Weblog喫茶 モンブラン

日常のあれこれをのんびり綴っています

クレイアニメの魅力:ウォレスとグルミット「野菜畑で大ピンチ!」

2006-04-12 23:24:48 | 楽しいイベント

モンブランへご来店の皆様、こんばんは。
どんどん巨大化していくアニメ市場、学校の長期休みやG.W.を狙って、ドラえもんやポケモン・名探偵コナン・スタジオジブリやディズニー・ピクサーなど、たくさんのアニメ映画が封切られます。
CGもほんとにすごくなりましたよね。フルCGのアニメも今や当たり前。
ウチのしゅんけいも毎回ドラえもんの長編アニメを楽しみにしています。

さて、私はアニメは、まぁ普通程度にジブリものなどを子供に付き合って見るくらいで、特に詳しくはないのですが、自分自身がとても好きで見るアニメジャンルが一つあります。
それは、「クレイアニメ」

クレイアニメというのは、クレイ(粘土)で作ったキャラクターを、少しずつ動かしてひとコマずつ撮影して作るアニメです。
ですから、普通のアニメより(たぶん)とっても手間ひまがかかるんですね。
しかし、セルアニメやCGアニメにはない、独特の質感が面白くて好きです。

クレイアニメの多くはヨーロッパの作品が多いようです。
手間ひま、コストがかかるので、最近はあまりたくさんは作られていませんが、近年のヒットは何といってもイギリスのアードマン・アニメーションズ作「ウォレスとグルミット」シリーズでしょう。

もともとは20分程度の短編3本が作られていて、以前NHK教育で放映したこともあるので、ご覧になったことのある方もいらっしゃるかもしれません。
その後、グリコの「プッチンプリン」CFに、キャラクターが使われたので、知名度も上がったようです。

現在、シリーズ初の長編「野菜畑で大ピンチ!」が公開されています。これは、「ハウルの動く城」をおさえて、去年のアカデミー賞の長編アニメ賞を受賞した作品です。
近くの映画館ではもうすぐ公開が終わってしまうので、観にいってきました。


画像は映画館で買った、キャラクター付きクリアファイルです。

配給にドリームワークスがついたせいか、過去の短編に比べると多少アメリカナイズされていますが、やはり映画が始まってみると、クレイアニメの持つ独特のヨーロッパ的”ちょっとオタクな”魅力にひきこまれました。
アードマンのクレイアニメは、キャラクターの仕上げが非常に丁寧で、表面がきれいにつるっとしており、粘土のでこぼこした感じは少ないです。

そして特筆すべきは、そのスピード感。
「ウォレスとグルミット」では、毎回キャラクターがミニSLや車にのって疾走したり、飛行機で飛び回ったりします。
その動きは大変スムーズで、ドライブ感にあふれていて、他のクレイアニメとは全然別格。
作り手の気合いが感じられます。

クレイアニメならではの面白さを感じさせる、キャラクターの自由な変形の遊びも散りばめてあり、特に主人公ウォレスの愛犬グルミットは、口も作られておらず言葉をしゃべらないのですが、その分、実に表情豊かに、眉毛(というか目の上の出っ張り)を動かして全ての感情を表現しています。
グルミットの顔を作っている人はすごい!

1時間半くらいの作品でしたが、とても楽しく見ました。
実は、この作品を作ったスタジオは、火事で焼けて今はなくなってしまったのだそうです。
なにぶん手間ひまのかかるクレイアニメですから、次回作を見られるのはいつのことやら・・・。(^^;

クレイアニメといえば、もうひとつ有名なのがスイスの「ピングー」。
これはご存知の方も多いと思います。
こちらは幼児向けアニメなので、「ウォレス…」に比べるとオトナにはちょっと物足りないですが、キャラクターのかわいさでは女の子に人気がありますね。
私もこんな携帯マスコットのピングー一家セットを持っています。


