五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

成人の日

2012年01月10日 | 第2章 五感と体感


自分の行動に責任を持つことが大人の行動だということを多くの人が認識しているせいか、大人になると他者から怒られることがなくなります。

叱られたり、注意されたりすることを親からだけでなく学校とか習い事の上下関係や友人から学んでいくことで、徐々に子供から大人としての行動や考え方が身についていくのかもしれません。

子供の頃は他者が注意してくれても、大人になると「こういう人なのね」と評価され、人に信頼されるのもされないのも自分次第ということになります。

昨日は成人の日でした。
成人のみなさま、おめでとうございます。
数十年前の自分を思い出すと、今よりも老成したような考え方をしていたように思います。でも、行動は青春そのもので、返って今のほうが素直だし、肩の凝らない考え方ができているように思います。
それを思うと、老成したような考え方とか融通の利かない狭さは若者の特権のように見えてきます。

去年、大震災があったことが原因なのか、マイクを向けられた成人を迎えた方々は、身の丈に合った自分を見据えながら、一日一日を大切に生きていこうと思っていることを自分の言葉できちんと答えていらっしゃる方が多かったように思います。

二十歳という年齢は、まだまだこれからです。
希望をもって夢を実現させようとする人も入れば、自分の進む道に悩みを持つ人もいます。
自分自身の方向性は、自分の傾向から見えてきそうです。
時が熟せばそのうち変化があるはずです。

積まれゆく経験を編集していくのも自分なのだから、自分の体感を信じて進んでいけばよいのだと思います。

私が二十歳の頃は、それが見えませんでした。見えているものに厚いフィルターが掛かっていたのかもしれません。
でも、それが私の二十歳の在りようだったことは確かなようです。

人生は、いろいろあるから面白いのです。


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今日も平清盛

2012年01月09日 | 第2章 五感と体感


京都:常寂光寺から小倉山

昨日は、ワクワクしながらNHK大河ドラマを拝見いたしました。

1185年、壇ノ浦の戦いに勝ち、鎌倉幕府が成立された瞬間から始まりましたね。
私達の学生時代は鎌倉幕府は1192年からでしたが、現在の歴史教科書は、このようになっているようです。

案内役に源頼朝を配し、頼朝が物分かりの良い素直な人物像であることと政子が華奢な感じであることに違和感を感じましたが、これはこれでどのように展開していくのかドラマを見守りたいと思います。

父親を味方の裏切りで殺されたものの、清盛の温情(妻の時子の計らいでもある)で源氏のテリトリーである伊豆に流された頼朝を描きたかったのかもしれませんが、近親者であれ心を許さず、敵とした頼朝がこのような心の動きを見せたのは制作側の中にある「信じることと希望」が意図されているのかもしれません。
,,,と、勝手に解釈しています^^;

平清盛の育ての父の愛はほんとうに深いものだったようです。落胤である自分の生い立ちとの揺らめきの中、本質を見据えながら一本の軸を通した平清盛だと解釈している私は、父親の台詞にドラマが表現する通りだ、とテレビ画面に向かって一人頷いておりました。

今年は熱く清盛を語りながらの一年となりそうです。

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平清盛

2012年01月08日 | 第2章 五感と体感


横浜 久良岐能舞台


本日から大河ドラマの「平清盛」が始まります。
「夢と現(うつつ)」といえば、織田信長のイメージがありますが、平清盛は美しい夢の持ち主を語るに相応しい人物であると思います。
平清盛に関する歴史小説などを読むと、私好みの人物像が浮かび上がってきます。

表裏が解りやすく、意図することへの焦点付けがなかなか上手く、粗野であろうと思いきや審美の眼は鋭いのです。
清盛が世を取って20数年で儚く滅んでしまいますが、若き日の清盛の姿は、清々しく夢と希望に満ち溢れています。

大河ドラマは、見ている人全員が腕組みしながら評論家になります(笑)。歴史好きの人は、時代考証に関しての検証に関しても厳しい目で見ていきます。ドラマだと解っていても、ついつい口を出します。
時代の大人物の中で「素敵!」と思う人物であるだけに、私もそうとうドラマ批評していくことになると思いますが…^^;
大河が清盛の盛りを中心に描くのであれば、思いっきり描いて頂きたいな、と思います。
清盛の青春、成育史は、「もののけ」とは思いませんが、成育史による考え方は深く清盛の行動に影響していきます。
ほんとうの父とは誰なのか・・・
養父、そして実の母との確執…そして青春の学びの仲間達、そして時子との出会い…、語り出すと止まらないのでこのあたりで止めておきますが。。。

