バイユー ゲイト 不定期日刊『南風』

ブルース、ソウルにニューオーリンズ!ソウルフルな音楽溢れる東京武蔵野の音楽呑み屋バイユーゲイトにまつわる日々のつれづれを

アーロン・ネヴィルのゴスペルアルバム!

2010-12-16 | 音楽

I_know_ive_been_changed アーロン・ネヴィルの新作はゴスペルアルバム。

「企画もの?」「これからの季節に最適!」などと軽いことを言っておしまいになりそうなものなんだろうな、と思っていたのでしたが…。
これが大間違い。
『I Know I've Been Changed』歌心に溢れた傑作アルバムでした。

とにかく丁寧なつくりが印象的な作品。ピアノにアラン・トゥーサン!を含むバンドの素晴らしい演奏、アレンジの上でアーロンが心のこもった歌を聴かせてくれます。神の教えとは縁遠い僕にだってなにかしら伝わってくるものがあります。
本作のプロデューサーはシンガー・ソングライターでもあるジョー・ヘンリー。最近ではTボーン・バーネットかこの人かってくらいにプロデュース業で成功しています。彼、なかなかのクセ者です。リズムアレンジや音色にも隠し味がチラホラしますし。なにより、近年は流石に衰えが感じられていたたアーロンの「現在の歌声」の魅力を最大限生かす配慮がかなり細かくされているようです。昨年の来日公演ではこれほど繊細な手触りはありませんでした。
ああ、アーロンってやっぱいいなあと思わせてくれます。完成度という点でも彼の代表作のひとつに数えられるようになるのでは?というくらいの名盤です。

ゴスペル集ということでご購入を迷われている方には心よりお薦めいたします。


にこごりと熱燗で

2010-12-16 | 酒と食事

にこごりと熱燗で
自宅にて、カレイの煮付けを食べた後で仕込んでおいた(というほどでもないけど)にこごりで一杯。 箸をつけた後でお見苦しいですが、素晴らしい。

今夜のバイユーは初めてお立ち寄り頂いた方がチラホラ。ありがとうございますまたのお越しをお待ちしております。

RのOさんこれからどうかよろしくお願いいたします。Yジンくんありがとう!

夜は長い、と言いたいところだけど…もう朝だ!


冬の夜の日本酒。

2010-12-15 | ある日の出来事

101214fukusima夏はレゲエ、みたいで嫌だけど。冬は日本酒が恋しくなるもんだ。
夏に飲むのも大好きだけど、冬の夜の日本酒にはやはり独特の魅力がありますね。

ぬる燗を深夜に飲る…。写真は阿佐ヶ谷で働いていた頃からの友人Jさんから頂いたもの。去年に続いて地元のお酒の差し入れ。F島県のお酒、なかなかいけます。この『奥の松』も濃いめの味で軽くなくってどっしりと飲めます。

かつては一緒にイベントを成功させたりもした貴重なお友達。ありがとうJさん。


第8夜☆Shy/コージー大内

2010-12-13 | ライヴ報告

いよいよ最終日!前夜の興奮も覚めやらぬまま迎えた第8夜、夕方のバイユーにシャイさんが入って来た時点で実は私、平常心が怪しかった!それくらいにこの最終日を楽しみにしていました。シャイさんとコージー。それはもう想像するだけで…。

で、想像以上に楽しかった。勿体なくって多くを語りたくないくらい。残念ながら諸事情によりご来店の適わなかった方々残念でした…。ああ、本当にこれで更新してしまおうか。。。


最初はコージー。「今日は飲むぞ」楽しそうに言ってやって来た彼は初めてのお客さんも多数いた為か後半は久しぶりに日田弁のオリジナリを続けて披露。説明も丁寧で親切なライヴをやってくれました。感謝。101212_3 前回出演時、驚くほどの出来の良さに感動し、従業員近田とともに絶賛し本人にも伝えたということがありましたが~好調は維持されているようで今回も素晴らしかった。『大鶴村のサイレン』は絶対に録音するべき時期がきていますね!前回のバイユーで初披露された新曲『月の光』(名曲!)も磨かれてきていました。第一部から熱烈なアンコール。この時点で胸が熱くなりました。コージーさんありがとう。

