五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

琵琶湖巡りと司馬遼太郎

2014年03月05日 | 第2章 五感と体感
琵琶湖の唐崎に向かうには京都から湖西線に乗ります。
幼い頃は、米原から北陸本線に乗っていたため、琵琶湖の風景は幼い目に焼き付いていたはずなのですが、さっぱり覚えておりません。数年前に大津周辺を廻り、いつかじっくり廻ろうと思いつつ、ついつい奈良や京都に。。。

今、夜な夜な琵琶湖の地図を眺めながら行きたいところに印をつけ、「司馬遼太郎の街道をゆく」シリーズを読み直しています。司馬さんも琵琶湖に取りつかれた時期は5年に渡って毎年京都に宿を取り、琵琶湖周辺を訪れたそうです。
時を置いて訪れることを数年続けると、咀嚼の時間が含まれ、より深い学びができるはずです。
奈良時代から平安時代の勉強が進んできたおかげで、司馬遼太郎の紡ぐ文章が段々と私の咀嚼の媒体になっています。
司馬遼太郎さんは、ほんとうに深く学びを続けた人です。
このように日本中を廻られたことを思うと、卓越した整理力に脱帽です。

そして、「点」を「線」で繋ぐセンスが素晴らしいのです。
読者にも興味の幅を広げさせていきます。

「街道をゆく」シリーズの「近江散歩、奈良散歩」の近江編を何度も読み返しているのですが、司馬さんは場に立つと見えてくるものの「見えないものを掴む力」が長けていらっしゃいます。歴史や文化、風土を学んでいるからこその見え方であり、森羅万象の本質を捉えているからこその文章でありましょう。

旅と学びを続けながら、さらに私の中にどんな点と線を描くことができるか、これからが楽しみです。

今回は天智天皇の御陵を参拝したいと思っています。そんなわけで、一気に室町までの学びもできそうです。
まだまだ私の読書と地図の確認は続きます。。。

☆☆

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