粋なオヤジになりたくて

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Mariah Carey - America The Beautiful 1990

2007-01-28 | 音楽で振返る90年代
 
 どんな曲でも巧みな唱法で独特のマライア節に変えてしまう5オクターブ(ピアノ並の7オクターブはどう考えてもキャッチコピーでしょう。)の音域をもつといわれる歌姫マライア・キャリー。そんな彼女のまだ無名だったレコードデビュー前の最も初期の姿がここにある。

"America The Beautiful"はアメリカ国歌に次いで公式行事などでは広く唄われる曲だが、9.11以降もさかんに唄われてきた。国歌にありがちな過去の戦争を連想させない歌詞が重宝されている。
 
Oh beautiful, for spacious skies,
For amber waves of grain,
For purple mountain majesties
Above the fruited plain!
America! America! God shed his grace on thee,
And crown thy good with brotherhood, from sea to shining sea.
(thee/thy = Shakespeareの時代のような表現だが、youを目下として表現したもの)
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美しい広大な空よ
琥珀色に波打つ麦畑よ 
紫に輝く荘厳な山々は果実をもたらす平原の上に
アメリカ!アメリカ!主は汝に恩恵を与えたもう
冠を頂きし同胞達との幸福は大西洋から太平洋まで続く

アメリカは中国語では"美国"(日本語の米国と同じでアメリカのメの音を表す漢字)と書くが、まさにそれを地でいく歌詞の内容だ。



伝説となった90年のNBAファイナル(バックにはファイナル・カウントダウンも聴こえてくる)の全米テレビ中継で初登場したデビュー直前のマライア・キャリーの2分にも満たない唄を聴いてみよう。彼女なりにこの機会に賭けていたに違いない。もうこの時すでに常人では真似のできないマライア節の真骨頂が随所に現れている。まだ無名だったゆえにその映像は控えめだが、最後の大技であるハイノートのキメで視聴者の評価は決定的となった。カメラが Vinnie Johnson のビックリした様子をとらえている。

それにしても今では見る影もないが若干20歳のスキニーなボディーに控えめな胸が初々しい。
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