バイユー ゲイト 不定期日刊『南風』

ブルース、ソウルにニューオーリンズ!ソウルフルな音楽溢れる東京武蔵野の音楽呑み屋バイユーゲイトにまつわる日々のつれづれを

土曜の夜はコージー大内!

2008-10-08 | イヴェント案内

来る10月11日(土)はコージー大内が久しぶりにバイユーで演ってくれます。
Photoギター弾き語り、咀嚼しきったライトニン・スタイルに日田弁(大分県)のオリジナルブルース。
ライトニン大内を名乗っての長きに渡る活動 を経て、今や『弁ブルースの旗手』として音楽界以外からの注目をも集める存在となったコージーが ”大分凱旋LIVE”など充実の夏を経て久しぶりのバイユー登場。
音楽誌で 「2008年最大の発見」とも評されたコージー。バイユーでのミックスダウンが遠い昔のことのようです。

レコ発LIVEにいらっしゃった方々、今回もお待ちしております。そして未だ未体験という方こそ
是非!


スパバン on the Bayou

2008-10-06 | ライヴ報告

昨日のバイユーは急遽決定した”高知の街のスーパースター”『スーパーバンド』の東京LIVE。
全国47都道府県路上ライヴツアーを敢行中(なんと鳥取から車で三鷹入り!!)の彼女たちが、東京でのLIVE予定がトラブルで開催不能となったため旧知のバイユーに初登場となったのでした。なんといっても急遽も急遽3日前に決定という素晴しさ。六本木から三鷹への急な会場変更に加え、雨模様。決して良い条件とは言えなかったのですがバイユーには開店前に長い行列ができ、満員となりました。流石!081005
ドラ(左)とゴッチ(右)が職場のスーパーマーケットで知り合って生まれたスーパーバンド。昨年は『高知しばてん魂レヴュー』にも参加頂き、事務所社長のNさんは共通の友人多数。旧担当者のVクターAさんはかつてチェスレーベルの日本盤化を担当したことがあるという遠縁。そしてドラさんは僕の小学校の後輩という年功序列的な?問題もあり、陰ながら応援しているのです。それゆえ今回の急な応援要請に応えることができて、自分としては嬉しかったのでありました。

さて本番。普段のバイユーLIVEとは大きく違うのは彼女たちの爽やかさと元気。「俺も近頃元気ないけんど…みんなぁも無理に元気出さんでもえいきねぇ、まあ座って飲みながらゆっくりしていって」などと言うブルース歌手とはやはり違います!!バイユーはすぐに大きな手拍子と歓声に包まれました。沢山のライヴをこなしているミュージシャンらしい充実のパフォーマンス。雨の中ご来場頂いたお客様方、狭い会場でしたがお楽しみ頂けたことだと思います。これもひとえにスパバン(通称)2人のおかげ。迎えたわれわれも楽しい時間を過ごすことができました。
元気いっぱいの歌の数々、MCも楽しかったなぁ。「ぎっちりやられよった」…ぎっちりって久しぶりに聞きました(笑)「標準語やとびっしりやりよったやろう?」それも土佐弁。…堪能しました。
そうそう、なにより楽しんでいたの本欄に連日登場のバイユー従業員・Kサハラ嬢。ライヴ中はテンション高め。終演後は店主様の許可を得て、ファンの列の最後尾に着き、一緒に写真を撮ってもらうなど越権状態の盛り上がり。081005_4 CDも購入、ツアー中のファンの寄せ書きボードにも記入してました。彼女たちには人を盛り上げる力がありますね。

ファンとの交流も盛り上がり…無事終了。
「いかん、こら帰れるろうか…?」とか言いながら店をでるブルースマンなどとは違って、元気に挨拶して帰ってゆきました。

爽やかで心地良い夜でした。
教会でブルースを演っている罪がほんの少しでも洗い流されたかな?日々の汚れを落とすためにやって来たYくん。綺麗になったかな?