今では作り手もだいぶ少なくなってしまったクレイアニメですが、他の手法では表現できない味があるので、これからも作り続けていってほしいものですねー。




こころのエンジンに火をつけろ:15年ぶりのドライビング・プレジャーを味わう

2006-04-11 22:12:10 | 楽しいイベント

モンブランへご来店の皆様、こんばんは。
このブログでも何回か、クルマの記事を書いたことがありますが、私は結構クルマが好きです。
昔はあの分厚い「カー・グラフィック」とか毎号購読していました。よくわからなかったけど。
(^^;
体調が良かった頃は毎年東京モーターショーにも行っていましたよ。

札幌で学生時代に免許も取っており、就職したらクルマを買おうと思っていたのですが、いざ上京してみると、東京の混んだ道でクルマを転がす自信が持てず、そのままペーパードライバーに。
公道における生涯走行距離は、10kmくらいでしょうか・・・。
そのまま結婚し、夫・ぱぴりおを唯一の運転手とこれまで頼ってきたのでありました。

しかーし!
このままあの、胸ときめくドライビングの快感を、二度と経験せずして年老いてしまってよいものか!
私だって一度くらい、箱根を攻めてみたい! σ(^◇^; すごくあぶないけど。

というわけで、JAFで開催されている「センスアップドライビングスクール・ペーパードライバーコース」に参加し、15年ぶりに(笑) ”走る・曲がる・止まる” を体験してきました。

会場は東京の「むさし小金井自動車教習所」を借り切って行われます。私の参加した回の参加者は11人。おじさんが一人で、後は中年女性が多いですね。
運転姿勢など基本事項の説明の後、3台のオートマ教習車を使って実際に走ります。
順番が来るまで、まずはJAFのトラックに搭載されている「ドライビング・シミュレーター」で、運転のシミュレーション。


実際の車よりも操作がしにくく設定されているイジワル・シミュレーターで、子供の飛びだし・前方不注意の右折車・無理な追越のバイクなど、どんどん出てくるイジワルなシチュエーションをかわしつつ進みます。


皆、おたおたしていて交差点を曲がり損ねたり、追突したり。
かくいう私も、飛び出してきた人をはね(^◇^;;、交差点を曲がりきれず壁に激突し、脇道から出てきた車と60km/hで側面衝突し、もう帰りたくなりました。

しかし、くじけずいよいよ教習車での運転にチャレンジ。小雨の中、顔を少々ひきつらせつつ、運転席へ。
教官を勤めてくれるJAFのお兄さんに、「ブランクはどのくらいですか?」と聞かれ、元気よく
「15年です (^^)」
と答えると、「そうですか~、では外周をゆっくり回ってみましょうね~」
と、特に驚かれもせず言われたのでほっとしました。



ええ~と、ブレーキを踏んでエンジンをかけて、シフトレバーをDに入れて、サイドブレーキを外して・・・。

のろ。

「うわぁっ、動いたっ!」
「はい、動きましたよー」とちっとも動じない教官。さすがです。

そのままのろくさのろくさ・・・20km/hで、ぐるぐるコースの外周を回り、ちょっと慣れてきたところで左折・右折や一時停止をやりました。
右折する時、何をどう間違ったのか、交差点の真ん中で「びゅーっ!」とウインドウォッシャー液が飛び出し「うおぁっ!」と叫んでしまった時には、教官も思わずウケていました。

実車での教習は30分くらいでしたが、丁寧に教えてもらえて、決して怒らないとても優しい教官だったので、私もド下手ながら大変楽しく、久しぶりにドライビング・プレジャーのひとかけらを味わいました。

ぱぴりおも私が前向きにチャレンジしたことが嬉しいようで、「じゃあまた練習してみようか」と言ってくれています。
講習会の終わりに、教官に「今度のJAFのドライビングスクールには、ランチャ・デルタ・インテグラーレを転がして来ますから!!」と宣言してみました。
教官、動じず「ランチャは壊れますよ~・・・」とにこやかに返してくれました。

ランチャは無理でも、S2000くらいで、いつかは海に山に攻撃を仕掛けてみたいものですねー。道は遠いなぁ・・・。
JAFの皆さん、ご親切にありがとう!



