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ジキルが戻ってきましたね。
正直な話し、別に感慨もないのですよ(苦笑)。
先代ジキルがそこまで名作だったとも思ってないので……。
で、ふと思ったんです。キャノンデールの名作フルサスはなんだったのかと。そうすると……、あんまり無いようなというショックな事実に気付いてしまったんです。
強いて上げるならスーパーVとスーパーV DHですか。バッタフレーム。懐かしいですなあ……。欲しくて欲しくて堪りませんでしたね。私はヘッドショックが先曲げだった初代が一番好きです。
スカルペルは名作だという判定でいかと。モデルチェンジを繰り返し、残り続けているいるのがその証明ですね。
でも、いままで存在した様々なバイク達は結局残りませんでした。
悪くはないんですよ? それに結局シングルピボットに拘ってきた系譜は間違いなく存在するので、ただ単に名前を掛け替えただけと言うことも出来ます。
現行のライズとモトもいつまで存在するかわかりませんし。
キャノンデールはブランド自体が求心力を持っているので、高性能であれば問題ないのかもしれませんけど……。金看板はないですねー。
気を取り直してジキルの話を。
詳細データはないので、写真から読み取れる範囲で。
まず、ジキルという名前が付くことから、2段階調整は間違いないでしょう。ハイドバージョンのセッティングが存在するはずです。フロントフォークにフォックス・タラス36 180が付いているので、トラベルは180ミリと140ミリほどでしょうか。モトの後継機である可能性が高いですね。
キーポイントとなるのは普通ではないリヤユニットです。なんだかスコットのジェニウスのような印象を受けます。プル式ユニットかな? リザーバータンクと言ってしまうにはあまりにも大きな付属物が付いています。なにかしら切り替えるためのボルトがフレームに見あたらないため、ユニットで一括で性格を切り替えるのだと思います。
前に書いたプロトタイプのように上下から押すフローティング構造のような感じもありますが、ホワイト×グリーンの車体の写真から見るとチェーンステーにユニットが接続されていません。
リヤ三角のエンドにはピボットらしき黒丸があります。一つはスルーアクスルでしょうし、もう一つはエンド軌道に関係ないシートステー側です。
前三角はカーボンともアルミとも断言しがたいです。モトのように高級品はカーボンで、安いモデルがアルミという感じでしょう。
このクラスにヘッドショックを使わないのは正解ですね。私は片側に取られる挙動のレフティが余り好きではないのです。それにフォックスとロックショックスの技術は飛び抜けています。もはや一メーカーが独自開発で追いつける時代は終わったと言っていいでしょう。
良いバイクだといいですねえ。
追記
スカルペルも仕様変更が行われるようです。時代の流れを考えればロングストローク化でしょうね。個人的にはロックショックス・シドの120Eスルーアクスルで、リヤもスルーアクスルのモデルが出てくればかなりグッドだと思いますヨー。でもレフティなんでしょうね(苦笑)。