ちゃみおか発

鉄道写真を中心に模型工作や旅行の記録を紹介します。

【1/80】KATOとTOMIXのEF510-500を比べてみた(その2)

2012年06月02日 | 鉄道模型 16番、13mm(1/80)


(16番(1/80、16.5mmゲージ)鉄道模型のEF510北斗星色 左:KATO、右:TOMIX)


                                   ※

〔車体側面の印刷を見る 〕(KATO)

 

(TOMIX)

 

印刷済みのKATO製のナンバーは、厚みがなく少し物足りない。
TOMIX製のメタルインレタは、実物の雰囲気を出している。

                                   ※

〔台車を見る 〕(KATO)

(TOMIX)


台車の表現は、両車を並べてみると随分違うことが分かった。
足掛けは、TOMIX製は別パーツの取り付けだが、モールド表現のKATO製の造形は高いレベルにある。
塗装してウェザリングすれば目立たないかもしれないが、台車に関してはKATO製の表現の方が好感の持てるものだ。

                                   ※

次に、13mmゲージへの改軌の可能性を探ってみた。
下から台車を見れば一目瞭然であった。

〔台車を下から見る 〕(KATO)

 

(TOMIX)

 

KATO製は、新機軸としての売りである極小半径通過としてモーターを台車マウントとした構造である。
モーターとギアのユニットを見ると、とてもではないが13mmへの改軌はできそうもない。
中間台車にも余裕がなく、まるで改軌を拒んでいるようだ。

これに対してTOMIX製は、ギアケースに大分余裕があって、こちらは改軌できそうだ。
もちろん、分解して詳細を調べないと断定はできない。

(つづく)

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【1/80】KATOとTOMIXのEF510-500を比べてみた(その1)

2012年06月02日 | 鉄道模型 16番、13mm(1/80)


(16番(1/80、16.5mmゲージ)鉄道模型のEF510北斗星色 左:KATO、右:TOMIX)


2012年5月末、鉄道模型メーカーのKATOから、16番のEF510が発売された。
早速、手に入れて既発売のTOMIX製EF510と比べてみた。

                                   ※

先行のTOMIX製と今回発売されたKATO製の主な特徴は以下の通りである。
(管理人が確認できた事項を列記したもので、詳細はメーカーの情報を確認いただきたい)

〔TOMIX 〕

・ナンバーがインレタ(インスタントレタリング)で付属し、好きな番号が選べる
・所属表記は田端区の「田」が印刷済み
・手摺りやジャンパー栓等は別パーツで、購入者が取り付ける必要がある

〔KATO 〕

・ナンバー(501号機)を含め、基本的な表記類は印刷済み
・所属表記は印刷されていない
・前面の手摺りは取り付け済み
・側面手摺りはモールドで表現
・ワイパーやエアホースの表現はない
・R360mmの曲線を通過可能(単機)



全体的な印象は、どちらもスタイルをよく捉えた美しいできで、16番プラスティックモデルとしては甲乙付け難い。
JR型の新形式ということもあって、ディテール表現はすっきりしたものである。

色については、光の具合や光源の種類、画像で見るならディスプレイや印刷の仕方で変わってしまうので実物を見ていただくしかないが、青色は違いが小さく近似している。金色のラインは少し違う表現だ。
また、正面を見ると金色のラインの幅が違って表現されている。
ヘッドライトの高さに違いがあるのだろうか。実測していないので不明である。

                                   ※

〔屋根上を見る 〕(手前:TOMIX、奥:KATO)

(手前:KATO、奥:TOMIX)


屋根上は、形状的には大きな違いは見当たらない。
高圧線はKATO製の方が太く、碍子の色はTOMIX製の方が緑色が濃い。

                                   ※

〔パンタグラフ周辺を見る 〕(手前:TOMIX、奥:KATO)

(手前:KATO、奥:TOMIX)


パンタグラフは、TOMIX製がプラスティックを多く使用していて繊細な感じ、KATO製は金属主体でごつい印象だ。
KATO製のパンタグラフは、片側が上げにくかった。
これはメーカーも承知のようで、パンタグラフが上げにくい場合の対応を記載した説明書が付属している。

KATO製は、信号炎管や避雷器の表現がなく、TOMIX製は別パーツの取り付けによって表現されている。

(つづく)

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