歩く・見る・食べる・そして少し考える・・・

近所を歩く、遠くの町を歩く、見たこと食べたこと、感じたことを思いつくままに・・・。おじさんのひとりごと

薄熙来氏の失脚?で思いを巡らす

2012年04月20日 | 雑談
重慶市の市長で、党中央政治局員で、次期常務委員会入りが噂されていた薄熙来と云う人が失脚したようです。

常務委員と云えば、中国共産党の最高権力機関です、たぶん9人で構成されていたと?そして、このメンバーが、党も、国家も、軍も、司法も、警察も、全ての権力を握るのです。

そして、今年は、その最高権力機関の人事が入れ替わる年、当然、これは一つの政治権力闘争なのでしょう。中国では、かなり、凄まじい闘争を経て、権力を上り詰めていくそうです。命がけの闘いのようです。

そして、この時期に、腹心の部下が米国大使館に亡命し、奥さんの不倫相手と噂されている英国人の殺人事件。誰が仕組んだのか? それとも、事件を利用して薄熙来氏を失脚させたのか?

奥さんの方は起訴が確定したようですが、薄熙来氏の方の処置はまだ決まっていないようです。最悪、二人は共に死刑になるかも知れません。

野田総理が消費税に命がけで取り組むのと、かなり、かなり、異なるようです。野田総理の命がけは、あくまでも政治生命ですから、中国の命がけは、敗れたらホントに命が亡くなるのです、死んじゃうんです。

日本の命がけと、中国の命がけと、異なる背景を持った政治家が、対等に外交交渉が出来るのか? これは、ホントに、かなり、ヤバイと思います。

以前、いつだったか、菅総理と温家宝首相との会談場面で、菅総理が緊張し過ぎで、縮こまり、器の差がもろに映し出されたことがありました。

最近の日本の総理大臣は、政治家は、どうして、理念も、知性も、指導力も、根性も、度胸も、国家のトップに相応しいレベルとは、かなり、かなり、ほど遠い、フツウの人ばかりなのか?

何か、見ていると、もしかして?、俺だって?、あの位は? 何て、ことを、誰しもが、思うほど、隣のオジサン的な首相ばかりです。小選挙区になってから、政治家もみな小政治家になってしまった?

だから、こうなると、見た目に、勇ましく、単純で、強気で、頑固で、遠くで、大声で、吠える、タイプに人気が出るのかも知れません。

このタイプは判り易く、何だか、何か、やってくれそうに見えたりするのです。

石原都知事の尖閣列島の買い上げ発言は、背景にどういう外交戦略があってなされたのか?強気の発言だけなら、いつでも、誰でも、出来るのです。強気だけでは外交交渉はできません。

もしかして、たぶん、敗北感?に打ちひしがれた日本人に、誇りとか、自信とか、矜持とか、もう一度ニッポンとか、世界のニッポンとか、大国日本とか・・・・・・何て、ことなのかも?

世界から尊敬を集める大国日本に! 何か、とても、気持ち良くなる、心地良い響きです。オリンピックの東京開催も、“もう一度ニッポン”の発想なのでしょう。

世界から、尊敬される為には、経済力、軍事力、政治力が、とても、とても、必要であり、中国を刺激して、緊張感を煽り、対決姿勢を強めることで、国内体制を再編する・・・・・と考えている?のかもです。

経済は失われた10年が20年になり経済は停滞し、基地問題でアメリカに云いように扱われ、尖閣列島では中国漁船の船長に舐められ、韓国とは慰安婦に竹島問題、ロシアとは北方領土問題・・・・・・。そして、北朝鮮のミサイルと核。

ここは、一発、日本も、核兵器を、航空母艦を、ミサイルを、原潜を、国産の戦闘機を・・・・・・、何て、ことは、受け入れる下地が出来つつあります。

米国の、中国の、韓国の、ロシアの、日本に対する政策には、それなりに文句はあるのですが、でも、そこは、それで、大人のやり方で、それなりに、ケンカをしないで、それ相応のお付き合いするしかありません。

それに、米国は、アジアで、日本、中国、韓国が仲良くなり、一つの経済圏、政治勢力になることは、国益に反するのです。領土問題、慰安婦問題は米国が仕掛けた罠かも?

それと、現実問題として、互恵平等な関係には、対等な政治力とか、対等な経済力とか、対等な軍事力とか、そんな事が必要なのでしょう。それには、やっぱり、それなりの政治家が必要に、それには、それなりの国民が・・・・・・それなりに必要なのでしょう。

ホントに、ホントに、これから、日本はどうなるのか? それには、オジイサン、オバアサンでも、オジサンやオバサンでもなく、オニイサンとオネイサン達の出番なのです。

それで、デカイ声で、デカイ事を云う奴には気を付けましょう。特攻精神は、清く、貧しく、美しいのですが、あとは、かなり、かなり、とても、とても、悲惨なことになります。

それで、薄熙来って何て読むの?中国読み?日本語読み?どっちも判らん!

中国では、日本人の名前を日本読みにしているの?たぶん、中国読みでしょうね。でも、最近の日本は中国読みの表記が増えています。

それにしても、石原都知事は、シナと呼んだり、シナ人は民度が低いと云ってみたり、対等と云うよりも見下す事で、単に、優越感に浸っているようです。

フツウのオジイチャンなら何を言ってもいいですが、首都の知事ですし、新党を結成して、再度、国政に挑戦する?ようですし、排外主義的な主張で国内世論を扇動するの無責任です。それでは中国と変わらないです。

フツウの国民は、単純で、判り易く、勇ましい、そんな主張に惹かれるものです。中国との問題は、外交交渉ではなく、軍事的な手段で解決する他は無い!と思うのであれば、ハッキリと、判り易く、政策として掲げて下さい。いくら何でも、そんな政策は表だって掲げる訳無いか。

それで、もし、選挙に勝利して政権政党になったのなら、それは、それで、民主主義ですから、しょうがないでしょう。

まぁ、そんな政党が少数国会に議席を持つのは、それなりに、外交交渉で使えるかもしれませんが・・・・・・。

だんだん、かなり、ヘンなところに、はまりこみそうなので、このへんでお終い。兎に角、これは“雑談”です。


以上、お終い。


それでは、また。



コメント
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