Mr.コンティのRising JAPAN

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忙しかった Perth 中国対オーストラリア

2007-03-29 | Football Asia
Perth はもう何度も来ているがここはオーストラリア大陸の西端。東海岸と異なり他に大都市がないのでここで発着する時はどちらかが早朝か深夜になってしまう。今回は深夜のパース脱出だ。その上見本市に出展参加したので連日10時間近く立ちっぱなし。さらに最終日は後片付けの為に寝床に就いたのは午前二時。もうへろへろに疲れた Perth での数日間だった。
それでも天候に恵まれ連日の快晴。今年はここも気温が高く。日課の朝のジョギングは快適だった。本当は毎朝あと10分か15分ずつ走る時間を長くすれば良かったのだが、俺も歳だなぁ..

浦和REDS がSydneyを後にして二日後の3月24日。中国の 広州YueXiuShan Stadium, にオーストラリア代表 Socceroos が乗り込んで中国代表との一戦に臨んだ。

最近のオーストラリアのホテルは値段が上がった。その上豪ドル高(それとも円安?)のダブルパンチで三ツ星クラスのホテルが関の山。従って部屋にはテレビはあるが当然試合を中継する FOX Sports チャンネルなどは映らない。ホテルから約3分歩いた所にスポーツバーらしきものがあったのでそこでテレビ観戦をする事に。 Guinness 1杯と小さなポテトチップスの袋が一つ付いてもう AS$14.50 ( 約1,450 ) 文字通り Pay per View か?
しかし試合はもう前半も45分を過ぎたロスタイムに突入していた。既にオーストラリアが2点をリード。Kewell, Aloisi そしてCahill 抜きでも中国相手でしかもアウェーで2点をリードするのだから恐れ入る。それとも中国が弱すぎるのか?しかし、後で分かった事だが、この日の中国代表のスタメンには 孙继海、郑智,邵佳一の欧州勢や杜威(昨年短期間だが Celtic に在籍)と言ったスターも含んでいた。