現代の京都を平安後期にシフトチェンジしながら、大河ドラマを楽しみたいです。

桓武天皇からの平家系図
藤原家の系図
源氏系図
天皇系図
そして、京都の地図を広げ、本日の大河ドラマのキャスティングにあれこれ感想述べることとなりそうです。

主役の松山ケンイチ氏には不満はございません!(笑笑)
彼がどのように演じていくか見どころです。

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来週に向けて

2012年01月07日 | 第2章 五感と体感


そろそろ「あけましておめでとう」から「寒中見舞い」ですね。
なんだかんだ作ってしまったおせち料理や保存食がようやく空っぽになりました。
お正月気分から普段の生活に戻りつつります。

年賀状は、ちょっとした一言が添えてあるだけで長年お会いしていない方々と繋がったように思い「やっぱりこの方にお出ししてよかった」と思ったりします。
常に会っている方々と年賀状のやりとりも、なんだか凛として心改まります。

インターネットで簡単にコミュニケーションを取ることができる時代ですが、葉書のやり取りは心に深く沁み入ります。

今年はお正月と成人の日が重なるような暦なので学校に通っている皆さんは得した気持になっていることでしょう。

来週から、いろいろな講座、学校が始まります。

新たな年を快く皆様と過ごしていきたいと思います。
今年も楽しんでいきましょう^^/

私も週末は、身体を整えて活動に備えます。

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不平不満と感情転移

2012年01月06日 | 第2章 五感と体感


自分の意に反する出来事があったとき、

思うようにならないことが起こったとき、

自分の孤独感を誰も気付いてくれなかったとき、

不平不満をブツブツと言うことで、自分を理解してもらいたい気持ちが出たとしたら、ちょっと深呼吸いたしましょう。

自分の吐きだした言葉は、息に乗った尊いものです。

息とは生きるために必要な呼吸のことであると同時に、自分の心と魂が複合的に現れるものだと私は思っています。

お口を大切に…

口から吐きだした言葉の傾向が、その人のお顔も作っていくようです。

言いたい事を云うことが「自然体」であるとは云えせんね…

自分の不平不満を呟く相手は、果たして自分の感情を本当に解ってほしい相手なのでしょうか?もし、本当に言いたい人に言えなくて、無関係の人に言っているとしたら、言われている人は迷惑な話です。
不平不満の言葉は、感情転移的な傾向のある人に連鎖していくように思います。

自分の吐きだす言葉を大事にしながら日々過ごしていきたいものです。

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風景の見える言葉

2012年01月05日 | 第2章 五感と体感


新春能楽番組で毎年、厳島神社の能舞台で行われている観月能が放映されました。

大潮の日を選び、秋の月を愛で、水面(みなも)に挟まれた舞台が見所となり、観客は自然とともにある精神と共に能に酔いしれます。

満潮時は舞台の下すれすれになる水面。

演目は「融」。

旅僧が京都の六条河原院の廃墟に佇んでいると、汐汲みの桶を担いだ老人がやってきます。
この屋敷に住んでいたのは、「源 融(とおる)」
かつて源融は、陸奥塩釜の景色を映した庭を拵えました。
そして、日ごと、難波の海水を汲ませ、そこで「塩を焼かせる」風情を楽しんだそうです。
その話を老人から聞くうち、暫くすると居なくなります。
そのうち、源融の化身が現れ、供養を旅僧に願います。旅僧は夢現(ゆめうつつ)見たさに一寝入りしている間、融は昔を偲び、月下で舞うのです。そして、夜明けと共に消えてゆきます。

時空を経て、六条河原院から場所は水面の淵へ。

月の光が揺れる水面を舞台に映し、舞い人を一層優美にしていきます。

都人がまだ見ぬ陸奥の風景を現代に生きる私達にも充分に想像させていただきました。いつの世も美しい言葉を紡ぐことで平安感を得る人の慾は変わらぬものだと、煌めく舞いから夢現を楽しみました。

謡いの言葉は、行ったことのない場所の風景や情景が見させてくれます。そういう力を持っています。逆に言えば、人がそういう想像力を持ち備えていることに委ねることによって演劇が発達してきたのかもしれません。

津波で流されてしまった古(いにしえ)人が愛した風景は、未だ能楽で表現され、人の心に想像させる力を充分に持っていることを忘れたくないと思いました。

東北の地で由縁のある謡いを謡う機会をつくるもの良いことかもしれません。

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生き甲斐の条件

2012年01月04日 | 第1章 意識と知覚


昨日は「謡い初め」でした。

日頃お会いできない先輩方の間に挟まれ、その謡いに委ねながらも楽しく揚々と謡う事が出来ました。
皆様ありがとうございます。

そして、懐深く温かいお心でいつも接してくださる師匠様、ありがとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。

お神酒を頂き、日本酒「菊水」から始まった宴は毎回のように快く、我が道をいく皆様の独立心にいつものように諸々教えられることが多く、やはり我が道しか歩むことができない自分自身を実感した一日となりました。

