Gil Evans -2-
写真は「Bud and Bird」
1-Heroes & Anti-Heroes
80年にNYで録音され,そのまま眠っていた興味津々のライヴ。ピアノとアルト/ソプラノ・サックスが,両者の持ち味を最大限に活かしながら重なりあう。雰囲気あり。諦観のなかに潜み,ときにキラキラと輝くパッションのほとばしり,味わい深すぎる。演奏:ギル・エヴァンス(p)
リー・コニッツ(as,ss)
2-Bud and Bird
ギルのマンデイナイト・オーケストラのライブ録音。ルー・ソロフらのソロは快調,そして何より若手リズム陣を中心にしたアンサンブルがスリリングで生気に溢れた快作。昔の様な「驚き」はないものの,老いて尚ギルサウンド健在を印象づける一枚。演奏:ギル・エヴァンス&マンディ・ナイト・オーケストラ
3-Live At The Public Theater
何かにつけて小器用でソツのない音商人が増えていくなかで、ギルの音を聴いているとああ職人だなあと思わずイレ込んでしまう。80年のこの傑作ライヴも、その熟達の技の冴えが随所に聴かれる。菊地、ピーターソンらのソロもいい。充ちて足りる90分間。演奏:ギル・エヴァンス(ep)菊地雅章,ピート・レヴィン(key)ティム・ランダース(eb)ビリー・コブハム(ds)アリリオ・リマ(perc)アーサー・ブライス(ss,as)ハミエット・ブルーイット(brs,afl)ジョン・クラーク(hr)ルー・ソロフ,ジョン・ファディス,ハンニバル・マーヴィン・ピーターソン(tp)ジョージ・ルイス(tb)デイヴ・バージロン(tb,チューバ)/録音:80.2
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2007-04-28 17:55:58
cosmophantom