粋なオヤジになりたくて

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京都居酒屋紀行 - 木屋町『たこ入道』

2007-03-17 | 京滋阪神居酒屋
 
 金曜日の夜の木屋町は23時過ぎでもさすがにごった返していた。一人でうろついていると、歌舞伎町ならアウトとなる積極的な客引きも多い。さて木屋町の通り沿いにある『たこ入道』は客のほとんどが注文する明石焼きが売りというユニークな居酒屋だ。店内はぐるっと周囲を囲まれたカウンターのみで一人で入りやすい。カウンターにはおばんざいの大皿が並ぶ。入店時には客は初老の男性二人組みだけだった。

レモンハイ、名物の明石焼き、そしておばんざいのなかから今が旬な『筍と鯛の子の炊き合わせ』を注文。さすがに関西風の素材の味を生かす薄味だった。

(おしな書きの最初には明石焼きだけ分けて520円と書かれている)

 メインの明石焼きはご主人?が菜箸を使って器用にひっくり返して作ってくれた。タイミングを見計らってオカミさん?がきざみ生姜の入った暖かいだし汁をつくってくれる。全く言葉もかわさず、目も合わさないこの二人の息のあった連携に年期を感じてしまった。明石焼きにはおおきなタコが入っている。外側はふわふわでだし汁につける時間が長いと溶けてしまうほどだ。暖かいうちにハフハフ言いながらいただくとしよう。


10人ぐらいの若者のグループが来て騒がしくなりそうな気配に退散した。全員が明石焼きを注文したらずいぶんと時間がかかるだろうなぁと想像し店を後にした。もし京都に住んでいたら午前2時までやっているし、カウンターの片隅で一人飲む普段使いには良い店だと思った。計1400円也。
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