元・副会長のCinema Days

映画の感想文を中心に、好き勝手なことを語っていきます。

チューナーをゲットした。

2006-04-28 06:45:03 | プア・オーディオへの招待

 FM/AMチューナーを手に入れた。ただし、中古品。いくつかのディーラーのホームページを何気なく覗いていたら、この“出物”を見つけ出し、店が同じ福岡県内にあることから、早速出向いて購入してきた次第。

 機種名はDENONのTU-1500AE。なんと現行機種である。しかも今年製造された物で、当機が店に“入荷”した時期を考え合わせると、前の所有者は1か月程度しか使用していないことになる。箱や付属品の一部がないことは玉に瑕だが、本体に傷もなく動作も異常なし。つまりは“新品同様”である。これが定価の半額以下でゲットできたとは、我ながら悪くない買い物をしたものだと、ほくそ笑む私であった・・・・(爆)。

 通常ステレオ用のチューナーは屋外専用アンテナが必需品だが、社宅にそんなものを付けるわけにはいかないので、窮余の策として壁にあるテレビ用共同アンテナの端子に接続してみた。結果は良好で、どの局も万全とはいかないまでも、聴き苦しくない程度には電波を拾ってくれる。FM用アンテナはテレビ用より図体が大きく、そのテレビ用でFMを受信するのは無理があるはずだが、幸い周りに障害物がなく、マルチパスの心配がなかったのも大きいと思われる。

 意外とチューナーは機種によって音がかなり違う。スピーカーやCDプレーヤーほどではないが、アナログプレーヤーのカートリッジと同じぐらいの品目別の差異が存在する。当機は厚ぼったく押し出しの強い音で、まさしくDENONのサウンドだ。番組によっては胃にもたれることもあろうが(笑)、アナウンスの声などは安定感があって聴きやすい。

 そういえば、昔はFM番組は重要なオーディオのソースであった。各メーカーはフルにラインナップを揃え、FM雑誌も4誌あり、音楽ファンはFMで新曲の情報を得て、時にはせっせとエアチェックをしていたものだ。ところが今では当機のような普及クラスのチューナーが何機種か存在する他は、某アキュフェーズの超高級機があるのみで、FMは主要ソースから撤退していった。やっぱりこれはiPodなどのポータブル・オーディオの普及で“音楽ソースは手軽に聴くものだ”という認識が広まったせいかもしれない。FM番組自体も面白くなくなり、音楽を無視して愚にも付かないトークに終始したプログラムが目に付くようになる。かく言う私もここ7,8年間はFM放送をほとんど聴いていなかった。

 でも、今回チューナーを手に入れて久しぶりにステレオでラジオを聴いてみて、やっぱりFMというのは面白いなと思い直した。確かにくだらない番組も多い。しかし、スイッチを付けっぱなしにするだけで、いろんなサウンドが入ってくるってのは(当たり前だけど)・・・・けっこう楽しい。ちゃんと聴くに値する番組もいくつか残ってるし(特にNHK-FM)、またしばらく腰を据えて付き合おうかと思っている。

 しかしまあ、もうちょっとFM局は増えて欲しいな。福岡市みたいな百万都市およびその近郊には、少なくとも10局はあって良い(現行はミニFM局を除いて4局のみだし ^^;)。
コメント
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