生涯学習の部屋

資格取得数238。6つの修士と18の学士と2つの短期大学士。MBAサラリーマンの生きがい発見生涯学習奮闘記。

2019年の訃報一覧を見ていると・・・

2019年12月15日 11時21分18秒 | その他

梅宮辰夫が逝去した流れで、今年お亡くなりになった方を見直していました。

中曽根元首相のように100歳を超えると大往生って気もしますが、20代、30代、40代と、私より若い方々の死は、一段と、無念さが募ります。とはいえ、年齢はともかく、人として生まれた以上は、必ず、死ぬのですから、遅いか、早いかだけの違い。明日は我が身どころか、今日が我が身、これが最後のブログの記事になるかもしれないわけです。

という風に見ていくと、やはり、人間の価値というか、生きた履歴というか、存在した証っていうのは、生きている間に何をしたかに尽きるのでは・・・と思っています。どれだけ頑張っても、死んでしまえばゼロクリア。ゆえに、死んだあと、振り返って、どれだけ自分として納得感のある人生を送ったかで、その人生の満足度は上下するのではないでしょうか。

20代、30代と若くして人生を終えた方でも、90歳、100歳と長寿を全うした人より、密度が濃く、自分自身で成し遂げたという方もいるはず。無論、若くして亡くなった人は、「やり残したこと」「思い残したこと」が多いはずですが、どうしても人の命は有限性があるので、どの時点でなくなったとしても、その多くが未達成感に満ち満ちているもの。そのため、どこかで諦めざるを得ないのです。

で、今回、インパクトがあったのが、何年前だろう・・・ちょっと事情があって、私が窓口で対応した方が、その訃報の一覧に掲載されていたこと。当たり前に、応対していた方が、普通になくなってゆくわけです。あのカウンター越しの、反対に座っていた方が亡くなってしまう。もし、冥土への案内人が、カウンターの反対にいた私の方を選んでいたなら、、、今書いている記事も存在しないわけです。

担当者が困惑して、私が窓口で対応したのですが、最初は戦闘モードだったのに、カウンセリングマインドで傾聴し、無条件肯定的配慮の下、ご要望を満たすべく、経験に基づいた提案をしたところ、ラポールが形成され、最後は、幸せそうに、ご家族のことをお話しになっていたのが印象的でした。

そういう方も、やはり、死を避けることはできず、その条件は、私も、あなたも、そして全ての人々が同条件なわけです。ゆえに、何をなすべきか、そして何をなさないべきか。人生は有限なので決めていかなければならないのです。そして、厄介なのが、年を経るにつれ、時間的、体力的、精神的にできないことが増えてくるということ。逆に、年を経たことで、経済的、その他要因によりできることも生まれてくるのですが、やはり、病気になったり、健康状態が悪くなると、今後、できないことも増えてきます。

今、何をして、また、今、何をしないのか。それを考えることが必要なのかな・・・と思います。

コメント
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