シーキューブ「ピアット フルッタ」

2006-04-10 22:15:54 | うれしいお菓子

モンブランへご来店の皆様、こんばんは。
このところ結構充実のお茶請けが続いているヴィシア家です。(^^)v
ちょっと貧しい時もあったりするんですが・・・。(^~^;
夕食の後、おいしいお菓子をつまんで、おしゃべりしつつ飲むお茶はいいですねー。
今夜は、紅茶によく合う薄焼きクッキーをご紹介します。

芦屋のおいしいケーキ屋さん「アンリ・シャルパンティエ」のイタリアンスイーツのライン、「シーキューブ」。
フルーツのおいしさを十分に引き出した生ケーキがおいしいお店です。

ぱぴりおが先日法事で島根に帰省した時、大阪在住の親戚にこのお店のクッキーをもらって帰ってきました。
それが今日ご紹介する「ピアット フルッタ」です。
シーキューブの焼き菓子は食べたことがありませんでしたが、アンリ・シャルパンティエの焼き菓子はおいしいので、期待しつついただいてみました。

卵とバターをたっぷり使った、やや堅めの薄焼きクッキー生地に、フレッシュフルーツを薄くスライスして載せ、一緒に焼き上げてあります。
フルーツはアップル、キーウィ、オレンジの3種類あるそうですが、ぱぴりおがもらってきたのはキーウィでした。

画像のように、格子模様の焼き目のついた薄いクッキーの真ん中に、キーウィの輪切りがのっていて、見た目もかわいらしいです。
クッキーは卵・バターの、素朴ながら濃い風味がして香ばしく、紅茶とほんとうによく合います。
キーウィがほんのり甘酸っぱく、少し歯ごたえもあっていいアクセントになっています。
今度は他のフルーツのも食べてみたいですねー。


洋梨大好き:アンテノールの「洋梨のクリームタルト」

2006-04-10 01:41:56 | うれしいお菓子

モンブランへご来店の皆様、こんばんは。
昨日、池袋にコンサートを聴きに出かけた帰り、お留守番のしゅんけいにお土産を買わねば・・・とデパ地下を歩いていると、ぱぴりおが「アンテノール」で洋梨のクリームタルトを売っているのを見つけました。
18cmくらいのホールで、お値段は魅力の¥1050! 先日のジーゲスクランツの「ハーメルン」と同じです。
上にごろごろのった2つ割の洋梨が、ジューシーでおいしそう。
私は洋梨が大好きなので、最後の1個を滑り込みでゲットしました。


タルト生地の上にバニラの甘い香りのするカスタードクリームを敷き、洋梨のコンポートをのせて、酸味の爽やかなアプリコットジャムを塗っています。

構成としてはオーソドックスな組み合わせですが、やはりそれだけに磐石のおいしさ。
洋梨とカスタードってほんとに合いますよねー。中央にのせた生クリームを塗り広げて一緒にいただくと、さらにクリーミーなまろやかな味わいになっておいしいです。
ダージリンの味がひきたちますねー。

ケーキ屋さんはどこも工夫を凝らして、いつも新作のスイーツをディスプレイに並べています。
目新しいし、華やかなのでついつい新作に目が行きますが、そういうものはたいていお値段も高くて、家族4人分買うと2000円くらいになってしまうこともあり、ヴィシア家としてはそうそうしょっちゅう買えないです・・・。

そんな時、こういうオーソドックスなタルトやシュークリームなどのベーシックなお菓子が助っ人になってくれます。
お値段もリーズナブルだし、味も安心。食べ応えもあって紅茶にも合うし、言うことないですねー。

みんな甘いものは大好きなヴィシア家、これからもリーズナブルなおいしいお菓子を探して、充実のお茶の時間を楽しみたいものです。
ほんとにおいしいタルトでした~。ぱぴりお、見つけてくれてありがとう!



