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LUNACY

cygnus' blog

響きの森クラシック・シリーズ Vol.60 [指揮:アンドレア・バッティストーニ×ピアノ:外山啓介]

2017-05-20 23:17:54 | ピアノとクラシック
東京フィル

文京シビックホール 大ホール

本編はオール・チャイコフスキープログラム

チャイコフスキー/イタリア奇想曲
チャイコフスキー/ピアノ協奏曲第1番
《外山啓介アンコール》
ドビュッシー/ロマンティックなワルツ

チャイコフスキー/交響曲第5番
《アンコール》
ドヴォルザーク/スラブ舞曲第8番

バッティストーニくんと外山啓介くんと両方に興味があるのは、このブログのこのカテゴリの記事の通り(笑)。
だからまぁ、それなりには期待していました。

イタリア奇想曲って、バッティストーニがイタリア人だから、なるほどの選曲。
バッティストーニとしては、いつも通りだった感じ。
ほか、チャイコの5番も、アンコールも、やっぱり、リズムの人だなぁと思うのでありました。
チャイコのロシア的なのが、リズムで面白い料理になっている感じ。
ただ、チャイコの5番では、金管さんの音が、割れているわけではないのだけれど、もっと柔らかいのが僕好み。
また、もっと、木管楽器や、弦楽のビオラやチェロが鳴っていた方がよかったなぁ〜。
席の位置の問題かしら?

それから、外山くん。
ちょっと今日は、冴えなかったかなぁ〜というのが、正直な印象。
いや、僕は、12年?13年?のファンだからいいけれど、そうじゃない人はどうだったんだろう?
打鍵ミスが多かった感じだし、しかも、ダンパーペダル踏み込むから、アチャーみたいな(汗)。
第一楽章の主題提示部から、ちょっと不安定で、おじさんはハラハラしたのでした。
中盤もノッペリした感じが少々あって、うぐっ。
オケにかき消されて鳴ってない?みたいなところもアリ。
ただ、昔と違って、叩くことはなく細やかに弾くようになったのはいいね(←って最近いつも書いているかw)。
それと、リタルダントのかけ方・巻き方は、上手くなったなぁって思いました。

というわけで、ちょっと調子が悪かったのかな?というのが、まとめでありやす。
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外山啓介ピアノ・リサイタル (2017.1/28)

2017-01-29 17:24:48 | ピアノとクラシック

HAKUJUホール

言い訳にしかならんのですが、先週金曜日に降ってきた仕事が(精神的にプレッシャーが)重くて、リサイタル中も、かなり、上の空状態でした。
寝落ちしていない(はずな)のに記憶飛んでるみたいな。
たとえば、後半、ヴァルスに入っていたのに気づかないとか。
一応、アンコールが一番良かった印象はのこってますが。

こんな失礼な状態で、感想を書くわけにはいかないかな、と思いますので、今回は記録をパスします。


とりあえず、今年はメジャーデビュー10周年を意識していくみたいだね。
逆にいうと、僕のコンサート・リサイタル
通いはその1年前の2006年からだからかれこれ11年か(;^_^A。

あ、会場で、avexのN島さんをお見かけし、レコード会社からはまだ見捨てられてはいないようで、ホッとしました(笑)。
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イーヴォ・ポゴレリッチ ピアノ・リサイタル(2016)

2016-12-11 23:30:43 | ピアノとクラシック
サントリーホール

毎年恒例?になっている感じの、ポゴ様のリサイタル。
今年も行って参りました。

今年のプログラムはこんな感じ。
http://www.suntory.co.jp/suntoryhall/schedule/detail/20161210_M_3.html
アンコールは、 シベリウス:悲しいワルツ でした。

やっぱり、とにかく僕には不思議なんですよ(汗)。
どうして、あんなに軽快な感じと重厚な感じが同居したままで、素晴らしい音楽として成立しているのか。
パンフレットには、ミサのようと書いてあったけれど、そんな厳粛な感じ。


それにしても、やっぱり、所作からして神経質そうだね。。。
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外山啓介ピアノ・リサイタル2016 〜ベートーヴェン&リスト〜

