五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

2009年09月01日 | 第9章 愛
私が心理学の学びを始めた頃は「愛」という言葉に戸惑う人が多かったように記憶しています。

10年単位の記憶をいくつかに区切ることのできるようになった年齢になると、カウンセリングの学びにおける自己事例の成育史のネタが増えるというわけです。

そんなことを自慢しても、しょうがない!ですが…

最近は大河ドラマで「愛」という兜をつけた主人公が活躍し、今回の選挙も「愛」を訴え続けていた人が人々の心を捉えることとなりました。

愛すること、愛されていることを意識し信じてみると何が見えるでしょうか?

「愛」を信じてみると、心が穏やかになります。
何故でしょうか?
それは、すでに無意識の中で「愛」を信じているからではないでしょうか?

だから「愛」という言葉に不信感や嫌悪感が湧き出たとしたら、これもまた「愛」という定義をその人自身が既に解釈し、持ち得ているからこそ、なのだと思います。

自分の将来を思い描き、言葉にして、実行していく背景には、ひとそれぞれの「愛の原型」が原動力になっているようです。

大切にされた記憶…
どのように育てられたか…
その時にどんな概念が育まれたか…
そして、その概念でどのように生きてきたか…生きているか…

「今、ここでの感情」そして「思考」「行動」には、自分の過去から現在が表現されているといっても過言ではありません。

「愛」について思索するのも混沌とした心の整理の方法の一つです。

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