五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

他者の常識と私の常識

2011年08月08日 | 第2章 五感と体感
他者の常識と私の常識。

自分と他者との違和感を自分がどんなふうに折り合いつけるか、理解するか。

日本人同士の場合、言葉が通じるので、相手の持つ不安感からなんらかを読み取ることができたり、きちんと話し合う事で理解することが可能です。
でも、日本の外を出ると、それがままならないことを多く経験します。

ある人の厚意がきっかけで立ち上がった某国少数民族の奨学金をなんとなく手伝い出して2年目。
昨日は、その会の総会でした。

そこで会の顧問をしてくださっている方が、支援している少数民族の成り立ちから地形、経済状況、隣接する某国との関係、資源、そして彼らが「朝起きて寝るまでの日々の生活」を見てきたままを語ってくださいました。
この「見てきたまま」がとても重要なのです。

小さな会ですが、私なりに15年続いてきた意味も解っているつもりですが、どうも支援者の心情ばかりが聞こえてきて、支援する側の状態がとても見えにくく、自分の中で、何を意識しながら関わっていこうか悩んでいました。

顧問のYさんが、見てきたままを話してくださり、その話に自分の心情を加えず、そのままを聞くことができたときに、支援する相手の顔が見えだしてきたのです。

「朝起きて、寝るまでの行動」を聞くことの大切さをしみじみ感じました。

支援する側の心情ばかりが私の心情にまとわりついていたせいで情報を与えられても何か腑に落ちないものを感じていたのですが、ようやく何の真実に対して何が必要なのかが、ようやく見えてきたわけです。

何が真実かはわかりませんが、事実を読み取ることを心がけたことで、少なくとも私自身こんがらがっていたものがほぐれ、すっきりしました。

今後、粛々とサポートしつつ、シンプルな支援をしていくことが出来ればよいかな、と思います。

☆☆
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