敦煌

「敦煌」は曙橋にある中華料理のお店。

小さな看板と、とりたてて特徴のない扉。
外観からは何のお店なのか分からないくらいです。

カウンター８席と円卓ひとつのこじんまりとした店内。
ご夫婦２人で切り盛りされています。
メニューは￥５０００のワンコースで全てお任せ。
“隠れた名店”として知る人ぞ知るお店のようです。





セロリの和え物





揚げ豆腐の炒め物


からりと揚げたお豆腐の塩味さっぱり炒め。
中華料理の重たい感じは全くありません。





腸詰の香菜添え


豆板醤をつけていただきます。
紹興酒にぴったりです。





高菜とセロリの春巻


レタスに巻いて甜麺醤をつけていただきます。
“レタスに巻く”あたりが斬新です☆





蒸し湯葉


かかっているのは塩辛のソースです。





水餃子


もちろん皮から手作り。
干しえびや生姜の入ったたれが後を引くおいしさです。





海老とれんこんの甘味噌いため


甜麺醤と豆鼓醤を合わせたような濃厚なソースが
ぷりぷりの海老にからんで絶品です！





トンポーロー


ほろほろに柔らかく仕上げられています。
お腹に余裕があればごはんをだしていただけます。
・・・丼にして食べたら絶対おいしい！





春雨のスープ


あっさりした塩味。
もやしのしゃきしゃき感がアクセントになっています。





黒胡麻のおしるこ


生姜のプリンや小豆杏仁など５種類ほどから選べます。
この日は奥様が
「生姜のプリンはあまり上手にできなかったから
　おすすめできない」とおっしゃっていました。

このこともしかり、
終始にわたる細やかなサービスもしかり。
“料理をだす”ことへの真摯な姿勢が
ひしひしと伝わってきました。

カウンターに座り
磨き上げられ、無駄のない厨房を見ると
食べる前から「絶対においしい」と確信がもてます。


“もう一度必ず行きたいお店リスト”に
加えられたことは言うまでもなく。

お店のたたずまいや、ご夫婦のもてなし方に触れて、
わたしまで気持ちがしゃんとする思いがしました。
どのような場面であれ立場であれ、
真摯な姿はこころを打つものなのだと思います。