HAPPY MANIA

おいしい、まいにち。
あじわう、せいかつ。

Le Cordon Bleu Boulangerie Avancee 20eme/EXAMEN FINAL

2012-03-30 07:07:30 | ♪Le Cordon Bleu♪
コルドンブルー パン上級コースを締めくくる、修了試験。

試験の日は30分前に集合して、くじ引きをするのだけど。

そのくじ引きの箱が、
前回のパンビュッフェのために作った聖火台の“台”の部分で、
ちょっぴり、うけました…笑

有効活用していただけて、光栄です…


なんて、笑っている場合ではなく!
このくじ引きで、当日自分が焼くパンが決まります。

2通りの4種類のパンの組み合わせが書かれた紙が入っていて、
くじを引けば自然とふたつのチームに分かれる、
という仕組み。

ミキサーやオーブンの関係上、
全員が違うパンを焼くのは無理なのです。


わたしが引いたのは、
BAGUETTE BISE
PAVE DE LEVAIN AUX FIGUES
BRIOCHE ORANGE
COUQUES AUX FRUITS ROUGES
の、4種類。

COUQUESが、ちょこっと以外でした…





BAGUETTE BISE
バゲット・ビーズ


バゲットは全員共通の課題。

T110といういい意味で雑味のあるフランスらしい粉を使い、
ルヴァンリキッドで仕込むバゲット。

クープが切れてしまったことが悔やまれるけど、
お家で食べたら、すごくおいしかった!





パンビュッフェの準備で2週間のブランクがあって
久しぶりに食べたからなのか、
ほんとうに、おいしく焼けたのか…笑

できれば、後者であって欲しい。

香ばしさを噛みしめながら、味わいました。





PAVE DE LEVAIN AUX FIGUES
パヴェ・ド・ルヴァン・オ・フィグ


T65に10%くらいライ麦を加えて、
ルヴァンデュールで仕込むいちぢくのパン。

クラストが、がしっとしていて、
平釜で焼くからこそおいしいパンのひとつ、
と言っても過言ではないと思う。





こういうパンの表情は、
スチームが入らない我が家のオーブンでは
なかなかだせません。

こういうパン、いちばん好きなんだけどな。





実は、このいちぢくのパン。

レッスンではミキシングが上手くいかなくて、
やり直した生地と、失敗してしまった生地とを混ぜて、
2倍量で作ったのです。

焼きあがったパンを食べて、
ふぅん…と思っていたのだけど。

この日焼きあがったものは、ほんとうにおいしくて、
…びっくりした。笑

きっと、こちらの味が「正解」なのだろうな。





BRIOCHE ORANGE
ブリオッシュ・オランジュ


煮詰めたオレンジジュースで仕込む、ブリオッシュ。

グランマニエに漬けたオレンジピールも、
たっぷりと入ります。

レッスンで焼いたときから、お気に入りのパン。

しっとりと、おいしく焼きあがりました。





COUQUES AUX FRUITS ROUGES
クーク・オ・フリュイ・ルージュ


試験の課題リストから、
真っ先に「これはないだろうなぁ」と外していたクーク。

フルーツの準備に手間がかかるし、
ショソンとかの“包み系”のフィユテがでるのかな、と
漠然と思っていました。

…見事に、裏切られました、けど。笑


課題がクークになってちょっぴり慌てたのは、「色」

きっと全体的に“茶色”なんだろうっていうイメージで、
最後のプレゼンテーションの“さし色”を考えていたから、
クークの彩りが気になってしまったんだ。





プレゼンテーションは、とにかくシンプルに。

黒とシルバーを基調に、
カラフルなマカロンとギモーヴで
アクセントをつけようと思っていました。

予想外に彩りのあるクークだったので、
ギモーヴは却下。

マカロンだけを使うことにしました。

クラスメイトのみんなが
すごくかわいらしくコーディネートしていたので、
「ちょっとシンプルすぎ?」と
どきどきしてしまったのも事実だけど。笑



同じチームになったクラスメイトのおかげで、
最後のコルドンブルーとなる最終試験も
のびのび、楽しくパンを焼くことができました。

コルドンブルーで学んだ、1年間。

パンの技術はもちろん。
そして、ますますパンを好きになったことも、もちろん。

だけど、パンに関する直接的なことだけじゃなくて、
「自分がたくさんの人たちの思いやりに支えられて、
 今ここにいるんだ」ってことを、
ひしひしと感じた1年間でした。


もくもくとパンを食べ、
協力と、応援を、惜しみなくしてくれた家族や、

落ち込んでいるとき、迷っているときに、
的確なアドバイスをくれたり、
精神的な支えとなってくれた友達。

ながくお菓子を教わっている先生は、
これからのことも含めてとても応援してくれたり。

あげたら、きりがないくらい。


わたしがコルドンブルーに通い始めた一年前の春を思うと、

パンを焼ける、
以前だったら「それだけのこと」も
うれしくて、ありがたくて、ほんとうに、しあわせで。

一瞬一瞬をぎゅうっと抱きしめたいくらい、
いとおしい時間でした。


心からの、たくさんの感謝を。

わたしが“思いやり”をいただいたように、
今度はわたしが、そっとどこかにおいてこられるように。

穏やかな気持ちで、
これからもパンを焼き続けていきたいと思います。


4月からは、高橋雅子先生のお教室で、
自家製酵母を学びます。

また、新しいスタートです。




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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (yochimim)
2012-03-31 19:50:27
こんばんは♪

どのパンもとっても美味しそうです。
先日、コルドンのブティックでバゲット・ビーズを購入しました。
もー、ほっんとーに美味しかった!
なにもつけず、バゲットだけパクパクパクパク
手が止まりませんでした。笑
他にケイクを購入したのですが、バゲットが美味しすぎてケイクの印象が薄くなってしまいましたよ。

これからまた、新しいパン作りが始まるのですね!
とても楽しみです♪
返信する
☆yochimimさんへ☆ (chaco)
2012-04-06 22:48:05
こんばんわ!
ご返信が遅れてしまい、ごめんなさい!

コルドンのブティックに
いらっしゃってくださったんですね!
ルセットまで全ておなじかどうかは分からないのですが、
レッスンで教わったパンもたくさん
ブティックに並べられています。

コルドンのブティックは、
すごくフランスの方の利用率が高いように感じるんですよね。
それだけに「フランスに近い味」なのかな、
なんて思います。

バゲットの香ばしさ!たまりませんよねー。
ぱりっとした食感も!
わたしもいつも、とまりません。笑
返信する

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