HAPPY MANIA

おいしい、まいにち。
あじわう、せいかつ。

カナリアが世界を変える

2006-01-21 22:02:31 | ♪DIARY♪
さむいさむい、雪の降るいちにち。

今日は、本を読むいちにち、と決めて、
メープルシロップたっぷりのカフェオレと、
ディズニーストアで買ったお気に入りのブランケット、
クッション×2、を用意して、
何冊かの本をすぐ手の届くところに置いたの。

♪準備万端♪

ライトなものからヘビーなものまで。
小説もあり、雑誌もあり、カタログもあり、チラシまで☆笑


わたし的には、
ただいま『岡本キャンペーン実施中』なので、
(そのためひどく話題が偏っていてごめんなさい☆)
そのなかのひとつに“カナリアが世界を変える”っていう
岡本敏子さんの対談があってね。

なんだか。
いてもたってもいられなくなってしまった。
こころが、妙にざわざわした。



洞窟にガスが溜まっていないかどうか調べるときに、
カナリアをかごに入れて持って行くでしょう?
人間より敏感なカナリアはガスがあると死んでしまうの。

そんなふうに、敏感なひと、感性の鋭いひとは、
時代の空気とか社会のガスみたいなものを敏感に感じてしまう。
それだけに、生きていけなくなってしまうひともいる。



弱いカナリアはいっぱいいる。
でもね、弱いカナリアでは世の中は変えられない。
感性の鋭いカナリアが、強くならない限り、世の中は変えられない。



そう、岡本敏子さんは言っていた。



美術館に行ったり、映画を見たり、本を読んだり。
もちろん、日常生活の中で誰かと出会ったりしたときにも。

このひとは、闘っているんだなぁ、って感じる一瞬がある。

でも、そう感じるときのほとんどが、
何かや誰かと闘っているのではなく、
そのひとが自分自身と闘っているように見えるの。
ほんとうはどうか分からないけど、
わたしには、そう見える。

そのひとたちは、強いカナリアか、
もしくは、強いカナリアになろうとしているひとたちなんだと思う。


きもちの、置き場所に困る。
時々、そういうことがある。

いろいろな、ちいさなちいさな、
不安や迷いや傷や哀しみが、
熟練パティシエの焼いたミルフィーユみたいに、
薄く薄く幾重にも重なりあっていることに気付いてしまう。


覚悟と決意。
たいせつなのは、きっと、そういうこと。
それが、強いカナリアになる、っていうこと。


窓の外で降り続く雪を見ていたら、
ほんのちょっぴり泣けてきた。
そんな岡本敏子さんのことばで、今日はおしまい。



自分の声でなければ鳴けないんだもの。
カナリアがウグイスの声で鳴いたらおかしいでしょう?
でもウグイスが流行っていたらウグイスの声で鳴こう、
っていうひとがいっぱいいるのよ。

今はそういう時代なの。
だから、カナリアがか細い声でもいいから
自分の声で一生懸命鳴いているっていうことが
とっても貴重なのよ。
それがちゃんと世界を動かすのよ。





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8 コメント

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高校生の頃は (トキメキ太郎)
2006-01-22 14:09:05
それこそドラクエ風に言えば

感性も自尊心も

装備なしか「旅人の服」のみ装備で

すれ違っただけで、

触れたと感じるし

心に棘が挟まった程度なのに

毒針に刺されたように痛みが走るので

普通に生活するのに

ものすごいエネルギーを必要としていた気がします。



いまは

防御力の高い鎧を手に入れたのか

ダメージを受けないように逃げる術を覚えたのか

わかりませんが

心身を奮い立たせなくとも

普通に生活できるようになりました。



強いカナリアなのか

役に立たないカナリヤなのか

なんなんでしょーねーって思います。
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アラームを鳴らす (はるぽん001(昌谷 治彦))
2006-01-22 19:54:10
米国牛肉の緊急輸入延期をみても、マンションの構造計算書偽造でも、人を不幸にして稼ごうとする輩が多い時代です。

