五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

高野山展

2014年11月27日 | 第2章 五感と体感
12月7日まで開催されている高野山展を観てきました。
まさに観光の展覧会です。美術館に展示する場合は、魂抜きをして、作品として展示するそうですが、私にとって仏は仏です。

国宝展と高野山展のお陰で日本のお宝が東京に大集合。

奈良の新薬師寺の十二神将や東大寺二月堂の十一面観音、三月堂の日光・月光菩薩、盧遮那仏。。。そして古墳は、古層の頂点に居る私の記憶そのものだと思うと、自分の中にある無意識の記憶が壮大であることに気付くのです。
奈良や京都、近江、熊野、日本の津々浦々を巡る旅はまだまだ私のテーマであり、身体が動く限り、フィールドに立ちたいと日本地図を眺めるのですが、好きな仏像は、何度もお会いしたくなるのです。

このたびの高野山展には、運慶・快慶の仏像が展示されています。
運慶が7体造っている八大童子像は、圧巻です。
魂が宿っているかのような、生きているかのような、ともかく今にも動き出しそうです。
その技量とセンスが抜群です。

快慶の四天王、孔雀明王も息を飲む素晴らしさ!

大きな金剛界曼荼羅も描き表装であり、これも勉強になりました。

そして、なんといっても快慶作の執金剛神立像が修復ホヤホヤでご登場。。その像の中から見つかった納付書のようなものが修復されていない状態で展示されています。12世紀ごろの紙です。その一文から作者が快慶であることが確定されたようです。
12世紀の紙の息づかいを食い入るように眺め、感じ取らせていただきました。

高野山展、お薦めの展覧会です。

大変充実した時間を過ごさせていただきました。空海に感謝。合掌

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