かねてよりちょっとした謎であったJR発寒中央駅前にある石造りの倉庫に、札幌建築鑑賞会会員であり発寒歴史漫歩倶楽部のメンバーさんが、この石造り倉庫を管理している株式会社ほくやくさんにお願いして、今回初めて立ち入りをさせていただきました。
前からこの倉庫の石は札幌軟石ではないという話を聞いておりましたが、今回同行してくれたレンガの研究をされている北翔大学の先生によると、その成分や色からして小樽の桃内軟石ではないかと話をされていました。
札幌市内の石造り倉庫ではその軟石を使う事は非常に珍しく今のところ初めてで、建設された年代もかなり古い可能性があるようです。
また内部も見せて貰ったところ、梁が非常に太かったり、入口のアーチの部分が半円状になっており建築方法としても古いものであるようです。
現在はほくやくさんが倉庫として使用しており、今後もこのまま保存してくださるとのことで一安心。
まずは第一回目の調査としては大きな収穫があった感じです。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます