五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

ここで咲く

2016年02月24日 | 第2章 五感と体感
ここで咲く2016年2月24日

「自分が置かれた場所で花を咲かせましょう」等と、最初からそれを肯定的に受け容れる事はなかなか出来ないものですし、最初から不満な現況に対して素直にすんなり受け容れる事の方が少々心配なようにも思います。

理想と叶わない理想のギャップの不満は、自分の心の状態を測る一番見えやすいところのようにも思うのですが、自分の不満が何なのかの根源を探るには、案外事象が過ぎて落ち着いた頃でないと見えてこないものかもしれません。

現状の不満と果たしてこなかった過去の不満が、いつしかごちゃまぜになり、現状の不満が、ついつい過去の不満であるかのように繋がってしまうことは、私にも時々起る現象の一つです。

つまり、過去の自分の不安感に折り合いをつけていないと、現状の不満と過去の不満の境界線が混同してしまうのです。

「自分の生育史が完ぺきである」と言い切る人よりも「自分の生育史は、足りないことだらけだ」と言い張る人のほうが、人間味を感じたりするのは、人に湧きおこる不安感は、幸福へのシグナルであることの証拠でもあるからです。

大げさに言うと、不安感がどんなものであるか知らない人は幸福感がどういうものかわからないかもしれません。
幸福感を知っているからこそ不安感が湧き上がるということです。

自分の理想と自分の不満を照らし合わせつつ、人と成り生きるための役割を吟味しつつ、迷いながら生きる事の方が人間らしく美しいと思うのです。

受験や就職活動、卒業や入学、異動や転勤、クラス替え、転職等々、人生の転機には不安と迷いが付きまといますが、必ず自分の内から答えが見えてくるので、それを信じて欲しいものです。

悩み苦しい行程があってこそ、ここで咲かせる花が美しいと思うのかもしれません。


◎○◎○◎講座生の皆様へ◎○◎○◎
琵琶湖の唐崎WSは、4月8日~10日です。今回も琵琶湖周辺の遠足を企画しております。

☆☆ ☆☆
ブログの下に掲載される広告は、私個人に関わるものではなく、一切関係ありません。有料の広告非表示でブログをアップしているのですがスマホ対応はされていないようです。

「生き甲斐の心理学/五感で観る」☆ クりック応援お願いします♪
人気blogランキング


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする