私の中で「昭和である」と感じるものを紹介するシリーズです。
今回は、丸めた餡に砂糖をかけて固めたあんこ玉です。
駄菓子の一種なのでしょうが祖母の好物で、よく遠藤商店におつかいに行かされたものです。
さくら餅や茶まんじゅう、四方焼き、最中などとガラス蓋の付いた木製ケースに並んでいました。
だから、駄菓子よりはちょっとだけ高級感があったと思います。
グラム売りだったような気もするのですが、記憶が定かではありません。
お願いすると遠藤商店のおばさんが、白い紙の袋に入れてくれるのです。
ああ、まだポリ袋が普及していない時代だった・・・
今回買い求めた袋には「あん玉」と表示されていたので、「あれ?うさぎ玉じゃないの?」おかしいなと思い調べてみると、ありました。
仙台駄菓子の石橋屋さんのうさぎ玉
仙台と知って納得できました。
祖母は若い頃仙台で働いていたのです。
丸くて白い形がうさぎに似ているから、うさぎ玉。
なんとも可愛らしいネーミング。
お茶とともにいただき、また昭和に浸りました。