地中美術館（香川県/直島）

「自然と人間を考える場所」として、
2004年に設立された、地中美術館。

まずは、チケットセンターに向かいます。





混雑しているときは、
少し後の時間の整理券をもらって、
他の美術館をまわるといいそうですよ。

予約時間付きのチケットも販売されているので、
前もってこちらを買っておくと安心です。

地中美術館も、安藤忠雄設計の建物です。





チケットセンターから地中美術館までは
なだらかな坂道をのぼっていきます。

モネの庭をイメージした、草花が続く道。

チケットセンターからの道のりが、
地中美術館へのプロローグになっているんですね。





直島に来るまでに、数冊のガイドブックを読みました。

その中で、
福武財団の福武総一郎さんがおっしゃっていたこと。


　　在るものを壊して、無いものを創る、
　　今の社会は経済成長の陰で歴史や文化を喪失し、
　　さらには自分達のアイデンティティーをも失いかけている。

　　在るものを活かし、無いものを創ることにより、
　　歴史や文化を最定義したい。


その一文があまりに印象的で、
思わず手帳に書き留めました。

わたしがもう少し若いとき、
「自分を知りたければ、歴史を学びなさい」と
言われたことをふと思い出しました。





地中美術館には、
クロード・モネ、
ジェームズ・タレル、
ウォルター・デ・マリアの作品が
展示されています。

どの作品も、
空間を味わう、楽しむ展示で、
「直島だからこそ」を堪能できます。





一度見た作品も、
季節によって、天気によって、時間によって、
また、その時の自分によって、
感じ方が変わるのだろうな。

また、自分の“節目”を感じたときに、
訪れたいと思いました。

その時、わたしは何を思うのかしら。





ここが、現実から離れた世界への入口です。

作品は公式ＨＰでチェックしてみてください。



地中美術館
香川郡直島町3449-1
087-892-3755