五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

生きている

2016年02月10日 | 第2章 五感と体感
生きている2016年2月10日

黒澤映画の「生きる」の主人公役志村喬のブランコをこぐ姿は、脳裏に残る印象深いシーンです。
黒澤明の「七人の侍」の面白さも映画を見続けている内に解ってきたものですが、「生きる」という映画も自分自身が歳を重ね生き続けているうちにしみじみと解ってきた映画です。
主人公が「生きる意味」を見出す事をブランコのシーンでじわじわと見ている者に感じさせる演出はとても味があります。このシーンが何故か20年、30年後に至るまで私の心の奥深くに刻まれているとは、思いもよらなかったのですが、先日ある場所で俳優の志村喬さんに似ている人にお会いしました。その方と1時間ほどお話したのですが、時間が立てば立つ程、「似ている感」が強くなってくるのです。穏やかな物腰、聴く態度、言葉の出し方等が俳優志村喬と重なり、なんだか映画の一つのシーンに入り込んだような気分になりました。

「生きる」ことを考えると、使命を課せられた様な脅迫的な受け取り方になりかねなません。でも、「生きている」ことを考えてみると、あら不思議、あたたかく受容されている様なそんな気持ちになるのです。

映画「生きる」では、自分が「生きている」ことを受容していくプロセスを描いているようにも思います。
「生きている」と「生きる」を混同すると、生きている事自体が辛くなりそうです。

「自分は、生きている。」
ブランコをこぎながら。
ここから何かが始まるのでしょう。。。

◎○◎○◎講座生の皆様へ◎○◎○◎
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