五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

化けた人への反応

2014年03月25日 | 第2章 五感と体感
昨晩のテレビ番組のお話です。ウクライナに住むお嬢さんが、日本のアニメに影響され、セーラームーンの様なメイクをして、暮らすことによって孤独感を癒してきたそうです。ウクライナでは変わりモノと云われ、町を歩いていても道を歩く人から奇異な目で見られます。
そのお嬢さんが、日本にやってきて、街を歩くと「可愛い~」「きれい~」という声がかかり、歩いた浅草では写メを撮る人でいっぱい。。。
温帯地域や亜熱帯地域の人々の持つ許容力だけでなく、この現象は外国からやってくる人々と交わってきた「いにしへの時代」から育まれてきているものかもしれないと、比較文化的な視点で興味深く拝見しました。

天照大神の天の岩戸の「あら面白し」(面が白い)、平安貴族の闇夜に浮かぶ白塗りの化粧も思い起こし、化けた人への憧れを持つ民衆の力にも驚きを感じました。

トリックスターを心の中に秘め、化粧や美肌に執着することに興味を持つ人もいれば、舞台を見て化けた人を見て喜ぶ人もいれば、自分が歌って舞って表現したい人もいれば、それはひとそれぞれ。人が化けることで統御感を得ることは、健康な印なのかもしれません。

いと面白し、なお話でした。



クりック応援お願いします♪「生き甲斐の心理学/五感で観る」
人気blogランキング
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする