五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

子供の成長

2012年03月03日 | 第2章 五感と体感
子供にどこまで手をかけるか…

多分、定まった答えは無いと思います。

親である自分が、他の親と比べてどのような違いがあるのかは、表面的なことは見えても実際家の中でどうなのかは見えませんので、わかりません。

ただ、親にどのように育てられているかは、子供の考え方、湧き出してくる感情、そして行動や態度に接するとジワジワと見えてきます。
このように現象として表れているを一所懸命傾聴していくことが私の役割です。

子供と接している時に、確かに背景として見えてくるものはありますが、私自身の思いこみに囚われると、大事な「ありのまま」を過ぎ越してしまいます。
だから、見えないことを推測するのではなく、事実のみと向き合っていきます。
(事実のみと向き合おうとする努力をするには、傾聴する側の、つまり自分自身の傾向を知る必要があります。相手のためだけではありません。自分のために訓練を続ける事が必要なのです。)

子供は、赤ちゃんの頃からおむつを取り替えてもらい、お腹が空くとご飯が与えられ、生活のリズムの中で、「どうすれば、自分に与えてもらえるか」を自身で体得していきます。それが、その人の持っている性質と加わり、「傾向」となって「現象」として表れます。自分自身が生き延びる術を身につけていきます。

それが、「思考と感情と行動」なのです。

「自分がどうすれば、生き抜いていけるか…」

どんなに幼い子でも、答えに向かって「思考と感情と行動」が働くのです。

高校の卒業式を皮切りに、中学校、小学校、大学や専門学校等の卒業式が次々と行われていく季節です。
学年も切り替わり、子供達も心を新たに、なんらかの目標を持つことでしょう。
子供達と共に、子供を育てる私達も、新たな目標を設定し、今までとは違う子供への接し方を考え改める時期でもあると思います。

子育ての仕方で、親として卒業するものは何か、そして、どんな切り替えをしていくかを考えることは、成長している子供への受容に繋がっていくはずです。

「子供の成長を見守ること」と「子供を守ること」分けて考えてみると、思索しやすいかもしれません。

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