2016-08-07 23:06:35 | ピアノとクラシック
サントリーホール

祝・10周年!
よく考えたら、新人の時から10年連続でサントリー単独公演ってたいしたもんだよなぁ。。。
 ※裏を返せば、僕がオッカケして十ウン年経つということ(爆)。

本人の思い入れの強い(修論もだっけか?)リストをキモというかメインに据えたプログラム(なんだよね?)。
リストは、ベートーヴェンを激尊敬していたから、歴史の流れを追ったプログラム。
ついでに、ワーグナーも、べートーヴェンの交響曲を聴いて音楽家を志したわけで、ある意味、ベートーヴェンとその後を継いだ作曲家のプログラムともいえそう。ラストのバラード第2番を除けば、ちゃんと歴史順・年代順になってる。

◇◇◇

ベートーヴェン ピアノ・ソナタ第14番 cis-moll op.27-2 『月光』
ベートーヴェン ピアノ・ソナタ第17番 d-moll op.31-2 『テンペスト』

リスト 『愛の夢〜3つのノクターン〜』 S.541
 第1番 As-Dur「高貴な愛」, 第2番 E-Dur「私は死んだ」, 第3番 As-Dur「愛しうる限り愛せ」
リスト 『ラ・カンパネラ(パガニーニによる大練習曲第3番)』 gis-moll S.141-3
ワーグナー/リスト 『イゾルデの愛の死』 S.447
リスト バラード第2番 h-moll S.171

<アンコール>
ドビュッシー ロマンティックなワルツ L.71

◇◇◇

まず、ほんとどミスがなかったよね?(笑)
んで、無駄に叩かなくなって、優しい弾き方が<安定して>出来るようになってきたよね。
そして、ダンパーペダル踏み込みすぎ(&踏み込み時間長すぎ)ということもなくなってきた。
弾き終わりのまとめ方とかも落ち着いているし。
やはり、10年で確実に進歩しているよね。(上から目線で本当に申し訳ないけれど)

実は、『テンペスト』って第3楽章しか聴いたことなくって、初めて前の方を聴きました(汗)。
『ラ・カンパネラ』のジャンっと鳴らすところは、ちょっと昔の彼の演奏っぽくて、それはそれで佳かったんではないでしょうか。
プログラムにもあるけれど、リストのバラード第2番。「技巧的なところと抒情的な部分」って、なんか技巧的なところが(演奏以前の曲として)スゴいんだなぁと。耳が、そっちに気を取られてしまいました。


この10年を振り返って思うのは、マネージャーさんがいまの方に変わってから、落ち着いてきたなぁって印象。個人的に感じるだけだけれど。
いや、つまり、それ以前は、結構、本人が若いというのもあるだろうけれど、結構、メンタル荒れていたんじゃないだろうか(苦笑)。


最後にふたつ。

調律師ネタのコミック『ピアノのムシ』の既刊全巻を読み切ってから、この主人公的な視点で見始めてしまいそうです(笑)。

皇后陛下がいらっしゃることを期待するのは、いまの状況では、さすがに、無理でしょう。。。残念。
落ち着いてから、また是非お越しいただきたいものです。
Comments (3)
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リオール・シャンバダール指揮ベルリン交響楽団 ピアノ:外山啓介

2016-07-16 01:29:07 | ピアノとクラシック
サントリーホール

★プログラム★
エルガー: 愛のあいさつ
シューベルト: 交響曲第7番 ロ短調 「未完成」
シューマン: ピアノ協奏曲 イ短調
ドヴォルザーク: 交響曲第9番 ホ短調 「新世界より」

★アンコール★
シューマン:トロイメライ (ピアノ・アンコール) 
ワーグナー:オペラ『ローエングリン』第1幕への前奏曲

パンフレット冊子に1000円取られた(泣)が、それによると指揮者のシャンバダール氏ってイスラエル生まれなのか。それなのにドイツのオーケストラの指揮者ってすごいな。
しかも、アンコールはワーグナーって。。。大丈夫なのか?とこちらが心配。
しかも、迫力、失礼、貫禄あるオナカをしてらっしゃる(笑)。

