Mr.コンティのRising JAPAN

マスコミの書かない&書きそうもない!スポーツ界の雑学・裏話を、サッカーを中心にコメントを掲載していきます。

日韓対決今度こそ……

2011-01-25 | Football Asia
昨年11月、商用先ではアジア大会で日本選手団の好結果が届くのを糧に仕事をこなしていた。云うまでも無く男女のサッカーの結果を知る度に力が湧いてきたが25日、驚きのニュースを朝鮮日報の日本語版で目にした。

ア大会ハンドボール:韓国女子、日本にまさかの敗北
広州アジア大会では25日、女子ハンドボールの準決勝が行われ、韓国は日本との準決勝で接戦の末、28-29の1点差で敗れ、大会6連覇を逃した。韓国が日本に敗れたのは、2007年の北京五輪アジア予選に続き2度目。韓国はハンドボールがアジア大会の正式種目に採用された1990年の北京大会以来、06年ドーハ大会まで22戦無敗だった。
韓国は前半10分、5-5から連続5得点を許し、前半を11-15で折り返し、後半18分には17-25と最大8点差をつけられた末に敗れた。韓国は後半にオ・ソンヒが4得点を挙げるなど猛追したが、及ばなかった。 韓国はこれまで五輪で金メダル2個、銀3個、銅2個を獲得するほど、世界トップクラスの実力を誇るが、この日は守備が崩壊し、攻撃もノーマークチャンスを何度も逃すなど、拙攻が目立った。
イ・ジェヨン監督は、「慢心してはいけないと戒めたが、ミスが多すぎた。責任を痛感する」と話した。

それまで日本女子ハンドボール代表は韓国代表に対して3勝しかしたことがなかった。(はずだけど…) その3勝のうちの1つが昨年8月カザフスタンで開催された北京五輪アジア予選。しかしこの勝利は “カザフスタンを勝たせる為の中東の笛が日本に有利に働いたもの” と日本協会関係者も認めている。

日韓女子ハンドの力関係は日本が韓国を苦手にしているというよりもソウル、バルセロナ五輪で金メダルを勝ち取り、欧州の列強と堂々と肩を並べる韓国とは完全に“格が違う”と言える関係だ。
その韓国を相手に勝利を収めた女子ハンド代表チームの快挙を相変わらずマスコミは取り上げない。
9得点の藤井紫緒、6得点の植垣、5得点の中村香理、東濱裕子に早船愛子姫、3年前の北京五輪予選で覚えた名前が…. 彼女達の快挙に私は“全ての球技に置いて恐韓症はもう取り除かれたのだ….”と勝手に自己宣言した……

      

Asian Cup の準決勝戦は日韓対決となった。この2年間で4回目の対戦となるが、そんなに立て続けに対戦するなんて有ったかなぁ….とまず思った。
イランとの準々決勝を見た時には両国ともちょっと調整、仕上がり具合が日本と違うなぁ…どちらが勝っても.苦戦するやろなぁ….と思った。
そして70年代からサッカーを見て来た私はあぁ韓国かぁ…(さっきの自己宣言は何じゃ? )とやや悲観的になった。
Asian Cup での直接対決は確か4回目。それまでは1勝( 2-1 1968年大会 )1敗 ( 2-0 1988年大会 ) 1分 ( 0-0 2007年大会 ) 以外に対戦が少ないのは日本がこの大会に積極的に代表を送らなかった時期が長かった事と日本が本格参加を始めた時は日韓両国シード国となり決勝トーナメントに入らないと対戦機会がなかったからだろう。