そしてバイユーの看板アクトの一人シャイさん。リハーサル時のこと、5年前バイユー開店直前に僕の携帯にシャイさんからお電話が…「お店でライヴ、始めたら演るよー」と言って頂き「よーしやるぞ!」と気合いが入った、という思い出話をしました。5年程度で思い出を語っている場合ではないのですが、改めて初心に帰るという意味で身の引き締まるひとときでした。で、本番。

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そりゃぁ心のこもったライヴを見せていただきましたよ。最高。連日連夜どこかの街で演っているライヴのはずなのに毎回「今日は、ここは特別なんじゃないか?」と思わせてくれるニクイお人。例えて言えばB.B.キングも真っ青。そう、かつてB.B.を観た時「もしかして、今日はなんか特別??」と思ったりしたものです。そういう類いのアヴェレージの高さに加え、シャイさんは本当にお店やお客さんと一期一会の関係をその日ごとに丁寧に結んで、旅をして歌っているようです。この点は「大きなショービズの世界で本物のブルースを聴かせる」B.B.とは少し違いますね。強いて言えば本物のパブ・ロッカーです!写真はシャイさんのライヴではお馴染みバイユー今年最後の「シャッターチャンス!」…止まってくれるのです♪101212shy_3

1時間と少し。そして…熱いダブルアンコール、最後の最後はリクエストに応えて『Marry me』。Shyさんありがとうございました。来年もどうかよろしくお願いします。

ほんの思いつきから始まった怒濤の連続企画が遂に終了。期間中足をお運び頂いた方々、御出演頂いた方々本当にありがとうございました。そしていつもバイユーを気にかけて頂いている方々に感謝。楽しかったです。

今度の土曜日は午後7時よりバイユー5周年宴会です!お待ちしております。


第7夜☆藤井裕&ヒロナリ/ル・オードムーゲ

2010-12-13 | ライヴ報告

いやぁ凄かった!参りました。後々までバイユーで語り継がれるであろう強力な演奏。終演後、お客さんも共演者も呆気にとられていましたね。

藤井裕さんの凄みにノックアウトされました。以上!
とこれで終わらせたくなるくらいに凄かった。

第7夜、セミファイナルは『サウストゥサウス』そして『ラフィータフィ』等の清志郎さんとの共作共演で知られる名ベーシスト藤井裕さんと長くニューオーリンズで活躍してきたギタリストヒロナリの『ユー&ヒロナリ』そしてバイユーのお客さまバンド『ル・オードムーゲ』。101211_4
バイユーには慣れきっているはずのハウスバンド、オードムーゲですがフロントマン玉井さんの旧知の先輩との初共演への喜びが伝わったのかピリッと緊張感のある立ち上がり。レギュラードラマーの赤坂が不在で『ロッキンシューズ』&『キノコズ』の遠田くんをゲストに迎えた故かもしれませんが、いつもよりユルさ控えめ。でも「楽しむ才能」に溢れた演奏はいつも通りの盛り上げぶりでした。やっぱり彼らは曲がいいし、楽しく観られますね。

そしてユー&ヒロナリ。これまで数回御出演いただいた時も勿論とっても良かったのですが、今回はとにかく藤井裕さんがバッキンバッキンに決めてくれました。
ベースとギターを持つ割合は8対2くらいでしたでしょうか?ベース&ボーカル、あの独特の憂いのある歌声に強力なベースプレイ。堪能しました。
少しだけ詳細に触れてみると…新曲『青空』はとても良い曲です。将来アルバムに収録されるのが楽しみです。そして中盤に「僕もようやくあの人の曲が歌えるようになりました」と淡々としたMCに続いて歌われたのは『デイ・ドリーム・ビリーヴァー』。

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裕さんの歌声はちょっとやるせなさげというかなんともイイ。その声で訥々と歌われるこの歌はなんとも沁みました。続いて『ヘイ・ジュード』の替え歌?カヴァー?『ヘイ・ユー』。…この曲で感動したのは初めてだったかもしれません。素敵な言語感覚。
後半は怒濤のベースパンク(笑)「音でかくなってごめんな」と言っていましたがでかいというか圧力というかあの迫力。。。もう呆然と見ているしかありませんでした。

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ゲスト参加のドラマー松尾さんのファンキーでテクニカルなスネアとフロアタムによるプレイも素晴らしかったし(表現力には驚きました)、ヒロナリは終始好調で特に後半は流石ニューオーリンズのクラブ上がり!!という素晴らしくファンクなギターを聴かせてくれたのですが、御大にあれだけ強力にキメられるとやっぱり分が悪い!これは強調しておきたいのですが、ヒロナリ&松尾さんふたりの素晴らしさあってこその好プレイだったのに「読後感」をみーんな持って行かれてしまったような感じでした(笑)。。。流石、日本を代表するベースプレイヤーの一人!

帰りレジで支払いを済ませるお客様方から感動、驚きの声が次々と…。
コーフンの夜でした。


今夜はフジーユー&ヒロナリvs ル・オードムーゲ

2010-12-11 | イヴェント案内

5周年月間もいよいよ最終週!
本日12月11日(土)は
ユー&ヒロナリ(藤井裕&ヒロナリ)が登場!
共演はバイユーのハウスバンド『ル・オードムーゲ』。
19:00開場20:00開演 料金2000円(+1drink)

なんともバイユーらしい組み合わせ!

藤井裕(ex上田正樹とサウストゥサウス、ex忌野清志郎リトル・スクリーミング・レヴュー、exラフィータフィー 他)
ヒロナリ(from GO-AHEAD、ex Kirk Joseph's Backyard Groove、ex Johnny Adams Band、ex Cyril Neville Band 他)

明日はShy/コージー大内!!


5周年宴のお知らせ

2010-12-10 | イヴェント案内

早いもので5周年月間もあとライヴ2本を残すのみとなりました。
☆土曜日は藤井裕&ヒロナリ/ル・オードムーゲ☆日曜日はShy/コージー大内
その後は…以前から日程のみスケジュールページで告知しておりましたが~今年もバイユーの誕生日を祝う宴を開催いたします。

次の次の土曜日、12月18日の午後7時開宴。

『バイユー5周年宴』!
今年は久しぶりに会費3000円飲み放題、料理付きで開催いたします。えー皆様、暮れのお忙しい時期かということは重々承知しております。毎年言っておりますがこんな時期に開店したバイユーが悪いのです。もし可能ならば是非、足をお運びいただければと思います。
いつもお馴染みのお客様はもちろん。ひさしぶり!の方こそこの機会に「…まだやってるの?」と覗きに寄ってやっていただければ幸いです。

例年通り特にこれといったことはしないゆるりとした宴会です。「5年かぁー」と楽しい時間が過ごせれば、と思っております。どうかよろしくお願い申し上げます。


カーミット・ラフィンズ『HappyTalk』

2010-12-09 | 音楽

今やニューオーリンズの顔、と言ってもいいかもしれません。Kermit Ruffinsの2010年度の新作『Happy Talk』も紹介し忘れていた1枚です。

Kermithappytalk

最低でも年に1枚、去年はクリスマスアルバムも入れて2枚。今年もサントラに参加したりと急がしそうです。このリリースペースの順調さはズバリ「売れているから」に他ならないでしょう。毎回そんな新味があるわけではありませんが、絶対に間違いなくニューオーリンズの香りを堪能させてくれる希有なミュージシャンであるということが広く認知されているのだと思われます。
今作も1曲目からもうなんだかニューオーリンズへ来てしまったみたいです。ビッグバンドスタイルで軽快に飛ばします。3曲目のサム・クックナンバーをいつものカーミット節で歌いだしたとたんに、もう深く考えて聴く気なんてなくなってしまいます。いやあ今回も楽しいなあ。
この『Aint That Good News』は前作のジミー・クリフと同じくアルバムの看板曲ですね。続いて『La Vie En Rose』とカヴァーの幅も相変わらず広い。なんでもかんでもサッチモスタイルで聴かせているだけ、と思う人も多いのかもしれませんが、カーミットの音楽には、海を隔てて漂ってくるラテンのスパイスが絶妙にミックスされていてその歌声もけっしてサッチモそのままではありません(似てはいますが)。あからさまでない混合テイスト。ファンキーさ具合ひとつをとっても古き良きニューオーリンズだけに留まらず、当然ですがファンク以降のリズム解釈やキレが感じられます。温故知新、とでも言えば良いのでしょうか?一見古いだけに見せかけているところが憎いですね。オリジナル曲『I Got a Treme Woman』もかっこいい!