オーケストラは、個人的には、柔らかさのある繊細な音を出す楽団だなぁという印象。突き抜けてはないけれど、悪いところもないという感じでした。
エルガーの「愛の挨拶」はそつなく無難な印象。
シューベルトの「未完成」は、僕が曲を完全に忘れていました。
ドヴォルザークの「新世界」は、オーケストラがキメるところで迫力を出してましたね。プログラム前半でバテないようにセーブしていたのかな?(笑)
ワーグナーって、金太郎飴のように、どこをとってもワーグナーって感じだよね。「ローエングリン」もそういえば、ココも有名だったな、と。←どうしても、元吹奏楽部としては「エルザの大聖堂への入場」が先に思い浮かぶw。


というわけで、目当ての外山くん。シューマンの協奏曲です。
以前、広島?でハデに転けてやらかした(らしい)といういわくつきの(苦笑)。
だから、とにかく、まずは、トラブル無く最後まで弾き抜いてねぃという意識ばかりが先に立ってしまいました。
和音をちょっと叩き気味だったし、パッセージは粗い感じもあるけれど、昔と較べたら遙かに向上しているかと。
また、以前、さんざんリズム感ないとか、ヒドいこと書いてきたけれど、今回は、途中のシンコペーションも、それなりにバシッとしていたかな、と。
後半、細々とした音が多くて大変そうにも感じたかな。

あと、それが別に悪いわけじゃないのだけれど、自分をオケに合わせるタイプなんだろうなぁとつくづく感じました。
オレ様モードで、自分がオケをグイグイ引き込んでいく感じじゃぁないよね(笑)。

でも、不思議なくらい、やっぱり音が綺麗なんだよね。キラリン外山とか、キラリンケースケとか名付けてみようかw。
ただ、濃さ・深さが足りないという人もいるのかもだけれど。

とまぁ、こんな感じにまとめてしまうことからもわかるように、僕としては、今回の演奏は満足です。もう1度聴いても良いなぁって。
今、全然それどころじゃないけれど、皇后陛下・美智子さまにも聴いていただけたらなぁとも思ってみたり。


蛇足。
パンフレットの解説に、外山くんの演奏が女性ファンの心を鷲掴みとか、会場が女性で満席とか書かれているけれど、オイラはどないになるんねん(笑)。
Comments (8)
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外山啓介ピアノ・リサイタル(14th February 2016)

2016-02-17 23:27:50 | ピアノとクラシック
HAKUJUホール

毎年恒例のHAKUJUのリサイタル。2016年も行って参りました。
本年は、珍しく?ぬるい天気の日(by理容室のアシスタントくん)でしたね。

プログラムは次の通り

スカルラッティ:ピアノ・ソナタ ヘ短調 K.466
ハイドン:アンダンテと変奏曲 ヘ短調 Hob.XVII:6
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第31番 変イ長調 Op.110

ショパン:プレリュード第17番 変イ長調 op.27-17
ショパン:ノクターン第10番 変イ長調 op.32-2
ショパン:マズルカ第49番 ヘ短調 op.68-4
シューマン:謝肉祭 op.9

<アンコール>ショパン:ワルツ第9番「告別」 変イ長調 op.69-1


行きの電車で、フライヤーに書かれているこの並びを見て、このセットリストのポリシーっつうかプリンシプル、フィロソフィーって何だ?と思ってしまい(笑)、また、f-mollとAs-Durばっかりだな....と独りごちていました。
そうしたら、プログラム裏面の本人解説に、「テーマは<調性>です」とな(爆)。
 # というか、良いところに気がついたと誰か褒めてくれw。
しかし、プログラム読むまで、この両者が平行調の関係だと気づかなかったぞ。。。。
 # というか、フツーの人は、平行調と言われてわかるのか?(笑) いや、実はこのハイブロー(*)ぶりがツボだったw
プログラム本人解説と終了時トーク内容をあわせると、ベートーヴェンのソナタがまずやりたいこととしてあって、そしてから、合わせる曲を選んだとのこと。

んで、もうひとつ。この演奏曲順って、歴史順になっている?よね?
少なくとも、バロック>古典>ロマン派の順ではある。プログラムに言及なし。
とりあえず、歴史の流れも感じてねということか...。いや、ハイブローだわw。

元帝国ホテル料理長の故村上氏が、テレビに出るようになってから、(一般人に伝えるために)論理や数量で説明する手法を身につけたように、外山くんも洗足で教えるようになってから、そういう路線になったのか。それとも、もともと、理屈っぽかったのか(笑)。