アジア杯サッカー:日本戦に向け課題山積み 朝鮮日報より (1)
終盤の体力と集中力韓国はイラン戦で、前半のゲームを支配した。中盤で強いプレスを掛け、主導権を握った。
だが、後半に入ると動きが目に見えて重くなった。体力が低下してプレスが甘くなり、イランに頻繁にカウンターを許した。シュート数は、前半は6本対1本で韓国が上回っていたが、後半は12本対13本でイランが優勢だった。
日本との準決勝は、体力が鍵となる。韓国は準々決勝で120分の死闘を繰り広げた上、試合スケジュールも不利だ。準決勝まで中3日の日本に対し、韓国は中2日しかない。趙監督は、23日には練習をせず、終日オフとすることを決めた。

かつては韓国に90分間力で押し切られる事が常だった。
しかし1992年のダイナスティカップ以来、試合終盤になると韓国選手達ががっくりと運動量が落ちる試合が多く目に就く様になった。 日本の個人技術の高さと戦術が韓国の独特の強さをフェードアウトさせられるようになった。
しかしこれは対日本戦に限らずアジアの中でも80年代で既にイランやサウジアラビアそしてクウェートと云った西アジア、中東の列強を相手にした時に既に見られていた。さきのイランとの準々決勝もそうだった。
日韓共に日本が1日インターバルが長い事が日本有利なポイントと指摘しているがそれはどうだろうか…メンタルも大事なスポーツ。勝った後の疲労感は敗戦後のそれとはまったく違う。 韓国の疲労をあてにしている様では勝てないと思う。

(2)不正確なクロスと低い決定力 
「スペイン式のサッカー」を目指す趙監督は、速いテンポのパスゲームを強調する。イラン戦では精密なパスワークで休みなくイランのゴールを脅かした。クロスの数では韓国が37本で、イランの18本を上回り、コーナーキックも韓国の6本に対し、イランは2本にとどまった。左右サイドからの攻撃はイランより圧倒的に多かったが、ゴールに結び付くものはなかった。決勝ゴールは、ユン・ビッカラムの個人技から生まれたものだった。現代サッカーでプレッシングが強調されるのは、結局はゴール前でチャンスをつくるためだ。韓国は、ボールを持つ回数は多かったが、決定的なシュートチャンスをつくれなかった。
趙監督は「シュートのタイミングが少しずつずれており、シュートに対する欲が足りなかったのが残念」と語った。また、日本戦については「より速く緻密なサッカーをしなければならない。決定力も上がると信じている」と話した。

サイド攻撃は日本も課題だ。得点をみるとセットプレー(レバノン戦の吉田)やシリア戦の岡崎が貰ったPKやカタール戦の3得点の様に中盤からのワンタッチでの展開や長谷部のスルーパス等から創られたチャンスからだった。サイドの崩しが少なかったのは引いた相手が中を固めて来た為だ。 韓国は対等な相手。かえってサイド攻撃の機会が増えるかもしれない。それは韓国も日本をそう見ている事だろう。

(3)李正秀の抜けたセンターバック
韓国の「アキレスけん」といわれるセンターバックは、課題を抱えたままだ。最も信頼の厚いセンターバックの李正秀(イ・ジョンス)は、警告累積で日本戦に出場できない。李正秀はイラン戦終了後「仲間たちがよく戦ってくれるはずだ」と話したが、表情は暗かった。
センターバック二人の組み合わせは、いっそう難しくなった。イラン戦にフルタイムで出場した黄載元(ファン・ジェウォン)は、守備全体をリードするには力不足だ。郭泰輝(クァク・テフィ)は1次リーグの2試合で相手にPKを与えており、洪正好(ホン・ジョンホ)は大舞台での経験が足りない。ワールドカップ(W杯)南アフリカ大会で韓国のセンターバックを統率した趙容亨(チョ・ヨンヒョン)は、今大会では出場機会がない。
日本は、準々決勝のカタール戦で2ゴールを決めた香川真司らFW陣のスピードが優れている。センターバックの吉田麻也がカタール戦で退場処分を受け、準決勝には出場できないが、韓国も李正秀が出られないため、条件は同じだ。 これも日韓共に当てはまる課題。 

