鬼平や竹鶴~私のお気に入り~

60代前半のオヤジがお気に入りを書いています。

お気に入りその1738~俳句入門2

2019-02-11 12:02:23 | 鬼平・竹鶴以外のお気に入り
今回のお気に入りは、俳句入門2です。

以前、テレビのプレバトに触発されて俳句作りをしたくなったと書きました。
その後、現代俳句協会のホームページですすめしていた歳時記と国語辞典を購入しました。
持ち歩くことを考え、できるだけコンパクトなものがいいと思い、選んだのは次の通り。

①歳時記
『合本俳句歳時記』(第三版)角川書店

②国語辞典
『パーソナル現代国語辞典』(学研)

これで準備万端です・・・と書いている内に、昨年「コケ」で失敗したことを思い出しました。
「ときめくコケ図鑑」他2冊、ルーペ2種、最新デジカメを用意したにもかかわらず、コケの観察を断念したのです。
その最大の理由は「コケの同定がとても難しい」ことが判明したからです。
妻の植木鉢に、コケらしきモノが生えていました。
デジカメで撮影し、パソコンで大きく拡大した写真を図鑑と照らし合わせ、種の同定を試みました。
ついにコケの名前が判った!と思い喜んでいたら、その後そのコケ?が成長し花を咲かせました。
コケに花が咲かないことくらいは知っていたので驚きました。
これはコケではなくごく普通の植物だったのです!
そんな区別もできないとは何とも情けない、トホホ・・・。
そこで別のコケを採取してナイフで1株を切り分け、ルーペで観察をしてみたのですが、今度は種を絞ることさえできませんでした。
ここでようやくコケの観察がとても難しいことに気づきました。
それから急激にヤル気を失い、今に至ります。

話が横道にそれ過ぎました。
今回の「俳句入門」は、ここまでの経緯が「コケ入門」とよく似ています。
あのときの二の舞になるのではないか?ともうひとりの自分が問いかけます。

そんな不安を抱きながら、生まれて初めて手にした歳時記を開きました。
前書きにあった寺田寅彦の「歳時記は日本人の生活のインデックス」という言葉が目を引きました。
日本人が長い時間をかけて練り上げてきた、季節を表す美しい日本の言葉、それが季語なんだ、と理解しました。
これまではテレビを見ながら
「何で○○が春の季語?」
「約束事が面倒くさい!」
などと考えていましたが、歳時記を読むことで日本の文化や伝統を学び直すことができることを知りました。
まずは少しずつでも歳時記を読もうと思います。
季語には、それを使った秀句が添えられているので勉強になりますし、きっと自分で俳句を詠む参考になります。

本書には新暦2月~4月を春、5月~7月を夏、8月~10月を秋、11月~1月を冬として、2000を超える季語が収録されています。
今は枕元に置いて拾い読みし、その季語を使った秀作俳句を鑑賞しています。
これに夏井先生の解説が付いていたらとても勉強になるんだけどなあ、と思いつつ。
急がず少しずつ楽しみたいと思います。

ちなみにひとつ気になることが。
北海道の実情と季語が合わないのです。
本州では2月は梅が咲いていますが、北海道は極寒の世界です。
あまりに違いすぎます。
「2月=春」の季語で北海道の実情に合ったものを探していますがなかなか見つかりません。
みなさんどうしているのかな?

こんな素朴な疑問も学んでいくうちに解決するのでしょうね。

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