前置き長すぎる↑w。

まず、全般として、ほとんど速弾きがなかった。落ち着いていたな、と。
んで、打鍵ミスがほとんどなかった?というか、気づかなかったというか気にならなかったというか。そういうのはよかった。ホッ。

各曲それぞれについて簡単にコメント。

本人もトークでしゃべっていた気がするけれど、スカルラッティ。最初の導入の曲としてはちょっと暗かったかも...。
んで、ハイドン先生。いかにも古典派というか、定型ってこういうものという形式を伝えられた気分。
でも、曲としてあんまり面白くなかったかなぁ。
んで、師匠の後に弟子のベートーヴェン。この演奏の曲の並びにも意味があるのかな?
外山くんも、気合い入れいていたのだろうし、そつなく弾きこなした感じ。
ただ、もうちょっと強弱のバリエーションがあっても良かったかなぁ。
そして、贅沢言うと、第3楽章が歌ってない感じ。ちゃんとadagioでゆっくりなんだけれど、その分、もっと叙情というかが欲しかったかな、と。逆に、FUGAという形式を忘れないように気にしすぎたかな。
 # というか、一度、ドイツとイタリアの歌曲を歌ってもらって、聴いてみたいわw。レッスンでやっているはずだろうしw。

そして、後半。
ショパンの3曲。実はこの3曲が、僕として、聴いている側としては、一番<調性>を意識できた気がする(汗)。
ラストはシューマンの謝肉祭。
ちゃんと、盛り上げて鎮めて、つまり、緩急がついていて、なんか、聴いていて愉しかったよw。
んで、やっぱり(他の曲も含めて全般的に)和音は上手くかき鳴らしている感じ。そして、両手で上下に展開するところで、(たぶん本人は無意識なのだろうけれど)グワッと勢いがつくというか引き込む感じがあるよね。というか、そこが僕の萌えツボなのか?←早く気づけよw

まぁ、なにはともあれ、昨年でオッカケはじめて10年以上経ったということに気がついて、絶叫してるw。
早かった気もするし、そんなもんかという気もする(苦笑)。

あ、どうでもいいけれど、髪が少し伸びてましたね(笑)。最近、短髪路線だったから、視線がそこにも行ったw。


*: 英国BBCなどがよくやる情報提供の仕方の一つ。
わかる人にしかわからなくても(場合によってはエリートのみにしか伝わらなくても)、社会にとって真っ当に価値ある情報を、大衆化させずに流すこと。複雑なことや難解なことは、時として、一般人にすぐにわかるように簡単には説明できないという共通認識が社会にないと、大変。
最近の例だと、重力波初観測のニュースが世界の大手紙の一面を飾ったことなど。
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西本智実イルミナートフィル(オーチャードホール第3回定期演奏会)×外山啓介(ピアノ)

2015-12-19 23:43:29 | ピアノとクラシック
12/11(Fri)だったので、もうだいぶ経ってしまいましたね。


ラフマニノフ: パガニーニの主題による狂詩曲 作品43
ムソルギスキー: (ラヴェル編)展覧会の絵
ラヴェル: ボレロ
[アンコール] アンダーソン: クリスマスフェスティバル

というプログラム。

オーチャード。やっぱり、音が頭の上を掠って飛んでいく~><。結構、後ろのほうの席だったんだけれど(汗)。

だから、最初のパガニーニの主題による狂詩曲なんかは、音が聞こえづらくて辛い。。。。
外山くんのピアノもちゃんと味わえなかった感じで、ちょっと残念。
オケもピアノも抑揚無く聞こえてしまってねぇ。。。
正直、あまり印象に残らなかったっす(汗)。

展覧会の絵も、金管ファンファーレが、なんかイメージ違うわぁってところ(汗)。
ボレロも、スネアはともかく低音打楽器さんが、なんかイメージ違うわぁって。。。
クリスマスフェスティバルが一番不満少なかったかも(笑)。