韓国は愛するサンガでプレーした李正秀が累積警告で出られない。
愛するサンガから唯一 Asian Cup に参戦している郭泰輝はどうも趙広来監督から信頼を得られていない様だ。趙容亨 と洪正好ではないかな…個人的には郭泰輝が観たいんだけど….
日本のCBは誰だろう。カタール戦で雪辱ゴールを決めた伊野波を吉田の替りに使っても面白くないかなぁ…

      


アジア杯サッカー:準決勝を制すのは?=韓日戦 朝鮮日報より
似たスタイルの日本を破るには?優勝まであと2歩というところまで来たが、決して容易な戦いではない。韓国は25日午後10時25分から、カタール・ドーハのアル・ガラファ・スタジアムで、決勝への切符を懸けて日本と対戦する。
通算対戦成績は40勝12敗21分けで韓国が勝ち越しているが、韓日戦には常に張り詰めた緊張感が漂う。ライバルとの一戦に負ければ「逆賊」になるということは、選手たちも分かっている。だから日本戦は気持ちの戦いなのだ。
「憎む者同士は似ている」という言葉がある。今大会の韓国と日本は、似たようなチームカラーで優勝を目指している。ショートパスを重視する基本的なプレースタイルをはじめ、要となる選手、弱点などもそっくりだ。

■どちらが「バルサ」に似ているか基本フォーメーションは4-2-3-1だ。
韓国はチ・ドンウォン、具滋哲(ク・ジャチョル)が攻撃をリードし、日本はワントップの前田遼一をトップ下の本田圭佑が支えている。中盤で短いパスをつなぎながら、相手にプレッシャーを掛ける攻撃スタイルも似ている。
趙広来(チョ・グァンレ)監督は「日本はパスがいいため、より速く精密なプレーで相手を抑えたい」と語った。両チームとも、速く正確なパスを主体とした「スペイン型サッカー」を目指している。スペインのスポーツ紙「マルカ」は「韓国はアジア・カップで、FCバルセロナに近づいている。ショートパスと速いポジション移動を武器に、攻撃を展開している」と報じた。
一方の日本も、同様の称賛を浴びている。カタールのブルーノ・メツ監督は「日本は『アジアのバルセロナ』といえるほど、組織力が優れている」と評価した。

日本の勝利数を12としていたのは意外だ。 
“私の記録”では11勝だ。1992年と 1995年のダイナスティカップでの勝利はPK勝。公式記録では引分けとされるところ。また 1995年のダイナスティカップで派遣されたのは韓国五輪候補チームだった。先述した 1968年の Asian Cup 予選での勝利を入れたら12勝になるけど。
まぁ2005年の東アジア選手権以来日本は韓国に勝っていないんだけど…

ワントップの池東元は19歳。先のAFC U-19 で日本 U-19 は彼に翻弄された。
今大会2得点だけど共に格下のインド戦。しかし怪我で合流出来なかった朴主永の代役と云うよりもこれからも充分に起用されるのではないか?
今大会3得点の具滋哲はイラン戦ではアジア大会では“ライバル”尹比家林 ( ユンピッカラム ) にポジションを奪われた感じだったがこの Asian Cup では起用に応えていた。イラン戦までは。
そのイラン戦で決勝ゴールを決めたのが尹比家林。このどちらがスタメンだろう? 具滋哲がスタメンか…
韓国は4試合で8得点。日本は11得点。しかしインド戦と無気力だったサウジアラビア戦は割り引いた方がいいだろう。そうすると韓国が4得点、日本が6得点。韓国がオーストラリアと対戦した事も考慮すれば互角の実績か…
日本が気をつけたいのは立ち上がり。サウジアラビア戦では開始数十秒であわや失点のピンチがありカタール戦でも立ち上がりに失点を喫した。
中2日の韓国は全力で先制を奪い、あとは守りを固めるか….