前半が終わるとコマーシャルを2、3挟んですぐに後半が始まった。中国は肇俊哲に替えて周海浜が投入される。そして開始早々に董方卓がドリブルで右サイドを突破しライナーのクロスが入る。僅かに李金羽に合わなかった。董方卓は2003年に大連実徳から Manchester United にスカウトされ、 Antwerp に貸し出された後Manchester United に戻ってきた中国の22歳のスターだ。49分には邵佳一が中央からドリブル突破。DF3人に囲まれながらもシュートに持ち込む。邵佳一も2002年のシーズンからBundesliga のTSV Munchen に移籍。現在は同じくドイツのEnergen Cottbus に所属する。51分にはまたも董方卓がドリブル突破を試みると Stefanutto が思わずファールで止めてFKを与える。そのFKを董方卓がちょん出しして郑智が強烈なショット。しかしGK Shcwarzer の正面に。郑智は今シーズンから Charlton Athletics でプレーをする中国期待の選手。だから10番なのか?52分には右から、曹阳のクロスが入るが中の李金羽にわずかに合わない。しかし李は Kisnorbo に引っ張られたと激しく抗議。53分にはまたも董方卓がドリブルシュート。54分には左サイドでロングフィードが毛剑卿に渡りゴール前に迫るところを Lucas Neil が倒してストップ。これでオーストラリアのファールは10になった。毛剑卿は上海申花所属のMF。次はACLでの浦和REDS 戦でどんなプレーを見せるのだろう。
開始10分間、まるで練習のハーフマッチの様にオーストラリアコートでしかボールが回らない。 その状況はさらに続き、58分に左サイドを邵佳一が郑智とのワンツーで抜け出しシュート。しかしこれはオーストラリアDF陣が何とかコーナーへ逃れる。その直後に邵佳一が下がり替って韓鵬が投入される。65分中国にこの日最大のチャンスが訪れた。右サイドを郑智が突破 Stefanutto がまたも振り切られてゴールラインすれすれの位置からマイナスのクロスが走り込んだ李金羽に入りそのまま至近距離からシュート。しかしGK Schwarzer がナイスセーブでコーナーに。その直後 Stefanutto は A-League Newcastle Jets 所属のJade North と交替でベンチに下がった。しかし中国の攻勢は止まらない。67分には董方卓の絶妙の浮玉のパスに韓鵬が走り込み惜しいシュートを放つ。
Arnold 監督はたまらず Holman に替えて Melbourne Victory のFW Archie Thompson が投入される。前線でためを作りたいのか?それが功を奏したか?71分には Thompson の突破から Beachamp が右サイドで粘りクロスを入れるとフリーの Viduka が。しかし、Viduka のヘッドは
徐云龙がクリアー。しかしこれが後半オーストラリアの唯一のチャンスであった。
以降は更に中国の攻撃が続く。73分には董方卓の右からのクロスを毛剑卿がヘッドで落としたこぼれ球を御大、孙继海がシュートに持ち込むが GK Schwarzer が弾いてコーナーに。75分には右から繋いで曹阳がミドルを放つ。75分には毛剑卿に替って阎嵩が投入され、その直後に Mark Viduka が観客の声援に?拍手で応えながらベンチに下がり Scott MacDonaldが入る。 Duke 貴方は今年の9月はどこでプレーするのですか?
79分には李金羽が Jade Smith を振り払い放ったシュートはGK正面。
李金羽は山東魯能泰山でプレーするが、このチームからはこの試合4人の選手が選出された。他はFW韓鵬、GK李雷雷そして MF 周海浜 の3選手だ。韓鵬以外は3月7日にHindmarsh Stadium で行われた ACL で Adelaide United 戦にスタメン出場し Adelaide を破っている。参考までに大連実徳と上海申花からは3人ずつが選ばれている。 中国もこれ以降はスタミナが切れてきたのか?それともオーストラリアが次々に新しい選手を入れたからか相手ペナルティーエリアが遠くなってしまった。オーストラリアは Bresciano に替って Newcastle Jets の Nick Carle, Sterjovski に替って Perth Glory の Colosimo Simon のA-League 勢が投入された。そして結局後半は両軍得点なく前半終了時のスコアー 2-0 のままタイムアップ。相変わらず中国の決定力不足は日本の以上に重症だ。しかし、ロングパスの強さ、正確さそして選手の突破力。これは日本選手ではあまり見られない。シュートにまで持ち込むのは昔から中国の方が日本より可能性がある様に思えるのは変わらない。この日もシュート数を比較すると中国12に対して勝ったオーストラリアは7だった。それだけに戦術などがもっとしっかりすればと勿体なく思う。
一方のオーストラリアは冒頭でも述べたが、このメンバーで中国相手にこれだけ結果を残すのだから、ここに Kewell や Cahill, Aloisi が加わればと思うと….しかし後半 Schwarzer の出来がもし普通であったら失点は免れなかっただろう。ただ Kewell はアジアカップに間に合うかな?
それにしても日本代表は折角 高原、中村が合流したのに対戦したのがペルーの2軍とは…..
韓国もウルグアイと試合を組むのなら日本とやれよ… と思えてならない。よほど今日本を相手に戦える状態ではないのだろう…..
オシム監督アジアカップは大丈夫ですか?日本は2連覇中と言事実を知っていますか?それとも取るに足らない大会とでもお思いですか??????いやそれは Match Make をする協会に言うべきか??

オーストラリア代表: 1-Mark Schwarzer; 4-Patrick Kisnorbo, 2-Lucas Neill, 10-Michael Beauchamp; 6-Luke Wilkshire, 13-Carl Valeri ( 90分 15-Jacob Burns ) , 8-Brett Holman ( 69分 19-Archie Thompson ) , 3-Shane Stefanutto ( 66分 20-Jade North ) 21-Mile Sterjovski ( 85分 14-Colosimo Simon ) , 9- Mark Viduka ( 76分 17-Scott McDonald ) , 23- Mark Bresciano ( 80分 7-Nick Carle ).
Substitutes not in use : Michael Thwaite, Ryan Griffiths, Brad Jones (GK).

中国代表:1-李雷雷,;7-孙继海、2-杜威、13-徐云龙、12-曹阳;17-杜震宇(37分,11-董方卓)、15-肇俊哲(46分,8-周海滨)、16-毛剑卿(75分,20-阎嵩)
10-郑智、6-邵佳一(57分,19-韩鹏);9-李金羽(83分,28-王栋)


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