ミッシャ・マイスキーの世界:本当の大人のチェロは歌う

2006-04-09 02:08:05 | ♪音楽好き

モンブランへご来店の皆様、こんばんは。
4/16(日)は、私の誕生日です。
まだ寒い季節に、今年の誕生日のプレゼントは何をもらおうかな~、などと早々と考えていたところ、こんな素晴らしいコンサートが4/8に開かれることを知りました。


世界的に有名なチェロ奏者、ミッシャ・マイスキーのコンサートです。

私はクラシックは全然詳しくないのですが、彼のこのグラモフォンのアルバム

に入っている、サン=サーンスの「白鳥」は、”私のお葬式で流してみんなに聴いてもらってね”とぱぴりおに頼んであるくらい(笑)、好きな演奏です。

2006年は、ロシアの作曲家ドミトリー・ショスタコーヴィチの生誕100周年に当たるので、ショスタコーヴィチをこよなく愛するマイスキーが、その代表作を演奏するために企画されたこのコンサート。
たまには世界の超一流の音楽を・・・と思い、今年の私の誕生日プレゼントは、このコンサートのS席チケットをペアでぱぴりおに買ってもらい、二人で聴きに行くことにしました。

さて、今日、出掛けにはあいにくの雨でしたが、会場の池袋・東京芸術劇場に着いてみると雨も上がり、多少空気もすっきりしてきました。


会場は大ホール。来ている聴衆は、やはり中高年の方が圧倒的に多いです。
ヴィシア夫妻、人々の中では若造の部類に入れるかも(^^)v


こそっと撮った開演前のステージです。コンサートが始まる前って、わくわくそわそわしますよね・・・。


オーケストラは、東京都交響楽団。指揮は、井上道義さん。
オーケストラが席に着き、指揮者と共にチェロを携えて拍手の中現れたマイスキーは、テレビや写真で見るとおりの、銀髪のもしゃもしゃ頭にたっぷりのひげが、いかにも芸術家っぽいです。

曲目は以下の通り。
ドヴォルザーク:森の静けさB.182
ドヴォルザーク:チェロ協奏曲 ロ短調 Op.104 B.191 第1~3楽章
ショスタコーヴィチ:チェロ協奏曲 第1番 変ホ長調 Op.107 第1~4楽章

私はクラシックは素人なので、あまりうまい評は書けませんが、本当に素晴らしい演奏でした。
マイスキーのチェロは、全く”別格”の音でしたねー。
オーケストラのどんな楽器とからんでも、他を圧倒する表現力です。
音に深み、きらめき、表情があり、まるで「森のお父さん」が威厳を持ってどっしりと歌っているような、楽器でここまで喜怒哀楽が表現できるなんて・・・と、ただただその様々な音色に心を奪われておりました。

マイスキーは今年58歳。
深緑色のタオルで、パートの合間に顔の汗をせっせと拭き拭き、チェロを抱えて奏でる音は、まさしく本当の大人だけが出せる、人生の歴史を感じさせる豊かな音でした。
聴衆は、彼のチェロ・ソナタの時には、ことりとも音を立てないように静まり返り、チェロから流れる歌のような音がホールの隅々までしみとおって行くのを、うっとりと耳で味わっていました。

アンコールは何回も続き、マイスキーは小品を2曲演奏してくれて、何度も丁寧にお辞儀をして、アンコールに応えていました。
その出入りの時もずっと愛用の300年前のチェロを持ち歩いていて、肌身離さないでいるんだな・・・と思いました。(^^)

こんな素晴らしい、本物の一流の音が生で聴けるなんて、生きててよかったなぁ・・・としみじみしましたねー。
ぱぴりおと一緒に聴けてよかったです。
私もいつかは「本当の大人」になれるように、がんばりたいものですね。


心の友・ミーちゃん

2006-04-08 00:06:50 | ヴィシアの日常

モンブランへご来店の皆様、こんばんは。
読んでくださっている女性(もしかしたら男性も)の方の中には、子供の頃、ぬいぐるみと一緒に寝ていた・・・という方も、いらっしゃるのではないでしょうか。

私も子供の頃にはぬいぐるみが大好きで、買ってもらったものは皆ベッドにぎっしり並べ、毎日並べ替えて日替わりで、お気に入りのコと添い寝するのが楽しみでありました。
いつのまにか、徐々にそういうことをしなくなったと思ったら、代わりにベッドに小さなラジオを持ち込んで、親に隠れてイヤホンでこっそり深夜番組を聴くようになり、違う”夜の楽しみ”を見つけた、イケナイ小学生になってしまったわけですが。(^~^;