ジャケット、本人の後ろに見えるのはホームとしているライヴハウス『ヴォーンズ』でしょうか?

あああ~行きたいな。と思わせる1枚です。


30年目の日出ずる国。

2010-12-09 | 日記・エッセイ・コラム

今日12月9日はジョン・レノンが凶弾に倒れた日。

世界中で昨日ジョンの命日というニュースが流れたけれど
Far East、日出ずる国であの日の記憶を脳裏に刻んだ者としてはやっぱりカレンダーや新聞で12月9日という日付を見ると、なんとなく思い出すのです。

事件が起こったは日本時間の9日。
ニュースが流れたのが昼過ぎで、僕が知ったのは夕方。

部活を終えて冬だというのに汗まみれの身体を冷ましつつ帰宅したら
母親に「あんた、知っちゅうかね?ジョン・レノンが死んだぞね」
と言われたことを今もクッキリと思い出す。
中学2年生でした。部活帰りだったから平日だったのだろう…今調べると火曜日ですね。30年、便利な時代になったもんだ。。。
まだ実家は古い建物で庭から回ってすのこを踏んで家へ入っていた頃だ。何故だかあの頃玄関から出入りした記憶があまりない。庭に続く床まで有る窓から入ったら左上、台所に続く壁に古い時計が掛かっていたことまで思い出せる。

日付が早くやってくる日出ずる国、Far Eastのテレビやラジオの前…
昨日12月8日のジョン関連の海外ニュースは
地球は思ってる以上に丸くて広くて、
決してみんなが同じ今日を生きているわけじゃぁないことを思い出させてくれたりするのです。

昨日のこと。友人の女性が「職場で朝からずーっとジョンの曲が流れ続けてる。スローな曲ばかりで眠くなって困る」というような事を言ってた。

うーん、特にコメントは差し控えるけど
そんなもんなんですね。

確かに年間を通しても『Imagine』と『Happy Xmas』ばかりを聴く事が多いようだ。まぁ亡くなった時みたいに『Let It Be』や『Yesterday』が流れたりしなくなっただけでも良しとするべきなのでしょう。

…昨日いろんなところで『Imagine』を何度も何度も耳にしたあなた!今夜はローリークックの『偽りの英雄』を聴いてジャコ・パストリアスやアポロ計画 に想いを馳せては如何でしょうか?12月に入ってからずーっと、今日も朝から『Happy Xmas』を聴かされてるアナタ!今夜からザ・ワルツの『127E×26N(HappyNew Year)』を聴いて、いやアルバム『OKINAWANN CHRISTMAS』を聴きつつクリスマスに備え、夜の部屋でひとり踊ってみようじゃありませんか♪
ほら、『Imagine』や『Happy Xmas』も違って聴こえるように。。。。

Photo …普段あまり気にしない「この日」なのですが、30年という響きには感慨を覚えてしまいました。


ロニーの新作『I Feel Like Playing』

2010-12-08 | 音楽

今朝、車の中でInterFMを聴いていたらいきなり聴き覚えのあるビートが…。「お!これは!?」と思って待っていると期待通りのギターのイントロ。ロン・ウッドの『I Can't Feel the Fire』が流れたのでした。
一気に気持ちが高揚する私、と同時に思い出しました。
とっくに届いていたロニーの新作をブログで紹介するのを忘れていた!!

で、慌てて紹介します。コレです、9年ぶりの新作『I Feel Like Playing』です。

Ifeellikeplayingronniewood_2

彼らしく自筆の絵のジャケットに包まれた本作はなかなかの佳作です。傑作まであと少しの佳作。楽しんでます。バイユーに夜毎集うオジサマ方からは「アタマ3曲までやな」とか「最初はちょっといい感じだね」という厳しい声が聞こえてきますが、いやいやそんなことはありません。6曲目まではイケます!というのは半分冗談としても地味渋で内向的な手触りだった前作『Not for Beginners』よりはロニーらしい開かれたアルバムです。ちょっと張り切り過ぎのラウドな数曲がいまひとつ馴染めませんが、いい曲が揃っています。親しみやすい作品ですが、奏でる側の重心の低い感じが伝わってきて手応え十分です。2010年にスプーンフル??というカヴァーはまぁご愛嬌ですが。