クリスマスフェスティバルでの、観客も一緒に会場での大合唱「きよしこの夜」は、男声で歌うと無駄に目立つので、僕はファルセットで頑張ってみたw。


なんか、オケについて、ネガティヴに書いてしまったけれど(汗)、
西本さん(むかし智サマとか言っていたけれどw)も、自ら芸術監督になって自前の楽団&バレエ団を構えたことは、もの凄い偉業だと思うのです。
まだまだ、できたてほやほやで、これからじっくり育てていくもの集団だと思っています。むしろ、こんな短期間にこれだけのことを成し遂げていることが素晴らしいといえるのではないかなと。
だから、この先に、期待しているということで、この日記オシマイ。
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外山啓介ピアノ・リサイタル[2015.11.11(thu)]

2015-11-11 23:59:07 | ピアノとクラシック
旧朝香宮邸 東京都庭園美術館コンサート2015

プログラムは、

ショパン: ノクターン第3番ロ短調op.9-2
    : バラード第3番変イ長調op.47
    : バラード第4番ヘ短調op.52
リスト: バラード第2番ロ短調

アンコールは、ショパンの遺作でした。
なお、今回は、プログラムの曲解説が、久しぶりの本人作文。


まず、庭園美術館の入り口で警備員さんが会場の割に多くてあらまぁ、と。
開場前に玄関に並んでいたら、奥の新館のトイレは開演10分前に閉鎖しますと。ふ~ん。
んで、ロビーは、関係者っぽい人も会場スタッフも(つまりファン以外)多いなぁ、と。
そうしたら、開演前に、アナウンス。皇后陛下ご臨席とのこと。うわぁ!そういうことか、と。
去年のサントリーもだったし、本当に皇后陛下がお気にいられたようです。ファンとしても光栄。
かくなるうへは、お孫さんの秋篠宮悠仁親王殿下も連れてきていただいて、ファンにしてもらいたいところです(笑)。

それで、外山くんが入場して演奏開始。
ところが、どうもギコチナイというかタドタドシく聞こえ(まく)るノクターンw。
まぁ、栄誉や名誉といったものは緊張やプレッシャーとともにあるのね、と。

バラード3番と4番では、なんとか持ち直した感じだけれど、やっぱり、どっかバラバラ感がそこかしこに出てしまっていたような気がする。。。。本人は意識していないかもだけれど。
右手と左手とペダルが噛みあい損ねちゃうというか。
ただ、やっぱり、彼は、(これも意識していないかもだけれど)3番みたいに調性が黒鍵の長音階だとスイッチが入るというかノリが上がってる気がする(笑)。
あと、3番のラストのカデンツァ、速っ!(笑)←本人そのつもりないだろうし、多分に僕の個人的な好みの問題なのだけれど。

リストのバラード2番。
ショパンのバラードもそうだったんだけれど、和音はカッチョよく鳴らせるんだけれど、動くパッセージがうまく奏でられない的なところがあったかなぁ?
ただ、右手左手を同時に拡げて展開するところは勢いがあってグワっとやるよね(笑)。

あ、あと、どの曲も、強弱のうちメゾフォルテが無い感じw。

なんか、テクニックについて定番パターンのコメントになっちゃっている気がする(汗笑)。


んで、最後に、最近は毎度のMC。
リストのバラード2番に対する思い入れについて。

アンコールも無難に弾いて、プログラム終了。

皇后陛下退場時に、至近距離(3mくらい)でお顔を拝むことができて幸せでございました。


その後、懇親会(だったらしい←あれでw)。
ロビーにて茶菓のサービス。
しばらくしてから、外山くん本人とマネージャーさん登場。
でも、ちょちょいと人(たぶん関係者)が変わりながら、本人と談話するだけ。
本人が「それじゃ、着替えなきゃないのでコレで」の一言で、ドドッと観客が押し寄せる(爆)。
一通りファンが貢ぎ物を渡して、黄色いニット着た男の子にプログラムにサインのサービスして、お開き。
というか、マネさん、段取り悪すぎ。もっと、このパーティーのような会のプログラム考えようよ。。。。


とりあえず、そんな感じでした。マル。
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フジコ・ヘミング&N響の仲間たち

