さあ、2011年、屈指のDHバイクの登場です。
結構前から出てきましたが、BB部分を注目している見やすい写真を探していたので遅くなりました。
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Lapierre Prototype DH Bike with Nicolas Vouilloz... - More Mountain Bike Videos
http://www.pinkbike.com/news/lapierre-dh-team-details-2010.htm
完成車状態
フレーム状態
http://www.vitalmtb.com/videos/features/Lapierre-Prototype-DH-Bike-with-Nicolas-Vouilloz,2795/sspomer,2
http://www.pinkbike.com/news/lapierre-pendbox-suspension-2011.html
ラピエール・ DHチーム
●トラベル 200ミリ
●前三角アルミ× カーボンスイングアーム Pendboxシステム
●ケーブル内蔵
●ヘッドアングル調整可能64/63度
●フレーム単体重量 8.4 lbs (300グラムの軽量化)
●フレーム単体販売に成る模様
トップチューブは20ミリほど伸びるようです。
いやあ、格好いい!!!
問答無用の格好良さです。くー、ニコのバイクはこうでなくては!!
世界戦で10回の優勝を成し遂げた伝説のライダー、ニコラ・ヴィヨズ。車のラリーレースに転向し(彼はインプレッサが大好きでしたね)、数年前からMTBのDHとDHマラソンを中心に走っています。2010年のモデルも相当な良さでしたが、今季のバイクは、サンタやインテンスを凌がんばかりの可能性を感じさせます。
フレームもアルミとカーボンを使い分け、結構な軽量化に踏み切っています。
そしてなにより、今までのXシリーズとスパイシーなどで使われていた4バーリンクとは全く異なるシステムを投入してきました。
一番最初の動画を見たとき、BB部分のフローティング化に気づくのにちょっと時間が掛かりました。ユニットへの入力がとてもインパクトがあったので、騙されてしまいました(汗)。ユニットへの入力は2段階の梃子を使う複合梃子ですね。恐らくかなり凝ったトラベル感があるでしょう。
そしてPendboxシステムとシステムと名付けられた新型サスペンション。これが最大のトピックです。初めて見たときは普通のスイングアーム・シングルピボット形式だと勘違いしてしまいました。ところがどっこい、BB部はフローティングとも言える動きをします。
動画を見ると、リヤエンドがスイングして行くに従って、BBは前の方に動いていきます。要するにトラベルが進めば進むほど、BBとリヤエンドの距離は離れていきます。キックバックが強くなるのでしょう。
GTのIドライブや、マングースのフリードライブシステムに似ているかなあ? と考えたんですが、これらはトラベルにしたがって、BBは後ろ方向に引っ張られます。すなわちPendboxシステムとは逆に動くのです。その動きはチェーンを張ることに繋がり、漕ぐときも漕がないときも自由に動くシステムとは反対の性質を持ちます。
今回のラピエールのピボットはニコの好みとしては珍しくそこまでハイピボットではありません。ですがこの機構により、キックバックを生かせる仕様に成っていると推測できます。
もう一つ気になったのは、前後サスペンションがフォックスに成っていることです。ニコといえばオリビエ・ボッサール率いるBOSの開発ライダーとしても有名でした。BOSの起ち上げ以前から二人の交流は二人三脚と言っていいほどでしたから。
なにが起こったんでしょう?
でも、サンタクルーズのV10カーボンに匹敵する、2011年を代表するバイクであることは間違いないです。インテンスのM9より格好いいと思いますよ。性能もニコが開発に携わっているのであれば、まず間違いないでしょう。問題は日本に入ってくるかどうか……。
チームモデルとその下のモデルがラインナップされるようです。
どんなに期待してしてしてしても、問題ないでしょうねえ。