五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

琵琶湖でツラツラ

2014年03月13日 | 第2章 五感と体感
幼い頃に越前の大野に二年間住んでいたことが、自分の傾向に大きな影響を与えています。

光り輝く四国の高知から一気に北陸のどんよりとした曇り空の多い盆地に親の転勤で連れて行かれ、このギャップが私の今を成しているように解釈しています。

幼い子供は、違いや変化を理屈で考えることができません。
そのかわり、五感を使って、変化への適応を図ります。
その経験が、同じ場所で生まれ育った人とは、違い適応する力を育まないと生きていけない遺伝子が突出して働いていたのだと思います。

「どれもありだな。」

という考え方が、覚めている考え方だと云えばそれまでですが、大きく違う環境を知る自分は、確かに「どれもありだ」という学習をして育ってきているわけです。

環境によって、住まう場所によって、風土によって、風習によって人は違う考え方をし、解釈も違うことを子供の頃からじっと見続けてきたのです。

「子供の頃、無口だった」、と、言うと、ほんとうに皆様に笑われます。
無口な代わりに、周りを見渡し、観察し、自分の立ち位置を無意識に探していたようです。
この傾向は、未だに自分の傾向を支配しています。

それと同時に「私は私である」ことを段々と身体で学んできたようにも思います。

自分と他者の関係において、転勤族であるゆえに「いつか近い将来はお付き合いしている人と別れが来る」という考え方も構築されたように思います。
それが投げやりな人間関係では無く、だから故に大切にしたいという考え方が自分に構築されたことは、幸運だったと思っています。

今日は、久しぶりに関西へ赴きます。京都や大和と云いたいところですが、以前からじっくりと落ち着いて琵琶湖を眺めながら勉強会をしたいと願っていたことが叶いました。
幼い頃、米原から北陸本線に乗って越前の国を往復していたことは、私の経験の原型のようなものだと以前からツラツラ思っていました。

歴史深い琵琶湖をこれから時間をかけてゆったりと巡る時期がやってきたことに感謝しています。

今回は比叡山の袂で歴史を辿りながら有意義な時間を過ごしたいと思っています。

☆☆

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