Mr.コンティのRising JAPAN

マスコミの書かない&書きそうもない!スポーツ界の雑学・裏話を、サッカーを中心にコメントを掲載していきます。

もうすこしここに居たいなぁ.....

2006-12-10 | Football Asia
アジア大会も中日を過ぎた。相変わらず中国が“金メダル狩り”を続けているが、いよいよ陸上競技が始まる。陸上競技経験者としては楽しみな日程が続く。 こちらタイでの大会8日目のハイライトはなんと言っても女子のバレーボール。準々決勝でアジアの強豪韓国を何とセットカウント 3-1 で破って準決勝進出を決めた。こちらで中継を観ての感想だがタイの選手は本当に良くボールを拾う。また平均身長では韓国より劣っているはずだがクイックやブロックの合間をぬうように打ち込むアタックが非常に効果的であった。特にセットカウント 2-1 でリードの第4セットはデュース、デュースの大接戦。(こんな台詞かつてエースを狙えであったなぁ?)何度もセットポイントを握られながら最後のマッチポイントが決ったときは27点目であった。 実はホテルのテレビの映りが非常に悪く肝心のスコアの数字が良く見えず、私はまだ試合が決っていなかったのかと思っていた。テレビ局のアナウンサーも落ち着いた口調でその模様を伝えていたので次のセットがあると思っていた。するとコートの真中でタイの選手達が抱き合って大喜び。韓国の選手がなかなかコートに現れないのでおかしいな?と思っていたら大きくタイ国旗の上に 3と出て大極旗の下に1と出て直ぐにトーナメント表が国旗つきで写されたのでタイの勝利と次の準決勝の対戦相手は日本との組み合わせが判った。かつておかまで構成されたバレーボールチームを題材にしたスポ根というか?スポ根コメディなタイの映画があったがまさかこのチームにおかまちゃんはいないだろう。それにしても韓国の女子バレーは一体どうしてしまったのだろう?今年の世界選手権では1次リーグで敗退し、アジア大会でもベスト8止まり。平均身長では日本に劣っても高い跳躍力で日本を寄せ付けない時もあったのだが。 タイと言い世界選手権での台湾と言いアジアの中で台頭してくる足音が聞こえそうだ。
そしてタイ期待の種目の一つボクシング。アテネ五輪銀メダルの Worapoj Petchakoom と前回のアジア大会王者 Suban Pannon は準決勝に進出し目標としている“金メダル3個”にまた1歩近づいた。 バンタム級の Worapoj は地元カタールの Adel Chakeri を第1ラウンド 8-3 第2ラウンドを 11-2 3ラウンド途中で 28-8 と20点のリードしたところで Referee Stopped the Contest で試合を決めた。しかし、自分のボクシングには納得の行かない模様。カタール入りして雨が続いておりコンディショニングが容易で無いとコメント。準決勝の相手はフィリピンの Joan Tipon 強豪北朝鮮の キム・ウォン・グックを破ってのベスト4進出だ。8年前の地元開催のアジア大会で優勝したライトフライ級の Suban はイラクの Ali Hajah を 30-21 で退けた。準決勝の相手はこれまたフィリピンの Godfrey Castro 。“彼は右利きのボクサーで難しい相手ではないが油断は出来ない。”とコメント。 Castro は準々決勝ではサウジアラビアの Ali Saad Al Ahmry を2ラウンドでストップしたが、この Al Ahmry は大会直前になって地元では英雄の Harry Tanamor に替わって大会にエントリーされた。戒律の厳しいサウジアラビア。Tanamor は禁酒を破ったのかな?またこの大会で最も人気のボクサーと言われているタイの Angkhan Chomphuphuang は前回釜山大会では武術競技の金メダリスト。今回はボクシングのライトウェルター級で出場し、前回王者の韓国のキム・ジュン・ジョを 22-16 で破るなどしての準々決勝進出。相手はタジキスタンの Sherai Mamadaliev 。これまでの2試合を通じてもたった3ラウンドしか擁していない強豪だ。他にも既に準決勝にはアテネ五輪ライトウェルター級王者の Manus Boonjumnong そして 2003年世界選手権のフライ級王者 Somjit Jongjohohor らも進出を決めており、アマチュアでも“ボクシング王国”は健在だ。いやアマチュアが充実しているからプロも層が厚いのか? また非五輪種目であるが東南アジアではたいへんさかんなセパタクロー。個人種目に入り男子はヴェトナムを女子はフィリピンにそれぞれ快勝しそろって開幕戦を飾った。今度こそアベック優勝を目指す。男子の次の相手は日本そして韓国。韓国は要注意らしい。女子は日本が相手だ。 日本の男女も大和魂を見せて欲しいぞ。
そしてタイ期待のサッカーの準々決勝カタール戦がバンコック時間の午後11時にキックオフ。当初の予定ではバンコック時間の午後8時だったが、観客をより集めるため為に3時間繰り下げられた。Charnavit Phalajivin 監督は“カタールは FIFA ランク 75位だが (日本は何位だったっけ?)地元の声援がかえってプレッシャーになるであろう。要注意人物はウルグアイ生まれのストライカー Sebastian Quintana と中盤の Abdulrahman Hussin Yaser と Ibrahim Khalfan Al Khalfan ( 名前長いなぁ ) 。我々のDF Darsakorn Thonglao と Hadtaporn Suwan はかれらにスペースを与えてはならない。そしてペナルティーエリアに入れてもいけない。それにペナルティエリア付近でファウルを犯してはならない。 中盤の要 Suchao Nutnum が怪我で起用できないのは痛いが Ekaphan Inthasen を右にまわして、 Anon Sangsanoi を Teerathep Winothai と2トップを組ませる。”と記者団に答えたらしい。そして前日はPK戦の練習にも時間を使ったとか。地元新聞によるとカタール戦の GK Hathairattanakool はタイの守護神になれるか?そして Sutee Suksomkit が怪我から回復して起用できそうなのが吉報だ。 
女子は準決勝の組み合わせが決った。なでしこジャパンは韓国と。そしてもう一方の組み合わせは中国と北朝鮮。この試合はおもしろい。9月のAFC女子選手権のあの準決勝の再現だ。 
それにしてもなぜ準々決勝の試合時間をずらすのだろう?午後11時。私は機内の人となっている。 もうすこしアジア大会を“楽しみたい”のだが….


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