うーん。ストーンズの最近のスタジオ作よりは好きですね。

実は…若い頃の作品よりギンギンなサウンドのアルバムをリリーすする最近のストーンズはなんだか無理してるように感じられて正直、楽しくないのです(ロニーにもラウド路線は控えて欲しいもの)。ストーンズの魅力ってあの比類なきロックンロールだけでなく「なんでこなことやるの??」っていうストレインジなオリジナリティや自由さだったように思うもので…。『ダンシング・ウィズ・ミスターD』しかり『ホット・スタッフ』『ミス・ユー』もしかり『エモーショナル・レスキュー』に『アンダー・カヴァー・オヴ・ザ・ナイト』。『ラヴ・イズ・ストロング』だって「え~?(笑)」だったよなぁ。。。先端のサウンドを咀嚼しオリジナルに置き換える貪欲な雑食バンドぶりながら、ビミューにハズし気味なところがあの摩訶不思議ファンキーさにつながっていたのではないでしょうか?強烈な時代性を持っているようでそこからズレてしまうほどの自由さ加減。そんなところが薄まって「まだまだバリバリだぜ!」ばっかりになってしまったような気がします。思えばストーンズが最後にストーンズらしく不思議さんだったのはアルバム『ヴードゥー・ラウンジ』までですね。あのアルバムは冒頭の、ハズし加減が微妙すぎてなんだかよくわからないストレートブルース(オリジナル!)に始まり~いつものストーンズなようで変なビートや雰囲気の曲が沢山収録されていてなかなか楽しめました。『ムーン・イズ・アップ』なんかも不思議だ。次のライオンジャケのバビロンからはラウド路線が基本になっていったようで残念ながらタイトルと曲が一致しないのが何曲もある…。今でもライヴは最高なんですけどねー。ライヴはますます自由になってる!特にキースが(笑)

とそんなことを考えてしまうくらいに楽しめるロニーのニューアルバムなのでした。ロン・ウッド好き!という方は絶対に買って損はありません。

そうそう、ひとつトピックが。今作にはバックヴォーカルでボビー・ウーマックがクレジットされています!!近年すっかり活動が滞っているラスト・ソウルマン。それほど目立ちませんが「大丈夫なのかね?」との懸念を払拭してくれて一安心です。

 



ドリモグダァズだぁ!

2010-12-07 | 音楽

いやぁカッチョイーですドリモグダァズ
映像も音質も決して良好ではないけれど喧噪とロックンロールの匂いが漂ってきます。客席のあちこちで蠢くリズムの渦がなんとなくとっちらかってるのはご愛嬌。それさえ夜の街の喧噪に感じられます。アタマで考えるんじゃなくってカラダで感じるんですね、いや、背中から腰のあたりかな?ファンキーなんて枠で聴いてると楽しめないぜ~
ついさっき発見したのでした♪

その先はスパイダー?ビンボー!!


追悼LIVEの夜

2010-12-06 | ライヴ報告

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昨夜は吉祥寺のライヴハウスPLANET Kにて昨年同日にお亡くなりになられたバイユーゲイトのお客様梅地洋二さんの追悼LIVEに参加してきました。

私は司会と歌という重責を担い緊張の一日でした。

企画立案され実現のために奔走された玉井さん(梅地さんの在籍したル・オードムーゲのフロントマン)のつけたサブタイトル「もう1年か梅地さん」の通り、1年も経ってしまったことが信じられないくらいにまだまだ御通夜や御葬儀の記憶は鮮明です。ご遺族の方におかれましては我々以上にまだ生々しいであろうことが想像され、どのような雰囲気の会にしたものか…司会を務める者としては考え込んでしまったのですが…。一緒に司会を担当した梅地さんの中学時代からのご友人高橋さんのアドバイスとリードもあって方向性も決定。そしてなにより古くからのバンド仲間の皆様の演奏、そしてその言葉が楽しくも相応しい雰囲気を作っていって下さったのではないでしょうか。

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このイヴェントをなんとかして開催したかった玉井さんの想いに少しでも応え、参加されたご友人の方々のお邪魔にならなかったのなら自分としては良い夜だったと思います。そして…ご来場いただいた奥様、息子さんに失礼がなかったのなら良いのですが、、、、
そして玉井さんのこの企画が、ご家族やご友人の方々に何かを残せたのなら素晴らしいなと、お手伝いさせていただいた者として心より思っております。