秋の昼夜共に不思議

2008-10-05 | ある日の出来事

少し気温が上がった昨日、気持ちの良い秋晴れの中を自転車で三鷹に向かって走っていました。午後1時過ぎくらい、場所は玉川上水端。左手に浄水場を見ながら自動車的には逆一通(一方通行)の真っ直ぐな道を抜けて、三鷹駅前に向かって一直線の道路。左側は住宅街で右側は玉川上水。そんなところをスーっと走っていると何やら騒がしい。
虫の声?通り過ぎつつ「~んぅ。蝉かぁ」。セミ!?思わず自転車を止めて引き返してしまいました。確かに蝉だ。必死に鳴いてる。081004_2 ここ数日気温が急激に下がって孵化出来なかったサナギが、今日というチャンンスを逃さず地上に出て来たのでしょうか?騒がしい木の下でお仕事休憩中の方と目が合ったので「セミ、ですよね?」と声をかけると。「そうだねー最後のセミかな?」とのこと。夏の聞き納めの秋蝉でした。10月の蝉、驚きました。

夜になりバイユーは恒例秋の宴、戻り鰹会。従業員Kサハラの頼もしい働きも有り、滞りなく終了。深夜2時少し前、三鷹駅の北口西側。JRの線路を大きな道路がくぐっている交差点。土地勘のある人には婆娑羅の前、西に渡ると高円。南に渡るとバイユーのお友達!レゾナンスワークスビル(当ブログカテゴリ健康法師「穏やかでソウルフルな整体」参照)と言っておきましょう。そこで信号待ちしていたら。左前方の空に突如不思議な物体が…。最初は暗がりから飛行機かヘリコプターがぬっと現れたのかと思いました。白青い大きな球体。それがぬぬぬぅっと右に向かって動きゆるゆると速度をあげて最後はスゥっと右の夜空に流れていってしまいました。「あ」っという間ではなく、「ん?なんだアレ。でっかいな。動いてる…流れ星!?願い事しなきゃ。あああ流れた!」というくらいの時間はあったのでした。しばし呆然。「…いやあ、でっかい流れ星見たなあ…。昔、佐渡島で見たでっかい流れ星より大っきかったなぁ」としばし反芻した後、自転車を再び西へと走らせていると…。武蔵境に近い路上で、気になる人影を追い越しました。今日何度目かの「??」。はっと振り返るとKサハラ父ことMサルさんでした。歩いてKガネイまで帰宅中とのこと。元気やね~。気をつけて下さいね。という会話をしていると、ナントさっきの流れ星の話に。同じ角度で空を見ながら歩いていた我々は、同じモノをしっかりと目撃していたのでした。見てない人に「こんなの見たよー」と話すのと違い、なんといっても当事者同士、確認作業。熱く盛り上がったのでした。
Mサルさん曰く「アレは流れ星なんかじゃない!あんな流れ星があるか??ないよ」。うーん。そう、それは確かにそうなのですが、なんとも言い様がありません。実は自分でも「流れ星」と思い込もうとしながら頭の中に小さな不思議マークが点滅していたのではありました。Mサルさんは10年ほど前の佐渡島の海辺で見た不思議な物体以来の体験だとコーフンしております。

…実は彼がそれを目撃したとき、海を背にMサルさんと向かい合って立っていたのは僕でありました。そして前述の佐渡のでっかい流れ星。野外で飲みながら夜空を眺めていた時…僕とMサルさん、そしてまだ小学生だった従業員Kサハラ嬢も一緒だったのでした。
不・思・議。


フジーユー!