楽しい話題もあれば、体得についてのあれこれの話題も色々飛び出しました。
その中で、印象に残った話題は、自分自身の体得についてです。
その話題の中で、印象に残ったのは、
「同輩から技量についてのあれこれを指摘されるのが、一番嫌。私の師匠はあなたじゃない!!」という言葉です。
「自分の技量については自分がやらなくてはどうにもならないし、誰かが助けてくれるわけじゃない~」そんな言葉もしみじみと響き、私もほんとうにそうだなと思っています。

カウンセリングにしても、話を聴いてもらいだけなのに、悩む自分の行動や言動に対してを指摘し、まるで悩んでいる本人を諌めさせるような言葉掛けをされると「哀しい思い」を体験します。二度とこの相手には話なんか聴いてもらうもんか、と思います。

人は元来「孤独」です。

自分の心身をどうにかしていくのは、自分自身でしかありません。

自分の心身のかじ取りをするのは自分次第だとほんとうに思った時、深い孤独感と同時に自ら湧き出てくる喜びを感じたことがあります。

技術や技量は結果的に他者に判断されていくものかもしれませんが、それらを体得することは自分の生き甲斐に繋がるはずです。
孤独感と不安感をよくよく心得ている人は、不平不満があんまり口から出てきません。

自己実現と生き甲斐は、自分自身と向き合うことからしか生まれてこないものだと思います。

生き甲斐の条件は、まずは自分の孤独を知ることから始まるのかもしれません。

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箱根駅伝

2012年01月03日 | 第2章 五感と体感


お正月に毎年ブログに何を書いているか思い出すことはできませんが、ツラツラ思う事を書いているので多分駅伝ネタは欠かしていない…?ように思います。

昨年はフランスで年越し、3日の朝に帰国、帰宅したら即テレビをつけ箱根駅伝を見て、早稲田の優勝を見届けました。
でも、復路見ただけでは少々物足りません。往路も復路も見どころが私なりにあり、やっぱり往復見ることで私の一年は始まるかな、と思います。

アナウンサーが語る選手ひとりひとりの背景が深く心に響いてくるのは、私だけに起こる心情ではないはずです。
自分自身と戦っている選手の姿をまんじりと見つめることで感情移入していくと、ついつい自分と重ね合わせて人生を思索しちゃうところが箱根駅伝の醍醐味のひとつなのだと思っています。

東京から箱根の道のりも私が過去に住んだ場所と今住んでいる場所、縁のある場所が重なります。箱根の空気と湘南の空気と横浜の空気と東京の空気は自分の身体に納まっているものなので、それぞれの風景を眺めていると自分の歴史を辿っているような感じにもなります。

箱根駅伝、それぞれの楽しみ方がおありでしょう。

今年の始まりも駅伝を見ることで始まりました。
そのことに感謝です。

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年明け二日目の過ごし方

2012年01月02日 | 第2章 五感と体感




photo: Wien ハプスブルグ家の聖堂 (ウィーン少年合唱団が聖歌を歌う聖堂)


新たな年を迎え、受験生の皆さんはいよいよ本番間近となりました。
お正月どころではないと思いますが、御家族が揃って家に居ると何となくお正月気分で気持も緩められることでしょう。
美味しいものを頂き、お年玉を数え、初詣で手を合わせ、またはミサで祈り、それぞれのお正月を過ごしていらっしゃることと思います。
身体をしっかりと温めて免疫力を蓄えててくださいね。

我が家は、いつもは年の始めに小宴を催すのですが、今年は年末に催したので、あれこれと準備をする必要をする必要が無いので気楽な元旦を過ごしました。宴は楽しいのですが、これからは年末に催すのがいいかな、と味をしめています。

今日、明日は箱根駅伝です。
駅伝のコースから比較的近いところに住んでいるので数回観に行ったことがありますが、マラソン選手の走るスピードに驚かされました。
集中して燃焼するアスリートの姿は素晴らしいです。

三が日くらいは、明日の事を考えず、呑気に過ごそうと思います。

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龍が飛ぶ如く

2012年01月01日 | 悔いのない人生とは?




photo:香取神宮

明けましておめでとうございます

曇り空と覚悟しておりましたが日の出の時、太陽の光が橙色に風景を照らし、まさに御来光を感じた朝でした。

ブータン王国のワンチュク国王のお言葉通り、自分の内に棲む龍をしなやかに大きく育てていきたいと思います。

天に一筋の龍を描き、その龍が天と地を自由に舞い飛ぶ姿を観ながら元旦の日を過ごしています。
空を舞った龍が私の身体に舞い戻り、新たに宿るとその龍は、きっとますますしなやかに大きくなっていくのだと信じています。

光源氏が須磨の嵐の夜に見た住吉の龍神に重ねながら、心新たに辰の年を過ごしたい所存でおります。

各方面でお付き合いのある皆様、そしてブログを読んでくださっている皆様、今年も徒然なる文章を楽しみつつ書かせていただきます。どうぞ、よろしくお願いいたします。

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