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『のろ』の加藤さん、『FLAT』のYONさんという先輩方を差し置いての大役、ひたすら恐縮の夜でした。先輩方にまわすべき気にもステージ上では気づかず、申し訳なく思っています。あーだめだなぁ、と疲労感が残っていたりもします。
でも梅地さんのおかげでまた新たに多くの方と親しくなる機会を得ましたし、お粗末なものではありましたが10数年ぶりにライヴハウスのステージで歌うこともできました(それも憧れのオードムーゲと!)。玉井さんの昨夜の最後の言葉と同じく「ありがとう梅地さん」という気持ちで、今夜からまた気持ちを引き締めて頑張っていこうと思います。
101206 写真は~梅地さんの大好物「のろのマカロニサラダ」が店主加藤さんにより手間ひまかけた出張販売される!の図~梅地さんのギターを客席から上がった友人の方々が回し弾き中『火の玉ボーイズ』~トリを務めた『ル・オードムーゲ』~当日の入り口~そして梅地さんの席も用意された打ち上げも終え、帰る時に見た吉祥寺駅前のイルミネーション。
「2010」の文字が1年経ったことを伝えてくれました。


第6夜☆ジミー矢島&ジミー矢島バンド

2010-12-06 | ライヴ報告

いつしか5周年スペシャル企画も後半戦となっていました。早くも第6夜。ご出演いただいたのは『ジミー矢島』さん!長くミュージシャンとしてのキャリアを持ち、そのうえかつては、ここ三鷹の地で音楽が聴けてライヴも観れる伝説的な“蕎麦屋さん”『からまつ亭』を経営していた武蔵野ルーツミュージック界隈での著名人であります。…私、大変お世話になってます。
現在は遠く八ヶ岳に居を構え、ライヴの折にはるばるやって来るジミーさん。バイユーには開店以来何度も御出演いただいているとても重要なミュージシャンの一人なのです。
じつは今回は旧『からまつ亭』で生まれたハウスバンド『からまつ楽団』で共演されていた『武蔵野ミニー(元・わたりべふみ)』さんとのジョイントライヴという形で企画しておりました。現在の音楽のテイストは若干違えどルーツは同じ、師匠格ともいうべきジミーさんとの対バン?ライヴを楽しみにしていたのですが残念ながら武蔵野ミニーさんの御家庭の事情により出演キャンセルとなってしまい、ジミーさん単独での出演となりました。
しかし、ならばと?バンドを引き連れてやって来たジミーさん!スティールパンを含むスペシャルなバンドで奥深いサウンドで楽しませてくれました~増吉俊彦(b)小西弘人(steelpan) ,渡辺紀夫(ドラム)~

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特にスティールパン好きの僕にとって後半はホント楽しかったのでした。
バイユーのお客様でベーシストとして豊富なキャリアを持ちながらこれまでバイユーではギターしか弾いたことのなかった増吉さんが初めてベースプレイを聴かせてくれたのも個人的には大きな出来事でしたね。堪能しました♪

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ジミーさんのギタープレイにはいつもながら唸らされましたし、サポートする渡辺さん&小西さん&増吉さんのビートも心地よく、初冬の夜らしい良いライヴでした。


「忍」ぶ会

2010-12-06 | ある日の出来事

『梅地さんを忍ぶ会』。昨夜の追悼LIVEに先立って金曜日にひっそりと?バイユーで開催されたのがこの集まり。『偲ぶ会』ではなくて『忍ぶ会』。企画したTマイさんのつけたタイトルどおり?通常営業の中、ひっそりとタイミングを見計らって故人の生前最後の演奏姿のビデオを観ようという会でした。
日曜日のLIVEでステージに飾られることになる梅地さん愛用のテレキャスターがギタースタンドに立てられて、短い時間でしたが和やかに映像を鑑賞しました。ゆったりとした時間の流れる良い会だったと思います。

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しばしビデオ上映にお付き合いいただいたお客様には「失礼いたしました」そして「ありがとうございました」と御礼を申し上げます。
しかし映像というのは凄いものです。まるで何事もなかったかのようでさえありました…。