久々に高松出張が巡ってきた。高松空港からバスで一番の繁華街である瓦町にあるホテルを目指す。以前から一度訪れてみたと思っていた店が、その名もずばり『美人亭』。事前調査で美人の女将がやっている店ではない(失礼)とわかっていても、悲しい性だろうか、わくわくしてしまう。
20時を過ぎて入店すると、カウンターは無人だったが、小上がりには二組のグループがいた。この店は女将さんひとりで切り盛りしているようだ。
中生ジョッキを注文。カウンターには大皿料理が4つあり、そのなかからお通しが選べるということで『芝えびの素揚げ』を注文。大ぶりの芝えびが5-6尾でいきなりなかなかの味とボリュームに感心させられる。
(箸袋に書かれた美人亭の名前の由来の正体)
この店にはメニューも値段も一切なし。自分でカウンターにある数点の大皿料理を注文するか、保冷ケースにある魚を眺めながら女将さんと調理方法を決めるかのどちらかである。魚は毎日市場で仕入れているそうだ。まずは『たこ』と『さより』を刺身にしてもらった。醤油はたまりだった。
次に金陵の生貯蔵酒に切り替えて、『かわはぎ』の煮付けをいただく。これは都会ではなかなかいただけない絶品の味だった。豆腐にも味がしみてウマイ。さらに『小松菜と豆腐の炊いたん』を注文。
(見てくれはイマイチだがウマかったです)
とにかくひとりでやっている女将さんの手際がよく、注文すると短時間で調理されてでてくるところがスゴイ。今日は運良くカウンターはひとりで気さくな女将さんと話ながらゆっくりと飲めたが明日は予約で満席とのこと。今度は冬場に来てみたいものだ。地方の山海の幸をしみじみと味わえる店。計3500円也。
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