歩く・見る・食べる・そして少し考える・・・

近所を歩く、遠くの町を歩く、見たこと食べたこと、感じたことを思いつくままに・・・。おじさんのひとりごと

ダットサン販賣所からスカイツリー

2010年08月02日 | 東京の風景
7月22日よりお休みしてしまいました“スカイツリーシリーズ”の復活です。

それで、左手にスカイツリーを望み、下町のこんな通りを歩いています。

曇り空のこんな日に、こんな寂しげな路を、ひとりトボトボ歩くのも、とてもイイものです。


“小梅通り整骨院”ですか、と、云うことは、ここは小梅通りと云うことになります。


昔は“接骨院”いわゆる“ほねつぎ”と云う看板を良く見かけましたが、最近は“整骨院”の看板が目に付きます。

折れた骨を接合したり、はずれた関節を元に戻したりする、“ほねつぎ”と、骨を整える整骨院との違いは何なの?


“今日も元気で診療中”ですか・・・、まぁ、確かに、診療する方が元気でないと、治るものも治らないですからね。それにしても、“ちょっこし”微笑ましいです。


これまた、江戸情緒と云うか、落語の世界と云うか、“講”なんてものは、今では、日常、ふつうに、目にしたり、耳にしたりすることが無くなりました。


下町では、まだまだ、こんな、“講”が日常の風景なのです。“成田山向島一心講事務所”なかなか結構な看板です。“一心講”はとてもイイです。

観光バスなど仕立てて、年に一度“こころひとつ”にして、成田山新勝寺にお詣りするのでしょう。

曇り空の下、灰色の町並み、灰色の交差点。


この灰色の“日伸”さんは、何を営んでいるのでしょうか・・・・・・。


下町の灰色の風景にスカイツリー。


灰色のなかに、真っ赤なカンナ。


こちらも、モルタル外壁の塗装が、長いとしつき、雨風陽射しに晒されて、色落ち、苔むし、地肌を露わにしています。


看板の文字をよく見ると、


何と、何と、“ダットサン”の、


“販賣所”とあります。


ダットサンの文字と、販賣所の文字の高さのズレにも、とても時代を感じます。“有限会社向島モータース”は、まだまだ現役のようです。


もしかして、あと十年も経てば、東京都により“重要指定文化財”として登録される、かも、知れません。

今でも海外では日産より、「DATSUN」ブランドの方が通りがよく、日産としても復活を検討しているとか、いないとか、何て、噂があるようです。

もうすこしで、スカイツリーの真下に到着します。



それでは、また明日。

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