(長野電鉄3500系)
関東在住の者にとっては、日比谷線と言った方がピンとくる車輌です。
通勤にお世話になった経験もあり、懐かしい思いを持って廃止された長野電鉄屋代線(河東線)の旧信濃川田駅を訪れました。
(外装はステンレスのため痛みは少なく見える)
撮影は2016年10月ですが、その後12月頃に解体され現存しないようです。
(サイドビュー)
赤帯を巻いてはいますが、ステンレス車体のコルゲートや特徴的な前面上部(おでこ)を見ればやはり日比谷線なのです。
(秋の午後に佇む3500系)
銀色の車体は都心を走る姿に合うのかもしれませんが、短い編成で信州の地を駆けるのも似合っている気がします。
(2両編成で置かれていた)
解体されたのは残念ですが、長野電鉄にはまだ現役で走っている3500系車両があり、複数編成がありますので残しておくほど貴重なものではなかったのかもしれません。
(マッコウクジラと呼ばれた3500系)
一方、東京メトロには保存車があるようです。
(信濃の地で終焉を迎える)
湯田中への急勾配の関係から、まだ活躍は見られそうですが、車齢から考えれば長くは続かないとも思われ、機会があれば走る姿を見ておきたいと思います。