そしてぬいぐるみを省みなくなってずいぶん年月が経ちました。
その後ぱぴりおと結婚して、子供たちも生まれ、いろいろ大変な目に遭いつつも、まぁまぁ何とか暮らしていたのですが、このブログでも何回か書いたことがありますけれど、2004年の夏に大きな病気をして、7ヶ月間も入院してしまいました。

最初の2ヶ月は意識もなかったのですが、その後意識が戻って、徐々に自分がどこにいるのかわかるようになると、いつのまにか病院のベッドの上に、小さなネコのぬいぐるみが置いてありました。
それが画像のぬいぐるみ「ミーちゃん」です。
ミーちゃんはピンクの地に桜の花の柄で、首輪にヒモで少し長く、黒いフェルト製のマスコットがブラブラくっついています。

誰がくれたんだろう・・・?と思って後日夫に聞いたら、8月に私がまだ意識がほとんどなかった頃、札幌に住んでいる私の父がお見舞いに来た時に、泊まったホテルで買ってきてくれたのだそうです。
「意識が戻ったら、握ったりしてリハビリになるように」と持ってきたのだとか。

その頃は、まだ容態がどうなるか、全然わからない時期だったのだと思います。
父も、昏睡状態の私の姿を見るのはつらかったことでしょう。
どんな気持ちで、何十年かぶりに私のためにぬいぐるみを買ったのでしょうか。
ずっと猫が大好きだった私のために、猫のぬいぐるみを選んでくれたんでしょうね。

幸い、その後奇跡的に私は回復し始め、ミーちゃんはまた赤ちゃんからゆっくりと始めた私の心の友になって、ずっと一緒にベッドにいてくれました。
今では一緒に家に帰って、部屋の片隅にいつもいます。
入院していた時のことは、あまり詳しくは覚えていないのですが、ミーちゃんを見るたびに「本当に何ヶ月も入院していたんだな・・・」と、一緒に寝ていた病院の、ちょっと狭い、真っ白なベッドを思い出します。
もう、あのベッドに戻らないですむといいな・・・。

限定販売の誘惑:ジーゲスクランツの「ハーメルン」

2006-04-06 20:05:10 | うれしいお菓子

モンブランへご来店の皆様、こんばんは。
デパ地下などでは、今や必ず目にする”限定販売”。
「1日20個限定」などと聞くとココロも騒ぎますよね(笑)。
そんな限定モノを求めて、デパ地下に並ぶ女性の多いこと。
不思議とあれって、男性はあまり並んでいませんよね。
わざわざ並んででも、おいしいものをゲットしたい・・・
食欲に素直なのは?女性の方ということでしょうか。
でも、評判のラーメン屋さんなんかに行儀良く延々並んでいるのは、男性の方が多いんですけれどね・・・。(’’?

さて、3/22のこのブログで、ジーゲスクランツの「カッセル」というケーキをご紹介した時に、このお店の人気の限定発売商品「ハーメルン」についてちらっと書きました。
先日、たまたまその「ハーメルン」の販売時間に、新宿京王のジーゲスクランツに行ったところ、運良くあっさり買えました(^^)v ので、今夜はそれをご紹介します。

このハーメルン、直径18cmのホールサイズで¥1050と、新宿デパ地下のケーキとしては破格のお値打ち価格。
上下がサクサクのパイなので、きれいに切るには少々気をつかいますが、サクッとカットしてみると、粉砂糖を振ったパイの内側にイチゴジャムを塗って、フワフワしっとりのスポンジをはさんでおり、真ん中には刻んだイチゴと洋梨がたっぷり入った、つやつやのカスタードクリームが入っています。

シンプルな作りなのですが、お味はとっても上々です。
パイ、スポンジ、カスタード、ジャム、フルーツが、どれも丁寧に作ってあるので、全体の食感も良く香り豊かで重すぎず、4人で一度に食べきれないくらいの量なのに¥1050とは!!お得すぎる!!次も買っちゃおうかな・・・(^^)というおいしさ。
もちろん、ダージリンとの相性も抜群でした。
お店のインフォメーションによると、このハーメルン、季節によって中のフルーツが変わるのだそうです。イチゴはそろそろおしまいですから、次は何になるんでしょうね。

