五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

生き甲斐の心理学を学ぶ

2014年03月01日 | 第2章 五感と体感
一昨日は、東急セミナーBE「生き甲斐の心理学」でした。
たまプラーザ校は来月で丸二年となります。
もともと私が12年間ほど指導員をさせていただいている表装教室「東急セミナーBE雪谷校」が発端で、東日本大震災の半年後の10月に講座を始めました。
東日本大震災の直後から心の状態が不安定になる方も多く、その上、「自分は何のために生きているのか?」という自問自答を繰り返す方も多くなってきたことを察した講座担当者のIさんがお声を掛けてくださいました。
講座開講以来、多くの人がこの講座の扉を叩いてくださったことに深く感謝しています。

昨日のニュースで、宮城の被災者の健康診断によるデーターでは、鬱傾向の人が受診者の4割に上ると公表されました。
仕事場や学校でやるべきことに集中し、ふと家に帰り一人になると、急に孤独感が増してきたり、経験したことが頭に浮かんだり、哀しみがこみ上げてきたり、、、そのようなことを思い巡らすと、そのような気持にならない人の方が返って問題があるかもしれない、、、と、思ってしまいます。

怖くない。哀しくない。孤独じゃない。落ち込まない。愚痴も無い。怒りも無い。嫉妬も無い。。。
ほんとうに、そんな強靭な心の持ち主は果たしているのでしょうか?
「私には不安が無い」
と、言い切る人に出会うと、「何故不安が無いと言い切るのか?」という観点で私の心に興味が湧いてきます。

孤独を知っている人ほど、不安感を意識している人ほど、他者との関わりの中で自分のスタンスを上手く取ることができるように思います。

自分の主張が果たして他者からどう見られているか?という疑問を持つことが出来ている人ほど、自分が他者と分離していることを意識できている証拠かもしれません。

自分の主張、自我に揺るぎがなければないほど、他者との分離が成されていないことも視野に入れたほうが良いかもしれません。

「人の本質は不安である」という原則を大事にしたいものです。

不安感が無くては、人は危険を回避できないでしょうし、分かれ道の選択で原初感情(怖い・怖くない)を判別できません。
怖くない方向に向かうことこそ、自分自身の生き抜く術でもありましょう。
でも、それにはその人の思う正しい道しかありません。他者がいつまでも道を作るものではないのです。いつか、何らかの時点で岐路に立ち、自分で自分の道を選択する時期がやってくるはずです。それがいつの時期かも人それぞれでしょう。

人にはそれぞれの時期があるはずで、これもまた他者が無理やり手を差し伸べても解決するものでもありません。

自分の中にもやもやを感じたり、違和感を感じた時、「自分は何のために生きているのだろう?」という自問自答が自分自身で健全にできるよう、これからも共に学び続けていきたい所存でおります。
私も大いに学ばせて頂きながら、素敵なお仲間と時を過ごしていきたい願っています。

今日は、NPO法人CULLカリタスカウンセリング学会主催の「生き甲斐の心理学講座」を行います。皆様との出会いを大切に学びの時を共に紡ぎたいと思います。

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