2015-10-19 22:37:33 | ピアノとクラシック
新宿文化センター

プログラム
1. ヴィヴァルディ「四季」全曲
2. ショパン ピアノ協奏曲第1番(弦楽合奏版)
3. シューベルト 即興曲
4. リスト ラ・カンパネラ

ヴィヴァルディの四季はN響のストリングスさんたち
ショパンのコンチェルトの指揮はマリオ・コシック
シューベルトとリストはフジコ・ヘミングのピアノソロ

初めて、フジコ・ヘミングを聴いてきました。
噂には聞いていたけれど、凄い衣装だわ(笑)。

まず、最初の四季のチェンバロにフジコさんが入るのかと思ったら違ったのね(汗)。
よく考えたら、この曲も通しで生で聴くのは初めてでした。
個人的には、「冬」の第一主題をもっとゆっくり聴きたかったなぁ~って(いや、あそこが好きなんですw)。

後半。
フジコさんの演奏を聴いていると、すごく不思議な感覚に引き込まれたんですよねぇ。
もちろん、男の人の弾く演奏と違って、女性らしく綺麗なんだけれど、それだけじゃない何かがある感じ。
最近、若いコの演奏ばかり聴いていたから、大御所演奏家の余裕みたいなものを感じたのかもしれない。


それにしても、プログラムがちょっと謎かな。
ストーリー性というか、ポリシーがちょっとよくわからない(苦笑)。
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アンドレア・バッティストーニ指揮×東京フィルハーモニー交響楽団

2015-09-11 00:09:42 | ピアノとクラシック

9/10(thu) 於:サントリーホール

ハイ。バッティストーニが気になってまた行ってきました。
ふーん、彼の彼女はミラノに住んでいるのね(by プログラム)←どうでもいいはずなのに頭に残るw


ヴェルディ:歌劇『運命の力』序曲
ラフマニノフ(レスピーギ編):5つの絵画的練習曲
ムソルグスキー(ラヴェル編):組曲『展覧会の絵』

という、イタリアとロシアの橋渡しが意識されているような作品群。

簡単にコメントしていくと....

「運命の力」序曲
イントロのトランペットがちょっと音が割れ気味でオイオイと不安になったかな。
あと、フィナーレの盛り上げ方がやっぱりラテン系なのかしら?って感じ(笑)。

「5つの絵画的練習曲」
ここでも、2曲目「謝肉祭の情景」に、ラテン系のお騒ぎ感を感じるw。
ただ、なんか、全体的には、のっぺりした感じを受けたかなぁ。

「展覧会の絵」
最近はピアノでばかり聴いていて、ラヴェル編曲のオーケストラ版を聴いたのは久しぶりでした。
今日は、この曲に集中していたのかな?前2曲より気合いが入っている感じでした。
最初のプロムナードのトランペットのファンファーレ。僕のアタマの中にあったイメージと違って、良い意味で新鮮でした。
ほかの箇所やパートも含めてやっぱり、スラーとかテヌートでのリズムの作り方や強弱の置き方がツボりました。

んで、ビックリしたのが、ラストの「キエフの大門」。
まず、裏で支えるアルペジオ他のラインが、他のパートの音で、かすれ気味だったのは残念。もうちょっと調和が欲しかった。
それからフィナーレ。
とにかく、あんなにガンガン鐘を強く鳴らすキエフの大門は初めてでした(爆)。
あれ、ウクライナの土着系の泥臭い大地に聳えるキエフの大門じゃない気がする(笑)。
ロシアの都サンクトペテルブルクの奇麗かつ荘厳な感じでもない。つまり、東方正教会っぽくないんだよなぁ。
流麗で(そこそこ良い意味で)流れている軽い感じ。つまり、きっと、バッティストーニのベースの北伊の街の教会のイメージなんじゃないだろうか?


最後に、オケ全体として、もうちょっと、音に彩りというか色気というかが欲しいかなぁという感じ、
表情がもっと欲しいかなぁという感じはしました。贅沢言っているのは百も承知ですが(汗)。


まぁ、何だかんだで、バッティストーニのあの「リズム感」に、僕がハマっているのは間違いないwので、
しばらくは熱がつづきそうな感じです。年末の第九も行っちゃおうかな~って思ってるw。
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外山啓介ピアノ・リサイタル2015~オール・ショパン・プログラム~

2015-09-01 00:10:30 | ピアノとクラシック
於:サントリーホール

えぇと、レポートを書くのをサボろうと思ったのですが、関連キーワードで、ダイレクトにこのblogにアクセスしようと、検索かけて来る人が激増しているので(どうもありがとうございます)、簡単に少し書いておきます(笑)。