おまけに、ジーゲスクランツの箱の、キュートなマスコットの写真をどうぞ・・・。

ちょっとわかりにくいかもしれませんが、この象が体に掛けている布には、ケーキの絵が描いてあるんですよ。(^^)

体力もあまりないので、延々並ぶのはちょっと苦手なんですが、やっぱりヒトが並んででも買うものは、おいしいものが多いんでしょうねー。また何かゲットしてみよう・・・。


しゅんけい工房:アート・ワークショップでマスク作り

2006-04-05 16:58:13 | しゅんけいツインズ

モンブランへご来店の皆様、こんばんは。
短い春休みも今日でおしまい、ヴィシア家のしゅんけいも、明日からは4年生です。
夏休みのように大きなイベントのない春休み、しゅんけいもご多分に漏れずだらけ切り、粗大ゴミ2点と化し、ゲームやテレビ、遊びに耽溺する生活を送っておりました。

こうなるであろうことは事前に予想できていましたので、何かイベントを入れなくては・・・と思い、休み前に学校で配られていたチラシを見て、市内の美術館での小学生ワークショップに参加することにしました。
テーマは「マスクで変身」。
2日間に渡り、美術館の創作室で紙粘土でマスクを作り、それをかぶって変身しよう!・・・というイベントです。

全教科の中でいささかもためらうことなく、図工を最も愛していると答える、我らがしゅんけい工房の二人。
少々遠い美術館ですが、大喜びで参加しました。
お弁当持参で、10時半から4時半まで×2日間なので、なかなかの長丁場です。

1日目は、針金のネットを曲げてマスクの土台を作り、紙粘土で肉付けして、それを一晩かけて乾燥します。
しゅんしゅんのマスク。

こ、これは・・・アレですかね(^◇^;; あの、某ホラー映画の主人公の・・・。

けいけいのマスク。

荒削りながら、なかなか複雑に作りこんでいます。キツネがモチーフかな。「かいけつゾロリ」ではないそうです。

そして2日目。マスクに色を塗り、好みで小物をつけて飾り、衣装も各自で作って完成!
衣装を着てマスクをかぶり、夕方の美術館前を練り歩きます。
子供たちは皆、マスクをつけるとテンションが上がったようで興奮気味。
「うぉー」「がぁぁぁ~」などと奇声を発している男の子もいます。


何か”降りてる”様子のしゅんしゅん。(^◇^;
髪の毛もわしゃわしゃと逆立っており、いつもと違う雰囲気です。


叫び続けるけいけい。ワタクシの声も耳に入らない様子です。トランス状態です。
(^~^;;


一通り雄叫びをあげつつ歩いた後は、皆で記念撮影。


そしてまた、モンスターだか宇宙人だかのアヤシイ混成部隊は、雄叫びと悪のオーラを振りまいて夕方のお散歩にやってきたミニチュアダックスたちを心底おびえさせつつ、美術館へと戻ったのでありました。(^▽^;

解散前にしゅんけいを撮りました。



私は男兄弟がいませんでしたが、このくらいの年の子供、特に男の子の心の中には、誰しもきっと「悪い心」の芽があるんじゃないかと思います。
普段はやっぱり、みんなそれを抑えているんでしょうね。怒られるからね。
だからこうして、マスクをかぶってモンスターに変身して練り歩いて、ひとときでも「悪い自分」を思いきり解放してやるってことは、子供たちにとってものすごく楽しかったんじゃないかな、と思いました。
いつもいつも、聞き分けのいい”いい子”ばかりじゃ、疲れるもんね。
いや、ウチのしゅんけいは、聞き分けはいつも超・よくないですが・・・。
明日から4年生、もう少しなんとかならんかのう。


スタバコーヒーセミナー最終回:最高のエスプレッソを楽しむ

2006-04-04 01:22:51 | うれしいお菓子

モンブランへご来店の皆様、こんばんは。
2月から月に1回受講してきた「スターバックスコーヒーセミナー」、毎回とても楽しく、おいしいコーヒーを味わえました。
今回はその最終回、上級編:「最高のエスプレッソを楽しむ」というテーマで受講してきましたので、レポートしますね。

