8月30日に発生した国道5号線(札幌新道)〜下手稲交差点での死亡交通事故現場で、西警察署、北海道開発局、西区役所、西区土木センター、発寒北蓮長町内会、鉄工団地自動車学校、交通安全活動推進委員などの立会いのもと事故現場で視察説明が行われました。
概要としては午前10時8分頃、発寒12条1丁目の交差点で52歳男性が運転する大型トレーラーが左折する際に、自転車で横断中の48歳の女性が後輪に巻き込まれ死亡したということでした。
この交差点は札幌新道に対して、下手稲通が斜めに交差しており、事故のあった写真の向こう側は鋭角なので余計に大型トラック、トレーラーは左折をするにはかなり危険をはらんでいる事は確かのようです。
自動車学校の方からトレーラーから左後方はとても見づらく死角があることを伺いました。トラックにはサイドミラーもあり助手席の下側に窓が付けられてはおりますが、それでもやはり見にくいことは確かのようで、また警察の方からは左折する際にトレーラーの前を一旦右に振ってから曲がっていく事があるので、もしかすると自転車の女性はトレーラーが真っ直ぐに行くものと判断した可能性もあるとのことでした。
ニュースでも聞いた事によるとトレーラーの運転手は自転車を巻き込んでいる事に気付かず、周りの目撃者などから言われてようやく停止したようだったとも聞かれました。
現場から小樽方面へ400m先の交差点では15年前に発寒小学校の児童が、右折してきた普通貨物自動車にひかれ死亡する事故が起きています。
当時はその交差点を歩車分離式の信号にするよう署名活動も行われましたが、やはり交通量の多い国道でもあり高速出口からも近いこともあり、渋滞することは容易に想像できますが、歩車分離というのが事故を減らすには最も有効であるというのは警察の方でも認識しているようで、十数年前の警察の考えからはかなり変わったようではあります。
警察単独ではできないこととして、道路管理者の開発局とも話し合いを進めながら、交差点の改良なども考えていきたいとの事でした。
あれから発寒北地区内で何件の死亡事故が起きているだろう。当事者は地区内の人でない場合もあるけれど、町内会などとしては今後も地域住民に交通安全の呼びかけは続けるしかないだろうと思います。
追記:思えば宅配のトラックなどは「ヒダリヘマガリマス」とか喋っていたと思うけれど、トレーラーってどうだろう? 左折で死角をなくす対策がまだまだ必要なのだろう。
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