☆本編☆
エチュード第3番 op.10-3「別れの曲」
3つのノクターンop.9
(ノクターン第1番、第2番、第3番)
バラード第1番op.23
バラード第2番op.38
プレリュードop.28-15「雨だれ」
ワルツ第9番op.69-1「告別」
バラード第3番op.47
ポロネーズ第6番op.53「英雄」
バラード第4番op.52

★アンコール★
コントルダンス
ノクターン 第20番 嬰ハ短調 「遺作」


全体的には、ここ2-3年の外山クンの演奏がそうであるように、落ち着いている感じで、弱い音に意識的で、細やかさが出ている感じでした。
むやみに叩かなくなったというか。まぁ、昔は、向こう見ず(といったら失礼だけれど)な疾走感で突っ走っていた感じありましたが、さすがに、年齢もあるのか?(笑)若さだけに任せることはなくなったということでしょうか。
ただ、逆に言うと、こじんまりしちゃと言うか小さくまとまっちゃう、裏の面もあるのかな~?それが出てきたかな~?とは思ったりもします。
バラード第1番なんかは、昔の演奏より今回の方が、僕は好き(良いか悪いかはわからんですが)です。丁寧さが効いているんじゃないかなと。
ただ、気になっちゃうのは、やはり、以前からずっと気になっていて、ココでも指摘してしまったリズム感。
こっちを引き込んで欲しいんだけれど、楽譜通りというのか、グイグイ感がちょっと足りないというか。
「告別」なんかもそうなんだけれど、やはり、「英雄」でそれを強く感じるな~、と。

あと、ラストに挨拶するようになったのは、うれしい。
それに、ちゃんとマトモなトークできる。エライ。(これ、できない人はトコトンできなくて、何言っているんだか分からない状態になるのよ(笑))

それから、ビジュアルは、短髪のまま(←どうでもいい情報w)。
ただ、頼むから、この先、中年太りするのはやめてねってところ(笑)。
Comments (4)
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アンドレア・バッティストーニ指揮×東京フィル

2015-05-21 23:34:11 | ピアノとクラシック
オペラシティ・コンサートホール

G.ロッシーニ: 歌劇「コリントの包囲」序曲
G.ヴェルディ: 歌劇「シチリア島の夕べの祈り」より舞曲
G.プッチーニ: 交響的前奏曲
O.レスピーギ: 組曲「シバの女王ベルキス」

イタリア人指揮による、とにかくイタリアなプログラム。
後援にイタリア大使館だもんなw。
バッティストーニくんにとっても、自家薬籠中のものだったのじゃないかと。

曲目は、基本、すべて、聴いてことのないものでした。ベルキスについては、吹奏楽版を少し聴いたことあるけれど。

東京フィルは、以前聴いたときに冴えないなぁと思ったのだけれど、今日のはちゃんと聴いていられたっすよ。
ちょっと、何カ所か、金管さんたちやパーカッションさんの音がキタナイところがあったけれど、気になるほどじゃなかった。
それに、メリハリもちゃんとついていたし。←コレは、指揮の影響が大きいのかな?

んで、バッティストーニくん。1987年生まれ。若っ!(爆)
数ヶ月前に、タワレコ渋谷6FでCDアルバム「イタリア・オペラ管弦楽・合唱名曲集」が横置きされていて、ややジャケ買い気味でw買ってしまったのだけれど、気に入ってしまって、本日公演のチケットをゲットするに至ったのです。
CDを聴いたときも思ったのだけれど、今夜も、リズム感、とくに溜めの作り方と巻き方がすっごく僕のツボでした(笑)。
そして、腕が長いせいだと思うけれど、本当に、柔らかにしなやかにやさしく動いていて、なかなか今までには見たことのないタイプの指揮でした。いや、モチロン、バシっっと振るところは凜々しくバッっと動いていますよ(笑)。

コレからも、ちょっとこのコはチェックしようかな(笑)。
まぁ、なんてジブンがミーハーなんだと思ってしまいますが(笑)。

それにしても、東京フィルもスポンサーがスポンサーだけに、陰に陽にチャラさが出てきている気もするけれど、経営を考えたら仕方ないよなとも思ってみたり...。
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外山啓介ピアノリサイタル 2015.2.7(Sat) HAKUJU HALL