これまでは、「コーヒープレス」という器具でいれたコーヒーで勉強してきたこのセミナー。
私もこの器具を買い、家で毎朝おいしいコーヒーを楽しむようになりました。
しかし、スターバックスといえば、エスプレッソのおいしさを広めたことで大きくなったお店。
なので最終回は、スターバックスで販売している、家庭用のエスプレッソマシンを使って、真においしいエスプレッソをいただいてみます。

エスプレッソというと、専用のマシンでいれるものの他に、ガスコンロの上に直接乗せる、金属の器具をご覧になったことのある方も多いと思います。
マシンはどうしても高いので、そんな直火式の簡単な器具でおいしくいれられるなら、そちらで済ませたいところでしょうが・・・。

マシンでいれたエスプレッソと、直火式の器具でいれたものを比べると、その差は歴然。

右が直火式です。左のマシンと比べると、明らかに色が薄くて、香りも味も全然いまいちです。
エスプレッソは、やはりマシンでいれるのがおいしいのですねー。

では、いよいよマシンでエスプレッソを作る実習です。
使ったマシンは、スタバで家庭用に販売している「バリスタ」というマシン。


まずは、ミルク泡立て用のスチームが出る銀色のノズルを使って、ミルクを泡立て、スチームミルクを作ります。
なぜスチームミルクを先に作るかというと、エスプレッソは抽出して短い時間のうちに、最高の香りが失われてしまうので、先にミルクを用意しておいて、コーヒーができたらすぐにミルクを合わせる必要があるからです。
銀色のカップの中にミルクが入っていて、ノズルの先をミルクの中にいれ、コックを開いてスチームを出し、勢いでミルクを泡立てます。

この時、カップに温度計も入れておいて、スチームの熱でミルクが温まっていくので、温めすぎないように温度を確認しながら作業を進めます。


スチームミルクができたら、次はいよいよエスプレッソ。
カップ型をした金属のフィルターに、エスプレッソ用の極細挽きの豆を入れます。

この時、適度な加減で、いれた豆をプレスして押し付け(=タンピング)、平らにならしておきます。このタンピング加減で、抽出の速度が変わり、味に大きく影響するので、ここはキモですねー。

そして抽出。

スタバのエスプレッソのベストな抽出条件は、7gの豆に対して、45mlのお湯で抽出し、豆に吸収される分を除いて最終的に30mlのエスプレッソができます。
この30mlの抽出を、20秒間で行うのがベストの抽出速度。
先ほどのタンピングによって抽出速度が変わってきます。しっかり粉が詰まっていると、お湯がゆっくり通り、コーヒーの風味が十分に抽出されます。

そして、あらかじめバニラなどの好みのシロップを入れておいたカップ(240ml)にエスプレッソを入れて混ぜ、即座に(10秒以内!)先ほどのスチームミルクをカップ半分まで入れ、残りの半分を豊かなクリーミーな泡で満たすと・・・。
エスプレッソドリンク「カプチーノ」の完成!


このカプチーノ、ほんとうにおいしかったです!!
いや~、シアワセでした・・・。
たっぷりの泡の口当たりと、コーヒーのおいしいところだけを取ってきたかのような、かぐわしい香りと澄んだ味わい。
コーヒーって、基本に忠実にきっちりと作ると、こんなにおいしくいただけるんですねー。

ぱぴりおにも最高のエスプレッソやカプチーノ、ラテなどを飲ませてあげたくなりましたが、このマシン「バリスタ」は¥44000だそうですので、ヴィシア家は当分、コーヒープレスでおいしいコーヒーをいれてあげる、ということで・・・。

コーヒーがいまいち苦手だった私のコーヒー人生を大きく変えた、このスタバセミナー。
スタバに行くのが楽しくなりましたねー。今度はいろいろ私もオーダーしてみよう・・・。


