歩く・見る・食べる・そして少し考える・・・

近所を歩く、遠くの町を歩く、見たこと食べたこと、感じたことを思いつくままに・・・。おじさんのひとりごと

鎌倉へ行って来ました ③ 杉本寺で“または”もしかして“行基”?

2014年05月12日 | 鎌倉の風景
鎌倉へ行って来たのが4日前で8日の木曜日でした。

前回綴ったように、初っ端から、待ち受ける感動に胸をらませ、歩みを進めて数十歩でドラマは終演。かなりの意気消沈で、鎌倉への興味も、期待も、薄らぎつつ、浄妙寺の山門へ戻ったのです。

兎に角、2時間半で、片道2千円弱で、辿り着いた古都鎌倉、堪能しなければと、浄妙寺の山門から本堂を眺めたのです。


しかし、入場料?ではなく、拝観料を払ってまで見るような、建築物でも、お庭でもなく、入り口から眺めるだけにしました。もしかして? それなりの仏像があるの? まあ、今回は“原節子さん”がメインでその他の事前準備はしていません。


兎に角、“原節子調査”は呆気なく終了したので、この後の予定は、先ずは鶴岡八幡宮、そして、鎌倉大仏の見学です。この二箇所しか予定していません。

それで、この二箇所を選択したことで、後々、鎌倉が・・・・・・で、かなり、・・・だったと、いまにして、思ったり、しているのです。

まあ、兎に角、それで、約2㎞の距離、徒歩で鶴岡八幡宮に向かったのです。浄妙寺参道にも紅毛碧眼の外国観光客の姿を見かけました。さすが鎌倉なのでした。彼らは、何を見て、何に感動するのでしょう。


国際的観光地鎌倉です。横文字表記のお店が、目立ちます、並びます。海外からの客を意識して?と云うよりも、明らかに国内客を意識しての、何となく古都で?、何となくお洒落で?と云った演出? 似合うのか?似合わないのか? 似合わない!


店名は横文字、メニューはカタカナ。


この道は、金沢街道と云うそうです。


見下ろすと、こちらは、とても、とても、古都鎌倉の趣が・・・。


家内手工業的で、素朴で、鄙びた、蒲鉾屋さんです。蒲鉾は新鮮!そうです。


初めて街道に面したお寺が見えて来ました。杉本寺です。


見上げると、ずっと、ずっと、ずっと、石段が、上へ、上へ、上へ、と続き、見ただけで、うぇ~!となり、登坂を断念。


傍らの案内板に眼を移すと、鎌倉最古、奈良時代、行基、の文字に食いつき、おャ、こりャ、やっぱり、参拝してみるか、と思い直したのです。


でも、しかし、“・・・本尊の十一面観音像三体は、国または市指定の重要文化財でうち一体は行基の作・・・”との説明文の「または」に、興味を削がれたのです。本日はとてもテンションが低いのです。

いつもは、昼食までの午前中はテンションが高く、午後の後半戦から、少しずつテンションが下がり、集中力が下がり、好奇心が下がり、体力が下がり、除々に帰宅モードに入るのです。

“国または市指定”ですか?「または」はないと思います。この表現には、“三体”の十一面観音像には、国指定の観音像、市指定の観音像、何処の指定も無い観音像の三体が祀られている?と考えたりして・・・。 

当然“行基の作とされている”観音像が国指定だと思います。“されている”は“もしかして行基作?”程度で、それにしても、行基が仏像を彫るの? 何となく、仏像としての美術的価値は低くいような?行基作に重点が置かれた指定のような?

それなりの物語があるほど、それなりに資料的な価値も、見る価値もあると思いますが、今日のテンションでは、「または」「されている」の文字で盛り下がり、観音像への参拝は、“またの機会”に!と決定。

金沢街道を進みます。70代の夫婦連れとすれ違います。十年先の後ろ姿?


今回は“下見”なのです。本番の為に、それなりの調査をしなければなりません。


それでは、また。


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