ブログランキング
<自分は何処へ旅しているのだろうか?:77>
自分の生き甲斐を探究されている方々へ:
(1)テキスト「生き甲斐の心理学:ISBN 978-4-9903527-2-1」はアマゾンでもサンパウロ書店でも全国の書店で販売されています。
(2)気楽に広く理論だけを学習したい方は、この私のブログの左記の「カテゴリー」欄をご覧下さい。
その第1章「愛の領域」から11章(カリタス カウンセラーの基本とは)を見ながら思索すると楽しみながら勉強することが出来ます。
(3)この記事は2005年12月10日から2012年4月6日までの約6年間にわたり私が全力投球して系統的に理論を分かりやすく解説した2275回分の記事です。第1章から11章までを日常の言葉を使用ながら書いたものです。貴重な資料ですので是非大事に読んで下さると有難いです。
いつもクリックして下さり有難うございます。
人気ブログランキング