『悪いものは悪い』と言える、敏感な強いカナリヤが多くならないと、世の中は変わらないですね。

自分の利益だけを主張する、声がデカいだけの訳の解らない鳥には負けたくないものです。

消費者の味方になる強いカナリアでありたいです。
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覚悟と決意 (マドレーヌ)
2006-01-22 21:24:01
毎日真剣勝負だなぁと思います。

気づいてなくても、気づいていても

生きるということは、そういうことなのだなぁと。

覚悟と決意。

この二つが大切ですね。

このブログを通して、気付かされる事がいっぱいです。

私も本日より、岡本キャンペーンに賛同します。
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Unknown (頭文字DN@先週から読書週間)
2006-01-22 21:30:02
昨日は雪の中神保町で研修!会場周辺では雪だるま祭りやってて雪だるまがたくさん並んでたけど(あの雪だるまは参加してなかったね)それはさておきカナリアがあまりにも生命力が強くて人間以上にガスに強かったらバロメーターの意味成さなくなっちゃうよ。(11年前のあの忌まわしい事件でもカナリア君たちは立派に活躍してくれたね。)

カナリアがとても敏感ではなくわれわれ人間が鈍感になってしまったんでしょうか?

いつか小さな命が世界を救う日がくるのかな?
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☆トキメキ太郎くんへ☆ (CHACO)
2006-01-22 23:14:27
そのきもち、とってもよくわかるなぁ・・・



防御本能なんだよね、きっと。

前は、いきなりダイレクトに体当たりしていたのに、

その痛みを知って、

先回り先回りをして自分が傷つかない道を作ってしまうのね。



そういう一面もあり、

また別の場所から見ると、

「寛容になった」とも言えるのかも知れないよね。



いつもいつも痛かったときって、

許せないことが多くなかった???

これじゃないとだめ、こうじゃないとだめ、

って自分の受け入れられる幅がひどく狭かった。

わたしの場合は、だけどね☆笑



でも、もっと突き詰めていくと、

「寛容になること」こそが防御本能なのかも知れなくて・・・



とにかく、いまは、

カナリアでいよう、って思うの。

弱くても。

恐くても痛くても、鳴けなくても、

カナリアでいよう、って思います。
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☆はるぽんさんへ☆ (CHACO)
2006-01-22 23:20:25
「消費者の味方になる強いカナリア」ってところが、

とってもはるぽんさんらしいです♪



誰かを不幸にして得たしあわせは、

いつか、必ず、終わると思う。

しあわせの上でしか、しあわせは成り立たない。

わたしは、そう思います。

(なので、「お金持ち度テスト」をやると、

 絶対お金持ちになれないタイプらしいです☆笑)
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☆マドレーヌさんへ☆ (CHACO)
2006-01-22 23:32:29
まぁ♪

キャンペーンに賛同してくださるなんて嬉しいです♪笑



覚悟と決意。



岡本敏子さんがいろいろな書籍で書いてらっしゃるけど。

「岡本太郎は生まれつき岡本太郎だったのではなくて、

 岡本太郎になったんだ」って。



それこそが、覚悟と決意、なんでしょうね。



自分を創りあげるって、すごいことだもの。

甘えられないし、嘘をつけない。

傷だらけでも、耐えなきゃいけない。



敏子さんの言うように、

「いまないものは、後にもない」ので、

今わたしにできる精一杯の覚悟と決意で

毎日を過ごそうと思います。





いま、「恋愛芸術家」を読んでいます☆
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☆DNさんへ☆ (CHACO)
2006-01-22 23:55:03
きのう、あの雪だるまはお家で本を読んでおりました☆

ちなみに、きょう、

青山のスパイラル前で転びそうになっていたのは、

あの雪だるまです☆笑



カナリア“しか”世界を変えられないし、

カナリアの変えた世界になってほしいって、

願っているのはわたしだけかしら・・・?
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