鬼平や竹鶴~私のお気に入り~

60代前半のオヤジがお気に入りを書いています。

お気に入り1737~ゆきの美人

2019-02-08 12:44:00 | 鬼平・竹鶴以外のお気に入り
今回のお気に入りは、「ゆきの美人」です。

昨年末「美酒復権」を読み、日本酒業界に革命を起こしたNEXT5の酒を味わってみようと思い、まずは栗林酒造店の「春霞」から入門しました。
普通酒(ピンクラベル)なのに、フレッシュさと酸味が特徴的なとても美味しいお酒でした。
舌の肥えた息子も「美味しかった」と褒めていました。

今回NEXT5の第2弾として選んだのは、秋田醸造の「ゆきの美人」。
「1.8Lで3,000円以内の純米酒」という個人的な晩酌酒の条件にぴったり当てはまる2種類を味見しました。
純米酒と純米酒完全発酵です。

まずは強く興味を持った「完全発酵」から味わいました。
商品説明を引用します。
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米の旨味を残しながら、後味はさっぱりという辛口純米酒です。
旨辛で爽やかな酸味・香りの調和が特徴です。
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完全発酵は、いろいろな意見があるのですが、一般的には、もろみの発酵で、酵母がもろみの中にある糖分をすべて分解する事を言います。
醸すのに使った、酒造好適米「出羽の里」は、お米の中心の心白が大きく、味わいが出やすいと言われています。
ゆきの美人完全発酵は、ゆきの美人らしくグラマラスな酒質ではありません。
酵母に糖分を食べつくされるのでさっぱりとした味わいの中に酒米からくる旨味がジワーーと感じられます。
ゆきの美人らしいしっかりとした酸が後味の綺麗さを演出しています。
辛いと言うよりは引きが良くドライな印象です。
新しい新境地を開いたゆきの美人 辛口純米 完全発酵 をお試しください。
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純米酒の完全発酵ってどういうモノ?
「酵母が糖分を食べつくす」まで発酵を進めたという説明から、超辛口をイメージしました。
一口味わって、驚きました。
これまで味わった日本酒の中で最も強い酸味を感じたからです。
アルコール発酵が進み過ぎてビネガーになったのでは?という懸念が生まれるほど。
その直後酸味は純米酒本来のさわやかな旨味にかわり、すっと消えていきました。
なるほどこの引きの良さは、商品説明にあった通り、まさにドライ。
これはさっぱりしていて飲みやすい。
何杯でも飲めちゃいます。
飲み過ぎに注意しましょう。

次は「ゆきの美人 純米酒」の予定ですが、完全発酵1.8Lを飲み切ってからなのでもう少し先になります。



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