豊かな春の香り:笹屋伊織の餅菓子2種

2006-04-02 22:25:17 | うれしいお菓子

モンブランへご来店の皆様、こんばんは。
ヴィシア家のあたりは夕方、あいにくの雨になりました。
せっかく満開の桜も、花散らしの雨に打たれていました。

去年のこの時期にも画像をお見せしましたが、ヴィシア家のベランダは公園に面していて、窓のすぐ外に桜並木があります。
今日のお昼はトップ画像のようにきれいな桜が楽しめました。
去年の春に比べると、私もだいぶ活動できるようになり嬉しいですね。
来年の桜の頃には、もっとアクティブになっていられますように。

さて、この時期にはやはり、桜風味のお菓子が食べたくなりますね。
ちょうど、先週京都に日帰り出張だったぱぴりお氏、春の香りあふれるお菓子を買ってきてくれました。

笹屋伊織の餅菓子「桜道明寺」と「よもぎ餅」の詰め合わせです。


個別包装の小ぶりのお餅の中に餡を詰めたお菓子で、
「桜道明寺」は道明寺粉と桜葉パウダーを練りこんだピンクのお餅でこし餡を包み、
「よもぎ餅」はよもぎを練りこんだ緑色のお餅で粒餡を包んであります。

このお菓子、包みを開けると、日持ちのするお菓子なのに桜やよもぎの香りがなかなか豊かにして、春を感じさせてくれます。
餡がこし餡と粒餡なので、食感も2通り味わえるのがいいですね。
番茶にもよく合いました。ありがとう、ぱぴりお!

笹屋伊織は、わりとこういうお餅系やゼリー系のお菓子がおいしいように思います。
ぱぴりおの次なる希望は、月に3日だけ限定販売される、ここのどら焼きをゲットすること。
しかし、そうそういいタイミングで京都出張が入りそうにもないので、目標達成はしばらく先のことになりそうです・・・。


ぱぴりお、山口で足湯につかる

2006-04-01 00:15:19 | うれしいお菓子

モンブランへご来店の皆様、こんばんは。
ウチの巨匠の連載は、お楽しみいただけましたでしょうか・・・。

この間の週末、夫・ぱぴりおは、お父さんの1周忌で島根県の実家に帰省していました。
法事を土曜に済ませたぱぴりお、翌日は帰りの飛行機の時間まで、車で山口県山口市に行き、知人に会ってきました。

山口市には「湯田温泉」という温泉街があり、観光用の足湯が市内に5ヶ所ほどあるそうです。
ぱぴりお、そのうちの一つに行き、足湯を体験してきました。


湯田温泉というのは結構歴史が古く、1200年頃の古文書に記載があるとか。
伝説によると、白狐が見つけて傷を治しているところを、和尚さんが発見した温泉なのだそうです。

なので、この温泉ではキツネが重要なマスコット。
足湯にもみんな、石造りのキツネが置いてあるそうです。


中はこんな感じで、木のベンチに座って、浴槽に足をつけます。

水深は膝下10cmくらい。結構深いですね。
湯温は熱く、噴出し口は66℃(!)あるとか。
皆足を真っ赤にしていたそうですので、つけるところも50℃くらいあったのでは・・・と、ぱぴりお談。
15分くらいつけていると、汗がたくさん出たそうです。

さて、山口のお土産は、ういろう。

今回は、「豆子郎」(とうしろう)というお店のういろうです。
画像は小豆味。抹茶味もあります。
山口には、もともと「御堀堂」(みほりどう)という、おいしいういろうのお店があるのですが、こちらはそこから独立したお店だとか。
「豆子郎」のういろうもおいしいのですが、ぱぴりおによると、「御堀堂」の方がもっとおいしいそうです。

ういろうと言うと、名古屋が有名ですけれど、私も食べたことは何回かありますが、正直言って名古屋のういろうは、ちょっとヘビーすぎて(笑)あまりたくさんは食べられません。(名古屋の方、ごめんなさいね・・・。)(^^;

しかし、山口のういろうは、もっとあっさりした上品な味わいで、小豆の香りもよく、お茶とよく合って、いつもおいしくいただけます。
山口ういろうは知名度はまだまだ・・・なんですけれど、おいしいのでもっと世間に広めたいですねー。
ぱぴりお、おみやげありがとう!