2015-02-21 14:46:12 | ピアノとクラシック
あらら、もう2週間経ってしまったんですね(汗)。

メンデルスゾーン(リスト編曲):歌の翼に
シューベルト(リスト編曲):アヴェ・マリア
リスト:バラード第2番 h-moll
リスト:オーベルマンの谷~巡礼の年 第1年「スイス」より

シューベルト:4つの即興曲 作品142
 第1番 f-moll 第2番 Es-Dur 第3番 B-Dur 第4番 f-moll

(アンコール)リスト:コンソレーション (...だったと思う(汗))

なんか、もう2週間も経つと、記憶も印象も薄れてしまって(汗)。思い出せないダメっぷり。
プログラムはちゃんと筋が通っていてよかったんじゃないかしら。

とりあえず、全体を通して、落ち着いているというか、しっかり練習はしているというか。
裏を返すと、弾けているからもっと色づけして歌って欲しい感じだったような。
とくに後半のシューベルト。

メンデルスゾーンの「歌の翼に」は、(副専攻は声楽(藝大のピアノ科は必然にそうなるはず...)なのだから)マジで歌ってみて欲しい。
実は聴きたくてしょうがない(笑)。

あと、会場で、夏のサントリーホール公演(8/29)の案内がありましたね。
それから、秋に、高崎で平日(10/6)だけれど、公演あるみたい↓。
http://www.takasaki-bs.jp/jigyou27zaidan.html#toyama
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若林顕 ピアノで聴く『第九』

2014-12-22 07:20:47 | ピアノとクラシック
第一生命ホール

若林さんを聴くのは初めて。
一応、リストのプログラム。

リスト
・コンソレーション第3番 Des-Dur S172/R12
・愛の夢 S541/R211 第3番 As-Dur
・ハンガリー狂詩曲 第2番 cis-moll S244/R106

ベートーヴェン/リスト編曲
交響曲第9番 d-moll 「合唱付き」 op.125 (ピアノ独奏版)

(アンコール)
J.S.バッハ/ジロティ編曲
プレリュード

前半は、他の人の演奏でも聴いたことありましたが、やっぱり、エリザベートコンクール第2位(ってのが一番栄えあるこのお方の成績だよね?)は、伊達じゃないな、と。

そして、後半のメインプログラム。初めて聴く逸品。
まず、省略されることなく編曲されているようで、演奏スタミナに脱帽(笑)。
オーケストラが圧縮されているから、濃密ですね。というか、あのスケールをピアノで再現してしまうってのがスゴイですね。
昔の小泉首相じゃないけれど、感動した!って感じでした。

それから、ベートーヴェンの弟子にツェルニーがいて、その弟子がリストという関係も、初めて知りました(汗)。


それにしても、若林さん、太っちゃったなぁ....(ボソっw。
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イーヴォ・ポゴレリッチ (ピアノ)

2014-12-20 14:03:43 | ピアノとクラシック
12/14 サントリーホール

あの、ポゴレリチ様でございます(笑)。やっと、生演奏を聴くことができました。
ショパコンで、アルゲリッチ姐さんが、「あの子は天才よっ!」って言って、審査結果に不服で、多の審査員群に後ろ足で砂をかけて出てきたっていう逸話を作り出した俊英。
CD持っているんだけれど、とにかく独特のリズム感や音圧(よく言えば個性、悪く言えばアクw)のある演奏をするお方。

ここ15年ばかし、公私ともどもいろいろあったようで、演奏・技法が変わりまくりらしい。その変遷が追えていないのが悔しい。

大曲4曲。
リスト:巡礼の年第2年「イタリア」から―ダンテを読んで(ソナタ風幻想曲)
シューマン:幻想曲 C-Dur op.17
ストラヴィンスキー:「ペトルーシュカ」からの3楽章 ロシアの踊り、ペトルーシュカの部屋、謝肉祭の日
ブラームス:パガニーニの主題による変奏曲 op.35

さすが、1年半前から準備していただけあって、濃密な演奏でした。

蛇足ですが、挨拶とか神経質な振る舞いだし、本番中も譜めくり男子に文句付けるし、こら、つきあうほうは大変だわと思いました(笑)。
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