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えっ、ルーブル美術館がアブダビに分館 !

2008-02-09 | 洋画・絵画
(2月6日 朝日新聞)

パリのルーブル美術館が積極的なグローバル化を進めている。米国の美術館に3年間作品を貸したり、フランス国内や中東に分館を準備したり。この1年間、フランスで大きな議論を巻き起こしている世界戦略について、来日したアンリ・ロワレット館長(55)に聞いた。

■ロワレット館長「全人類見渡す美術館を」

 42歳でオルセー美術館長に、01年には48歳でルーブルのトップに就いた。いずれも史上最年少だ。年間500万人前後だった入場者が年々増え続け、一昨年、800万人を超した。「企画展を増やし、現代美術を展示したことで若い観客が集まりました」

 06年からは米アトランタのハイ・ミュージアムに3年間作品を貸し出し、約8億8000万円の寄付を得る。10年には北仏のランスに分館を作り、恒久的にルーブルの作品を展示する。設計には妹島(せじま)和世と西沢立衛(りゅうえ)のユニット「SANAA」を起用した。

 13年からはアラブ首長国連邦のアブダビにも分館を作り、30年間ルーブル美術館という名前を与えて、最初の15年はルーブルを含むフランスの国立美術館から作品を貸す。フランス政府は10億ユーロ(約1600億円)を手にする。

 特にアブダビ計画には反対の声が上がった。金のために美術品を貸すなとか、パリに来る観客を失望させるとか。前ピカソ美術館長らがルモンド紙に反対意見を発表すると、署名運動が起こり、5000人以上の美術関係者が参加した。

 「アブダビのお金で、フランスの美術館は建物改装や作品修復を進めます。アブダビでは、人類全体の文明を見渡す美術館を一緒に作っていく。分館というよりパートナー。価値観の押しつけではない。もちろん、『モナリザ』のような代表作は動かしません」

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 で、なぜ『えっ』なのかというと、実は私はこの話をずっと以前に聞いたことがあったからだ。昨年の3月に経堂のとあるラーメン屋で耳にしていたのだ。ドバイではなかったが同じアラブ首長国連邦のアブダビだったんだ。あの話は本当だったんだとビックリ。と同時に世界を牛耳る中東オイルマネーのすさまじさを実感。

 芸能人が新婚旅行に行くようなドバイにある超高層ホテルから眺めるペルシャ湾の対岸にはシーア派の国イラン。お酒は全くダメという禁酒法が制定された超禁欲的な国民には対岸の景色はどう映るのだろうか。まさに蜃気楼。

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