BIKEBIND自転車日記ブログ2

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ジャイアントの工場を見てみよう

2013-09-16 14:49:00 | 自転車
なかなか興味深いですよ。


↑カーボン系のライン


↑組み立て系ライン


[[youtube:L-dDP_fXUoE]]
↑ホイール系ライン

いやまあ、人人人ですね。クイック一本を差すにも専門の人間が居るとは……。まさに人海戦術のライン作業です。

これだけの規模があるなら、世界中の会社から代理生産を頼まれても大丈夫なはずです。もっともここは台湾の工場なので、より量産を行うであろう中国はさらに多くの人がいるんでしょう。

以前ニュースで取り上げられて居たときに、ジャイアントは日本式の経営方法を取り入れていると聞きました。工場でもKAIZENの標語が掲げられているとか。そして経営者の方も日本をとても尊敬しているそうです。……なんだか日本よりも日本らしい気がしてしまいます(苦笑)。

世界規模で考えたとき、ジャイアント以上の会社が今後10年くらいで出てくるのでしょうか? チャイナリスクを避けて中国から多くの会社がインドやミャンマーなどに動いています。これは単純に危険だからだけでなく、給料が高くなりすぎて中国で生産するメリットがなくなりつつあることも原因だそうです。しかしそれらを鑑みても10年後、ブランド的な価値は別としてやっぱりまだジャイアントが世界一であるような気がします。根拠は……、勘です(笑)。でも外れていないかなとも思います。

巨人は強いですな!



マルゾッキ、新型モデルの解説動画を見てみよう

2013-09-16 11:30:00 | MTB
マルゾッキの新シリーズの動画が出て来ました。いままでよく分からなかった内部構造が分かるようになっています。各部徹底した肉抜き、中空構造、テーパー構造を採用しており、コイルスプリングを採用しながらエアスプリングモデルと伍する軽さとなっています。

さらに面白いのが、カートリッジバルブ構造を採用していること。おそらくDHモデルだけでしょうが、モーターサイクル系のコンセプトを持ち込んでいます。これによってショックの性質をガラリと変えることが出来ます。

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Marzocchi 380 C2R2 Ti - Moto C2R - DBC Tecnology | MY2014 on Pinkbike












フロントフォーク、380のバルブ構造





リヤショック、モトのバルブ構造


で、さらに驚いたのがリヤショックにもカートリッジバルブ構造を採用していることです。実際にやってみないとわかりませんが、リヤショックのバルブを完全分解せずに交換できるのはMTB用リヤショックではこれが初めてかもしれません。これもフロントフォークと同じでショックの性質を大幅に変更させることが出来ます。

いやいや、これはなかなかスゴイですね。マルゾッキを侮っていました(汗)。フロントフォーク用のダンパーシステム、ダイナミック・ブリード・カートリッジもフォックスのフィットカートリッジのように、密閉のカートリッジ式になっているように見えます。あちらはメーカーしか手を入れられません。こっちはバルブが外せるところを見ると、ショップレベルでも分解調整が出来そうです。

これでシール系と諸々の耐久性が確保されていれば……、マルゾッキの逆転のカードになるかもしれません。なんだかんだで888はずっと一定の支持を確保していました。マルゾッキは自社に何が求められ、何を改善すればいいのか、いい加減気づいたのかもしれませんね。

さてこいつらはどうでしょう?