粋なオヤジになりたくて

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Love Song for Bobby Long 2004

2009-06-23 | 洋画・絵画
 
 邦題『ママの遺したラヴソング』は日本では2007年に公開された。主演のスカーレット・ヨハンソンは当時20歳、ジョン・トラボルタは50歳の頃の作品。30年前にディスコで腰を振って踊って有名となった人物とはとても思えません。主な出演者は実際は東部の人間ですが、舞台となるのはのちの2005年にハリケーン『カトリーナ』で被害を受ける前のニューオリンズの町。

 ずっと音信不通だったシンガーで奔放に生きた母ロレーンの死を知り、故郷の母の家に戻った少女パースレーンが、住み着いていた母の友人と名乗る初老の(アルコール中毒+性病)の男ボビーとその助手ローソンとの3人で奇妙な共同生活を始めるというストーリー。原題ではネタバレになってしまうが、母は少女の将来を父親ボビーに託したかったようだが、少女も父親もお互いのことを知らないまま一年以上を一緒に暮らすことになる。

 全編をYouTubeで観ることができるが、終盤のシーンを観てみよう。母の荷物の整理をしていてその手紙から本当の父親はボビーと知ったパースレーン。複雑な想いで父娘の関係を打ち明けるシーンだ。ボビーの唄う『知りたくないの』が渋いです。

How many arms have held you
And hated to let you go
How many, how many I wonder
But I really don't want to know

How many lips have kissed you
And set your soul aglow
How many, how many I wonder
But I really don't want to know

So always make me wonder
Always make me guess
And even if I ask you
Darling, don't confess

Just let it remain your secret
But darling, I love you so
No wonder, no wonder, I wonder
Though I really don't want to know
Though I really don't want to know

 そして二人で踊るシーンで流れる曲が母の遺したラヴソングというわけです。本作品では多くの文学者の格言が登場します。なかでもロバート・フロストが元大学教授でインテリのボビーのお気に入りのようで自らの墓の碑文にも引用してしまいます。


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