2008-10-03 | 音楽

Photo『フジーユー』!最近気に入っている大好きなアルバムです。
本作の主役は藤井裕。元・上田正樹とサウス・トゥ・サウス。そして忌野清志郎リトル・スクリーミング・レヴュー、ラフィータフィー 他…とにかく昔っからソウルフルなバンドサウンドでベーシストといえば彼の名が思い浮かぶ、というベテランミュージシャン。近年は忌野清志郎の相棒としてバンドを支えてきた彼が昨年『フジーユー』として自ら曲を書き歌った、素ン晴しくて素敵なソロアルバムをリリースしております。
とにかく素晴しい!最高です。シンプルなサウンドに素朴な語り口の歌。1曲目からビンビンに感じるというか、くすぐられるというか2曲聴き終えた時点で「傑作だ!」と言ってしまった気の早いワタクシです。でも間違いじゃなかった。とにかく、万人にウケル音楽を目指しているのではないのだろうけれど、ロックンロールを愛する人種の心にダイレクトに届くよう丁寧に、時に軽やかに練り上げられたロッキンな名盤です。本盤の中や帯ウラの写真にあるようにキヨシローと協力して作り上げられた、いわば共作的な匂いも漂う本盤は忌野愛好家の方々の支持も大きいようです。しかし、そのなかでゆらりと立ちのぼるフジーユーの個の匂い。永きに渡りバンドマンとして活躍してきた凄みが飄々とした佇まいながら隠せません。
こんなにお気に入りなのですが、実は発売は昨年。そして(知っていたのに)聴いたのは最近、なのです。お恥ずかしい。なので偉そうなことは言えないのですが、一聴そして購入を強くお薦めいたします。
ところがなぜかこのアルバム、現在結構入手が難しいようなのです。信じ難い!!
最近はシンガーとしての活動も活発に展開中の藤井さん。このアルバムは品切れというわけではなくライヴ会場では買えるようです。
そして!丁度いいタイミングで今月、
10月12日にバイユーゲイトでライヴが有ります!!
是非ライヴ後のご購入をお薦めいたします!

凄い、ベタベタやけんどオチになっちゅう♪


IGUANAS!ひっさしぶりのニューアルバム!

2008-10-01 | 音楽

いつのまにやら9月も終わり、今日から10月です。
10月はいろいろと豪華なライヴがひかえているのでご紹介&ご案内を…と思ったのですが
10月初日はまずはコレを!Iguanas08
私の愛する、バイユーの愛する THE IGUANAS の本当~に久しぶりのニューアルバム『You Should Ever Fall On Hard Times』が到着しました!!

ルイジアナ近辺で人気を誇るルーツロック・バーバンド。ルイジアナのザ・バンドか!?バイユー気分のロス・ロボスか!?とも "私に" 言われるイグアナス。新譜はたぶん5年以上ぶりだと思います。
前作は、はっきり言うと彼らの作品の中ではほんの少し落ちるかなあという手触りだったのですが、それでも自分は『ブルース銀座』年間ベストアルバムの10枚に選んでいるのですから、いかに好きか!ということなのであります。
とにかく待っていました。
昨日、聴きはじめて1曲目。ワンコーラス、歌が終った時点で「やっぱイグアナスはえいわー!」と唸り、従業員チカダに無理矢理同意を求めた私。なので、一聴して地味目な彼らの魅力をどう伝えれば良いかということがなかなか思いつきません。いつもお世話になっているMさんには「イグアナスを全部揃えるくらいだっらカウシルズを揃えなさい!」と言われるほどの偏愛ぶり(笑)。
だってサイコーなんだもん。という感じですから。しいて言えば、ブルースやソウルにテックス・メックスなどなどアメリカ南部からメキシコあたり~その近辺の音楽をまとめて煮込み、ルイジアナ風味で味付けて届けてくれる極上のバーバンドゆえということでしょうか。そのサウンドが油ギトギトでなくサラリとしているのも特徴ですね。各メンバーが楽器を持ち替えたりもします。
今回、バンドのフロントでサックスを吹いていたデレク・ヒューストンが脱退してしまい、どうなることかと心配していましたがイグアナスはイグアナス。今回もそんなイグアナスらしいゴッタ煮ながらドロドロではないルーツロックがたっぷりと入った音盤です。近作はなかなか購入し辛かったのですが今回は日本のアマゾンで買うことができます!是非お早めに。