■中盤を守るベテラン対決 
ベテランMFが攻守の要となっている点でも、両チームは似ている。韓国は、国際Aマッチ100試合目となる朴智星(パク・チソン)、日本は、すでに代表100試合を超える遠藤保仁が戦術の核となる。背番号は二人とも「7」だ。 朴智星は左サイドのMF、遠藤は中央の守備的MFとポジションは異なるが、中盤で攻守のラインの間隔やプレスを統率する点では似ている。遠藤は「京都でチームメートだった朴智星との対決が待ち遠しい」と話した。 両チームの得点源となっているのは、共に21歳の具滋哲(ク・ジャチョル)と香川真司。具滋哲は今大会4ゴールで得点王争いに絡んでおり、一方の香川も準々決勝のカタール戦で2ゴールを決めている。二人ともアシストも2本決めており、チャンスメークの能力も高い。


何と言っても朴智星。
かつては愛する京都サンガでプレーし天皇杯優勝を置き土産に渡欧したアジア屈指の選手。今大会の彼を見ているとやはり役者が一枚上手。ポジショニング、局面を好転させるワンタッチパス、強いドリブル、早い攻守の切り替え。イラン、オーストラリアの選手達は誰も彼を止められなかった。彼を止める事よりも、彼の仕事量を最小限に食い止めねば。 どうすればよいのだろうか…
イラン戦では具滋哲が無得点だった。 尹比家林の個人技で決勝点を奪ったけどサイド攻撃なくして大会制覇は考えられない。( もっとも日本に勝ってほしくないけど。) 香川がようやくゴールを挙げられる様になった。これで彼への警戒が強まり他の選手のマークが薄くなれば更に得点のチャンスが生まれる。日本は韓国戦3試合無得点。5年ぶりの勝利に繋がる得点をここで見せて欲しい。 

  

■センターバック、サブGKが弱点 日本の弱点はセンターバック。アジア・カップを前に、DFの要だった田中マルクス闘莉王、中沢佑二がけがで離脱した。準々決勝ではセンターバックの吉田麻也が退場処分を受け、韓国戦には出場できない。世宗大のイ・ヨンス教授(KBS放送・解説委員)は「チ・ドンウォンがDFの間でスペースをつくり、李青竜(イ・チョンヨン)や朴智星のスピードでサイドを揺さぶる『陽動作戦』に出れば、日本のDF陣の組織力を崩せる」と語る。
韓国も、李正秀(イ・ジョンス)が警告累積で出場できないため、センターバックのコンビに頭を悩ませている。また、ゴールを守る守護神が、共にW杯南アフリカ大会で正GKに昇格したという点でも共通している。
日本は、正GKの川島永嗣を除くサブGK2人に、国際Aマッチの出場経験がほとんどない。韓国も、鄭成竜(チョン・ソンリョン)の代役を務められるGKの人材が不足している。


日本DF陣が感じる脅威は朴智星もそうだけど平均身長で4cm日本を上回る高さ。キムシンウォクの様に 190cmを越える選手もいる。 それにしても韓国の若手はタレント揃いだ。 李青龍 ( Bolton ) 寄誠庸 ( Celtic ) 、池東元 洪正好  HSV ハンブルグのソンフンミン( 孫興民 )。だけど 2002年組も朴智星 ( Manchester United ) と車ドゥリ ( Celtic ) 李栄杓 が残っている。 バランス結構取れていると思う。 
それにしても本当に欧州のクラブはよく選手達を放してくれたと思う。
それが無ければ大会の面白さは半減しただろうし、中東、西アジア勢が上位を占めていただろう。

 

私の予想するスタメンは下記の通り

                        10 池東元

  7 朴智星          13 具滋哲      17 李青龍
                       ( 尹比家林 )

             16寄誠庸         6李容来

 12李栄杓    4 趙容亨      3 黄載源    22車ドゥリ
                ( 5 郭泰輝 )

                       GK 1 鄭成龍 

    

何人当たるか解らないけど、結果は我々の希望通りになって頂きたい…..

そして決勝戦は日豪対決になることを祈る。


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