ちゃみおか発

鉄道写真を中心に模型工作や旅行の記録を紹介します。

【1/80】KATOとTOMIXのコキ104を比べてみた

2013年03月03日 | 鉄道模型 16番、13mm(1/80)



さて、16番(1/80スケール・16.5mmゲージ)のプラスティック製コンテナ貨車 コキ104形は、エンドウ、KATO、TOMIX の三社から発売するに至った。
実物の コキ104形は、現代コンテナ車の代表格であり、数も多い。
複数のメーカーが目をつけてもおかしくはないのだろう。

エンドウ製は所有していないので、KATO製とTOMIX製の二社の コキ104形を並べて比較した。

(コンテナを外したKATO製(左)とコンテナなしで販売されるTOMIX製(右))


KATO製は、18Dまたは19Dコンテナを搭載し、2両セットでパッケージされている。TOMIX製はコンテナなしで1両単位での販売である。
比較にあたり、KATO製はコンテナを外した状態とした。

車体の青色は、並べて見るとKATO製が少し色褪せた感じに映る。単体で気になるものではない。
この程度であれば、混結した編成も問題ないだろう。



ただし、色合いは画像と目視では異なることを付け加えておく。
確実なのは、店頭などで現物をよく見ることである。

(連結面の比較:KATO製(左)とTOMIX製(右))


よく見ると、表現に多少の違いが見られるが、大きく異なる箇所は無く、各パーツの大きさもあまり違わない。

カプラーは両車とも明るいグレーである。

(連結してみた:KATO製(左)とTOMIX製(右))


双方の車輌は連結可能だ。
走行させてはいないが、難しいカプラーではない。

(台車付近を見る:KATO製(上)とTOMIX製(下))


台車の表現には個性があって面白い。
KATO製は軸受けが別パーツで、取り付けるとコロコロと回るギミックが楽しめる。

黄色いブレーキハンドルは、TOMIX製が取り付け済みでKATO製はユーザが取り付ける。
「JRF」マークはほぼ同じだが、「突放禁止」の文字は位置と大きさが微妙に違うことが分かる。

(床下を見る:KATO製(左)とTOMIX製(右))


それぞれの車体をひっくり返して、下から見た。

(エアタンク:青色のKATO製(左)とグレーのTOMIX製(右))


ブレーキテコなどに若干の表現の違いが見られるが、並べて違和感のあるほどではない。

床下の梁と配管の部分がウェイトを兼ねているようだが、分解していないので詳細は不明だ。
13mmゲージに改軌し、ウェザリングするときにでも確認できるだろう。

KATO製はコンテナ搭載の2両セットでお買い得感はあるが、今のところ別売のコンテナはないようだ。
一方、TOMIX製はコンテナなしの販売形態であるが、別売のコンテナが豊富にあり、カラフルな編成を自由に楽しめる要素があるのが強みだろうか。

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